揺れ動く“不安な気持ち”を和らげるには?ヨガ哲学に学ぶ、7つの心の持ち方

揺れ動く“不安な気持ち”を和らげるには?ヨガ哲学に学ぶ、7つの心の持ち方

日常にふと現れる不安な気持ち。心がざわざわして呼吸が浅くなり、本来の自分ではなくなるような落ち着かない感覚は、誰もが味わった経験があるのではないでしょうか。不安な気持ちを和らげるには、常に揺れ動く心と上手に付き合い、カラダと同じようにケアをすることが大切です。心身の健康に効果があるといわれるヨガには、古い歴史と哲学があります。ヨガ哲学は、私たちが幸せに、豊かな心で過ごすための指針になるもの。モヤモヤする不安な気持ちを和らげ、まっさらな自分でいるための「心の持ち方」を、ヨガ哲学を基にご紹介します。2021年05月23日作成

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ヨガ哲学とは?

揺れ動く“不安な気持ち”を和らげるには?ヨガ哲学に学ぶ、7つの心の持ち方
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ヨガはただのストレッチではなく、そのバックグラウンドには古い歴史と哲学があります。「哲学」と聞くと難しく思えるかもしれませんが、「ヨガの考え方を取り入れた心の在り方」のこと。
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ヨガの語源には「つなぐ、結ぶ、ひとつにする」などの意味があます。ヨガは心を整えるツールであり、ヨガで行うポーズや呼吸法は、ヨガの一部に過ぎません。長い年月をかけて培われたヨガ哲学は、人々がより快適に、幸せに生きるための智慧が満載の、参考書のようなもの。揺れ動く心を静め、穏やかな自分でいるためのヒントがヨガ哲学から学べます。
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自分が自分の一番の理解者になることで心が落ち着き、知性を持って人や社会と関わることができるのです。感情に振り回されることなく、常に「これでいいんだ」と心から思える選択ができたら幸せですよね。今回は、ヨガ哲学を基に不安な気持ちを和らげ、穏やかな心で過ごすためのヒントをご紹介します。

目次

不安な気持ちを和らげる7つのヒント

【ヒント1】「なんとなく不安」の正体と向き合う

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まずは、今自分が何に不安を感じているのか、心と向き合ってみましょう。静かな場所で心の声に耳を傾け、何が不安か、なぜ不安に思うのかを深く考えてみます。仕事?家族?恋愛?忙しすぎる日々?それとも、ただなんとなく漠然とした気持ちでしょうか。
人は、「得体の知れないもの、正体が分からないもの」に恐怖や不安を感じます。内観することで原因が分かり、不安な気持ちが和らぐかもしれません。心の声を無視していると、「なんとなく不安」な気持ちはどんどん大きくなるもの。常に自分の心に寄り添い、小さな子供の話を聞くように、「なぜそう思う?」を根気よくくり返してあげてくださいね。

【ヒント2】事実をそのまま見る

今起きている出来事を脚色せずにそのまま見ることも大切です。外の世界だけではなく、自分の中で起きていることも客観視できると、不必要な不安に心をかき乱されることはぐっと少なくなるでしょう。
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例えば、相手の話を先入観を持たずに聴く。入ってくる情報を整理して、今起きていることをシンプルに考える。心のフィルターを外してクリアな目で世の中が見られれば、複雑にしているのはいつも自分だと気づくかもしれませんね。

【ヒント3】本当に必要なもの以外は手放す勇気を持つ

いろんな荷物を抱え過ぎていませんか?いつの間にか抱えてしまった荷物は、自分を苦しめ、ときに他者への優しい気持ちをも鈍らせます。「あれもこれもしなきゃ」と常に時間に追われていたり、本当は気乗りしない交流の場にも顔を出してぐったりと疲れたり。
心に余裕がなくなると「仕事が終わらなかったらどうしよう」「今持っているものを失いたくない」といった不安が生まれます。物理的にも精神的にも、本当に必要なもの以外は手放す勇気を持ちましょう。執着せずに手放すことで心に余白が生まれ、軽やかな気持ちで日々を楽しめるようになります。

