別れの春、出会いの春。今だから読んでほしい物語
いざ別れの場面では冷静を装ったつもりでも、離れて少し経ってから、じわじわと「もっと一緒に過ごせば良かった」「もっと大切にすれば良かった」といった感情が湧き上がってきて、ちょっと自分を見失いそうになることも、春にはつきものです。
そんなときは、ぜひ、心温まる絵本を開いてみてください。きっと大切な何かを思い出させてくれるはず。
大切なものは目に見えない―。忘れかけていた事を取り戻せる名作
星の王子さま / サン=テグジュペリ[著]、池澤夏樹[訳]
何があっても決して諦めない、小さな魚の物語
スイミー / レオ=レオニ[著]、谷川俊太郎[訳]
ふわふわで愛らしいうさぎの、愛の物語
しろいうさぎとくろいうさぎ /ガース・ウイリアムズ[著]、松岡享子[訳]
※画像はイメージです。
楽しく遊んでいても、くろいうさぎは、いつも何か不安を抱えています。「このままずっと、二人で楽しく一緒にいることができるかな」という漠然とした不安です。しろいうさぎは、そんなくろいうさぎに寄り添って、その漠然とした不安を、優しく受け止めてあげます。
この絵本の大きな魅力は、幼い子どものとき、学生のとき、大人になったとき…と、読むだびに違う感じ方ができること。どう感じるかは、読んでみてのお楽しみ。ぜひ、一語一語味わいながら読んでみてくださいね。
子どものピュアな気持ちに、はっとさせられる絵本
ぼくはきみできみはぼく / ルース・クラウス[著]、江國香織[訳]
あいっていうのは ハガキをだすこと
ほかの ひとに だすよりも たくさん──
孤独なキツネの、冒険の物語
キツネと星 / コラリー・ビックフォード=スミス[著]
涙なしでは読めません。女の子と猫の、感動のお話
ねこをもらったよ / 木下綾乃[著]
お気に入りの一冊を開いてみよう
あなたの心に響く絵本はありましたか?気になる絵本があったら、ぜひ手に取って読んでみてくださいね。
きっとその絵本はあなたの人生に寄り添って、大切なことに気づかせてくれる、かけがえのない存在になるはずです。
春は、「別れ」と「出会い」が多い季節ですよね。新たな挑戦、新たな環境に身をおいたりと、エネルギッシュに心機一転を図ることが多い一方、いつも一緒に過ごしていた人と離れたり、引っ越しで愛着のあった物を処分しなければならないことも…。