日本人に馴染み深い冬の果実「柚子」
柚子の活用方法
１.まずはやっぱり『食べる』
柚子の皮をむき、千切りにするだけですが、香り高い柚子はこれだけで料理のアクセントになります。
爽やかな香りが◎。
日本人の体に染み付いた感覚でしょうか、なぜか「冬だなぁ」とほっこりした気分になります。
柚子の皮の内側にある白い部分は丁寧に削ぎ取ってから刻んでくださいね。
刻んだ柚子の皮は、魚や肉の上にちょこんと乗せれば彩としても素敵です♪
こちらも簡単、柚子の皮のすりおろし。
綺麗に洗った柚子の皮をおろし金ですりおろすだけ。
こちらは、ソースや鍋、汁物など、幅広く使いやすいです。
柚子の香りが馴染んだソースやスープは、ほっとする冬らしい味になりますね♪
青柚子が出回るのは初夏からですが、一応ご紹介。
ぴりっと辛いけど、しっかりと柚子の風味を残した柚子胡椒は、保存もきくし、ちょっとした風味付けに大活躍！
作り置きしておけば、鍋やソースはもちろん、ステーキなどにつけて食べても美味しいです。
へたと種を取ってみじん切りにした青唐辛子と、すりおろした柚子の皮と柚子の果汁に塩を加えてすり鉢でゴリゴリするだけ！
実は簡単に作れるんです。
砂糖と柚子があれば出来る簡単な柚子ジャム。
ヨーグルトに混ぜてもいいし、パンやシフォンケーキなどにも良く合います♪
冬のうちカフェはこれで決まり？
こちらも簡単。
スライスした柚子をハチミツに漬けるだけ。
レモンのハチミツ漬けと同じ要領です。
お湯にといて飲んだり、ヨーグルトに混ぜたりと使える用途は広いです。
一つ作って冷蔵しておけば色々使えて便利ですね♪
ほっとする甘みと柚子の香りを楽しむ柚子茶。
柚子ジャムの要領で砂糖と柚子の皮と果汁を10分ほど弱火で煮詰めて作った柚子茶ベースをお湯にといて飲みます。
上のハチミツ漬けをお湯でといても、ちょっと変わった柚子茶になりますね♪
ホワイトリカーに氷砂糖と柚子、柚子の皮を漬け込んで作る柚子酒！
漬け込むだけだから簡単♪
大人の楽しみ方ですね！
2.消臭・芳香剤として柚子を使う
柚子をそのまま玄関やトイレに置いておくだけで消臭剤や芳香剤の代わりとして活用できます。
柚子は腐りにくいので、そのまま置いておくだけでも数ヶ月は腐らないそうです。
3.冬至に入れば風邪を引かない？柚子湯
柚子の香り成分は揮発性が高いため、お湯に柚子をつけると、その香りがいっそう強く感じられます。
天然のアロマとして、リラックス効果を発揮してくれますよ♪
柚子湯の歴史は江戸時代ごろからだそうです。
冬至に柚子湯に入ると一年間風邪をひかないといわれているそうですよ♪
4.美肌効果のある柚子の種で作った化粧水
柚子の種を焼酎に漬け込むと美肌効果のある化粧水になります。
肌との相性もありますのではじめての方は少し塗って試してみるといいかもしれません。
香りも良くて肌との相性もよければ継続して使いたいですね♪
意外と知らない柚子の豆知識♪
柚子には3つの種類があるって知ってました？
果実の香り高く、果汁は酸味が強いのが特徴です。
一般に「柚子」という場合これをさします。
日本では高知県でもっとも多く生産されているそうです。
花柚子は本柚子よりも少し小さな柚子です。
花の香りは本柚子と変わりませんが、果実の香りは本柚子にやや劣るそうです。
価格も手ごろでスーパーなどでは柚子として売られているかもしれません。
こちらもマーマレードなど、柚子と同じように使える柚子です。
こちらが花柚子の花。
可愛らしい小さな花なので、観賞用としてもいいですね♪
花の香りが強いので、料理のつけ合せなどにも用いられています。
獅子柚子、鬼柚子とも呼ばれる巨大な柚子。
柚子という名前がついていますが、本柚子や花柚子とは別種の植物です。
大きいもので直径２０センチ程度にまで成長するようです。
生食には向きませんが、香りも強く、柚子湯に入れたり、マーマレードなどにして食べたりします。
おわりに
いかがでしたか？
香りが良く、鮮やかな色合いで食卓を彩ってくれる柚子。
様々な使い方が出来るので試してみてくださいね。
独特の香りと、鮮やかな黄色が特徴的で、鍋やその他日本料理の薬味には欠かせない柚子は、11月下旬ごろから熟れた黄色い果実が出回り始めます。
まさに今が旬！そんな柚子の魅力的な活用方法をご紹介します。