【ヒント4】相手に期待しすぎない

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家族やパートナー、仕事仲間など、相手が誰であれ、過度な期待をすることは不安な気持ちを産む原因になりかねません。人は、自分の思いが理解されないと思うと孤独を感じます。孤独感は不安をあおり、心の平安を脅かすのです。

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「言わなくても察してくれる」という考え方は手放しましょう。「自分と人は違っていて当たり前」が前提。どうすれば自分の思いが過不足なく伝わるか?と想像力を働かせ、正しく伝える努力をすると、孤独や不安から遠ざかります。

違う人間だからこそ、相手に寄り添い、知る努力や知ってもらう努力をするのです。その結果、どう受け止めるか決めるのは相手です。相手を尊重し、敬意を払うことで感謝の気持ちが芽生えます。

【ヒント5】「今」を心から楽しむ

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「今、この瞬間」を心から楽しんでいますか?私たちは、目まぐるしく変化し続ける現代社会を生きています。日々をなんとなく無意識に過ごしていると、今目の前にある幸せを見落としてしまうかもしれません。それは、とてももったいないことです。
人の心は常に揺れ動き、過去に行ったり未来に行ったりしています。例えば、昨日の失敗を思い出してくよくよしたり、明日の仕事が心配で家族との会話も上の空だったり。過去に起こったことは変えられないし、未来は誰にも分からないもの。「今、ここにいる」ことに意識を向け、今なすべきことだけに集中しましょう。今を心から楽しむことが、不安な気持ちを和らげ、今ある幸せに気づくヒントになります。

【ヒント6】未来の心配をし過ぎない

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将来の心配を手放して、未来の自分を信じてみましょう。過去が変えられないように、未来は誰にも分からないし、コントロールできません。まだ起こっていないことで頭がいっぱいになり、不安や心配ごとで心が覆われてしまうのは、時間もエネルギーももったいないですよね。
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どんなに恵まれた環境にいても、悩みや心配ごとは尽きないもの。今あなたが心配していることは、半年後には笑い話になっているかもしれません。三日後のことは三日後の自分が何とかしてくれます!

今に意識を向けてベストを尽くしたなら、結果は未来に委ねましょう。どうしても不安が拭えないときは、心の中で「ま、いいか」と唱えてみてください。不思議と気持ちが楽になりませんか?

【ヒント7】結果にとらわれず、ただ受け止める

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ありのままの事実を受け入れ、不必要なものを手放し、過去や未来ではなく今に意識を向ける。そして、今ベストを尽くせたなら、どんな結果であれそのまま受け止めましょう。結果を受け止めるとは、ジャッジしないということ。結果につながった自分の行いを過大評価も過小評価もせずに、そのままを受け止めるということです。
受け止めた上で、どうしたいのかをクリアな心で思考し取捨選択する。このシンプルな行動をくり返すことで心は落ち着きを取り戻します。ざわざわする不安な気持ちを和らげ、穏やかで柔らかい本来の自分に戻れると、ヨガ哲学は教えてくれています。

心の持ち方を見直し、不安な気持ちから自由になろう

ヨガ哲学は、私たちが快適に、心穏やかに過ごすためのヒントを与えてくれます。5000年以上も昔から培われた、人がより幸せに生きるための智慧。その普遍的な心の在り方は、今も私たちが静かでクリアな本来の心を取り戻す助けとなっています。ヨガは、マットの上だけでなく、生活に取り入れてこそ意味をなします。難しく考えずに、できることからひとつずつ、ヨガ哲学を生活に取り入れてみましょう。カラダと同じく、心も鍛えることで磨かれます。ヨガ哲学が、不安や恐怖に脅かされない、しなやかな心を持つためのヒントになりますように。

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