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主にその日の行動や出来事を記録するライフログですが、覚えて置きたいことや行きたい場所などを簡単にメモ書きしたりと、記録内容や書き方は自由です。日記のように内省的なことを書く必要はないので、文章が苦手な方でも気軽に続けられるのではないでしょうか?
スマートフォンのアプリやブログにつける方が多い時代ですが、その日撮った写真や訪れたお店のショップカードなどとともに、アルバムのようにまとめてみるのも素敵ですよ。撮ったきりデータのままになっている写真を使って過去の旅の記録をまとめてもいいですね。
何年か後に見返すのが楽しみになるような、コラージュを使ったオリジナルのライフログ作りのヒントをご紹介します。
ライフログとは、名前の通り生活(life)を記録(log)するもので、日々の体験や気づき、覚えておきたい情報などを紙や手帳、またはスマートホンやブログなどにデータとして記録していくことです。
必ずしもその日の出来事を書かなければならないわけではありません。健康に気を付けたい方はその日食べたものや飲んだサプリメントを記したり、お出かけが好きな方は訪れたカフェやお店など、また行きたい場所を記したり。何を記録するのかはあなた次第です。
心に響いた言葉や読んだ本、慶弔のマナーなどのように、見る度にポジティブな気持ちにさせてくれる言葉や覚えておきたいことを書いてもいいでしょう。
体験を記録しておくことで後で見返すことができるライフログは、自身の体験を客観視できるので、トラブルに陥ったときに自分の考え方や行動などから気づきを得ることができます。
また、自分のやってきたことが少しずつ蓄積されて形として残るので、自分に自信を持つことができ、記録内容によっては様々な場で活用できるネタ集めにもなるでしょう。
特に紙の手帳に記録するというアナログ方式は、データと違って誤って削除してしまうこともなく、ページを捲りながら思い出に浸る楽しみがあります。手に取って実感する1冊の重みもなんだかうれしいですよね。
見返す楽しみという点では、文字だけでなく写真を貼ったりイラストを添えたりすることで、より素敵でオリジナリティに富んだライフログとなりますよ。
三日坊主にならないために。ライフログを続けるコツは?
出典:www.instagram.com(@hightide_japan) 夜寝る前に書くといった習慣づけもそうですが、楽しんで行うことがとにかく大切です。そのためには、毎日開きたくなるようなお気に入りの手帳を見つけ、色分けやマスキングテープなどで、見たときに楽しくなるような自分好みのアレンジが必要です。
プライベートに関することはペンの色を変えて書いたり、良いことがあった日にはお気に入りのシールを貼ったり、自分なりのルールを決めましょう。
内容も毎日書きたくなるようなことでなければ続きません。例えば、ファッション好きな方なら街で見かけたお洒落な人の服装をイラストで描いてみたり、料理好きな方なら作った料理のレシピや感想などを書いてみるのはどうでしょうか。
このように趣味に繋がることやうれしかった出来事、楽しみにしていることなどのように、忘れたくないことは記録しておこうという意識が働くものです。
ネガティブなことでも、ストレス解消方法になるなら、その日起きた嫌なことを手帳に吐き出すというのもありかもしれません。
出典:www.instagram.com(@hightide_japan) 日常や旅先で写真を撮ったはいいけれど、データのままで見返すこともないという方が多いのではないでしょうか?特に旅行中の写真はアルバムのようにまとめて見返したいけれど量もたくさんあるし、なかなか面倒ですよね。
そんな時は、旅先で起きた主な出来事に沿ってお気に入りの数枚だけでもノートに貼ってみてはいかがでしょうか?長い文章で記録しなくても写真があればすぐにその時の記憶が思い出されますし、何より見て楽しいライフログになります。写真の間はキャプションやステッカー、イラストで埋めましょう。
訪れたカフェやお店の記録は、ショップカードを1枚貼るだけでお洒落に。お店によって形が違ったり凝ったデザインのものもあるので集めたくなりますよね。住所も書いてあるのでまた訪れたいときに便利です。
自分の経験や行動だけでなく、気になったことやものを記録するのもライフログ。雑誌で見つけた気になる雑貨やインスピレーションを受けたアート、参考にしたい情報などを切り抜いて貼っておけば、いつでも見返すことができますしビジュアル的にも素敵なページになりますよ。
思い出の詰まったものは、例えお店のレシートでも捨てられないものです。そんなときは全部手帳に貼ってしまえばきれいにとっておくことができます。旅行のチケットや道で見つけたお花、気に入った商品のラベルなど、なんでもランダムに貼ってみましょう。マスキングテープやステッカーなどと貼ることで素敵なコラージュが出来上がります。
好きなもので徐々にページが埋まっていくのは楽しいですし、見返したときにわくわくするような手帳になれば開く度に元気をもらうことができますね。
出典: 旅で写真を撮り損ねたときなどはイラストでまとめるのもオリジナルさが増していいですね。イラストならレイアウトも自由に決めることができますし、1冊を終えた時、まるで自分の作品集が出来上がったような達成感を味わうことができそうです。
どこかへ出かけた時は、手帳に貼ることを意識してお店のショップカードや美術館などの施設にあるパンフレットなどを入手しておきましょう。大きいものは切り取って貼ってもいいですし、デザインが素敵なものはデザインとしてのコラージュの材料にもなります。
海外旅行中に買ったけれど使わなかった切手や集めていた古い切手も、ただとっておくだけなら手帳を彩るために使いましょう。代々伝わるアンティークダイアリーのような特別な雰囲気を出すことができますよ。
出典:www.instagram.com(@birds_words) マスキングテープは集めたものを貼り付けるときに大活躍。様々なデザインを揃えておけばページの雰囲気に合わせて楽しめます。開いた空間を埋めるときに貼ったり、文字を上に書いて目立たせたり、1つは持っておきたいグッズです。
出典:www.instagram.com(@deleteeee___________3) 海外のお土産でもらったもののようになかなか手に入らないお菓子のパッケージや、ユニークなデザインの包み紙は、眺めるだけで心が躍るようなページにしてくれます。自分でも買ってみたいときの覚えにもなりますね。
出典:www.instagram.com(@deleteeee___________3) コラージュは紙ものでなくても大丈夫。旅先で見つけたお花や、大切な人からもらった花束のうち1輪を押し花にして貼っても◎リボンや布ものなどももちろん使えますし、材料によって違う雰囲気が出るのがコラージュの魅力の1つです。
杉浦 さやか『えほんとさんぽ』(白泉社 2006年)
出典: 乙女チックなイラストやコラージュが女性に大人気の作家さんと言えば杉浦さやかさん。こちらは絵本と「絵本的」な宝物を探して歩いたおさんぽのイラストエッセイです。
出典: さらっと描き上げたような気取らないイラストと手書きの文字が、書籍化されたライフログのよう。イラストで記録するときのレイアウトの参考になりますね。
川畑 杏奈『手帳とコラージュを彩るイラストかきかた帖 美術のじかん』(技術評論社 2021年)
手帳やコラージュをより華やかにするためのワンポイントイラストの描き方を学ぶことができます。「小さなブローチに縫い付けられた刺しゅうのような」かわいらしいテイストがお好みの方はぜひ。そんなイラストが簡単に描けるようになれば、ライフログ作りももっと楽しくなるはず。「Shopめぐりノート」「旅の記録ノート」のように目的別になっている点も分かりやすいです。
手帳とコラージュを彩るイラストかきかた帖 美術のじかん
1,408円(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
杉浦 さやか『スクラップ帖のつくりかた』(ベストセラーズ 2005年)
先ほどもご紹介した杉浦さやかさんの著書。コラージュの基本となるスクラップ帖作りのアイデアがたくさん詰まった1冊です。著者のノートの中身や必要なものなどがイラストと手書きの文字とともに丁寧にまとめられていて大変参考になります。早速自分でも作ってみたくなりますよ。
Bleu Blanche『もっと素敵にコラージュブック とっておきのポイント50』(メイツ出版 2011年)
様々なツールや素材を使ったコラージュ作りのポイントやコツが詳細にまとめられています。作っていく過程が写真付きで載っているので、初めてコラージュに挑戦する方の強い味方となるでしょう。素敵な技がたくさんで、見ているだけでもとにかく楽しめます。
もっと素敵にコラージュブック とっておきのポイント50 コツがわかる本
1,540円(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
出典:www.instagram.com(@hightide_japan) 日常の記録や好きなもので手帳が埋まってきたりコラージュが楽しくなってくると、充実感が湧いてきてなんでもない日々の記録を残すことがこんなにも素晴らしいことなんだなと思えてきます。
記録を見返すことは楽しみであることはもちろん、そのときの自分に役立つヒントが見つかったり思いがけない発見があったりします。そういった面では、ライフログは過去を大切にしまっておく手段であるだけでなく、未来をより楽しく賢く生きるためのツールでもあると言えるでしょう。
自分のルールを決めてコラージュで楽しく彩りながら続けてみてくださいね。
乙女チックなイラストやコラージュが女性に大人気の作家さんと言えば杉浦さやかさん。こちらは絵本と「絵本的」な宝物を探して歩いたおさんぽのイラストエッセイです。