暖かい寝具、しまう前にきれいに洗おう!
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気温が高くなると、暖かい寝具では寝苦しくなるのでベッドルームも衣替えが始まります。そんなとき悩ましいのが、寝具のお手入れをどうするか。寒い時期でも汗をかくので、できれば洗ってきれいにしたいですね。
まずは寝具のお手入れ可能な方法をチェック
お手入れしたい布団については、まず「品質表示」をチェックします。ここでお手入れをどうするかが以下のように別れます。
・自宅で洗濯可能
・コインランドリーで洗濯可能
・専門業者でなら洗濯可能
・洗濯不可
・自宅で洗濯可能
・コインランドリーで洗濯可能
・専門業者でなら洗濯可能
・洗濯不可
洗濯表示が変わっているので、比較的最近買った物の表示の意味がわからないというときは、消費者庁のページから確認できます。
和布団は基本的に自宅での洗濯は不可
昔ながらの和式布団は、品質表示がついてない物がほとんどかと思います。
・綿の素材がなんであっても、綿が生地に縫い止められてないので変形しやすい
・特に木綿わたの物は水を吸うと重くなるので家庭用の洗濯機では対応できない事が多い
・敷き布団は、浴槽での押し洗い自体は不可能ではないが、真夏でも乾燥に数日かかる
これらの条件を考えると、丸洗いしたい場合は専門のクリーニング店か和布団に対応しているコインランドリーの利用がおすすめです。真綿(まわた)というシルク素材の場合、水に弱いので自宅ではなく専門店に依頼しましょう。
・綿の素材がなんであっても、綿が生地に縫い止められてないので変形しやすい
・特に木綿わたの物は水を吸うと重くなるので家庭用の洗濯機では対応できない事が多い
・敷き布団は、浴槽での押し洗い自体は不可能ではないが、真夏でも乾燥に数日かかる
これらの条件を考えると、丸洗いしたい場合は専門のクリーニング店か和布団に対応しているコインランドリーの利用がおすすめです。真綿(まわた)というシルク素材の場合、水に弱いので自宅ではなく専門店に依頼しましょう。
「自宅で洗えるふとん」は基本的にポリエステルわたの物
自宅での布団の洗濯の可否は、中身が何かというのが一番のポイントです。「自宅でも洗える布団」の多くは軽くて水切れの良いポリエステルわたの物です。
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羽毛や羊毛、木綿わたは加工によって扱いが異なるので、品質表示をチェックします。キャメル素材、ポリウレタンのマットレスは洗えません。布団生地についても洗濯の方法が決まっているので、そちらも品質表示を確認してみて下さい。
「洗える布団」が自宅の洗濯機で大丈夫かをチェック
洗濯機の容量を確認
洗える布団でも、洗濯機によって扱えるサイズが変わってきます。5kg程度の小型タイプは、シングルサイズの肌掛けや敷きパッドが限界です。シングルの掛布団が洗える目安は、大体7kg以上の容量の洗濯機になります。
ドラム式の場合、「乾燥できるかどうか」も忘れずにチェック
ドラム式の洗濯機で洗える洗濯物の量と乾燥にかけられる量が異なる場合、乾燥までできるかどうかも確認しておきましょう。また、家庭用の洗濯乾燥機はサイズが小さいので、洗った布団を乾燥させる場合は何度か取り出し、たたみ直して風の当たる向きを変える工夫をした方がよく乾きます。
初めての布団洗いは「薄手の物を一枚だけ」でやってみる
初めて布団を洗う場合、対応可能な容量ギリギリいっぱいではなく、余裕がある量から試してみましょう。詰め込み過ぎると「洗濯機はちゃんと動いて脱水できたけれど、折り目にホコリが残った洗い上がりになる」という失敗も起こりがちです。
おすすめは薄手の肌掛けを一枚だけ洗ってみる事。洗濯機の音や動作の様子で、どの程度余裕がありそうかチェックしてみましょう。
二枚合わせの毛布も、洗濯するときは注意!
化繊の毛布は水切れがよく、きちんと脱水が終われば乾燥機を使わなくても比較的早く乾くアイテムですが、二枚を縫い合わせてボリュームを持たせた物の場合、脱水前にたっぷりと水を含むため重すぎて脱水エラーが出る事も…。自宅で洗うのは薄手の物のみにした方が安心です。
「洗える敷き布団」でも注意が必要
水を吸うと重くなるという意味では、注意が必要なのが敷き布団。洗える作りになっている物でも、水を吸ったときの重量や脱水など、「水洗いは可能だけど家庭用洗濯機では難しい」というケースもあります。
大物でおすすめなのはコインランドリー
敷布団を洗う場合、シングルでも15kg程度の重さに対応できる洗濯機が必要になってくるので、洗濯機洗いがしたい場合はコインランドリーがおすすめです。(ダブルの場合は25kg程度が推奨のようです)自宅の布団が洗える容量かどうかは、コインランドリーの説明をしっかりチェックしましょう。
布団を汚してどうしても急いで洗いたい場合
嘔吐など急なアクシデントで敷布団を洗いたい場合、自宅のお風呂場で洗う事になります。汚れやゴミをしっかり取り除いてから、まず汚れがひどい所を部分洗いしましょう。いきなり浴槽にしずめてしまうと十分な洗い、濯ぎができずに汚れが布団全体に広がる事になります。
浴槽のへりにかけて水を切ってから移動させる
水を吸った布団は図のように浴槽のへりにかけて水を切ります。押して水を絞ると水が多量に出てうまく水が切れないので、へりにかけてある程度水が切れてから押して絞る方が良いでしょう。
セルフで難しい場合、消毒に対応可能なリーニング店に相談してみる
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特別な汚れの場合、種類によっては消毒する必要があるので一般のコインランドリーやクリーニング店では取り扱い不可となっています。そういったケースは、「指定洗濯物取扱施設」となっているクリーニング店に汚れの種類を伝えて依頼しましょう。
保健所に問い合わせする他、ネット受付している丸洗いクリーニングサービスもあります。
自宅での丸洗いは天候に注意
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自宅での寝具の丸洗いをする場合、注意したいのがお天気。厚手の物の場合、一日ではしっかり乾かない事もあるので、できれば25度を超える夏日より気温が高い晴天が数日続くタイミングを待つのがおすすめです。
一時収納したい場合は「布団干し」で湿気をしっかり飛ばしておく
天気は良いけれど気温がさほど高くないタイミングで、洗えない使ったままの寝具を押入れにしまい込むのは、湿気やカビが気になる事も。そんなときは、通常の布団干しをして乾いた状態で丸洗いできるタイミングを待ちましょう。
ダニが気になる場合は布団乾燥機を使っても
一時しまっておく前に、布団乾燥機にかけておくのも湿気とダニ対策に効果的です。また、自宅から丸洗いして外干しした布団も、厚みがある物は布団乾燥機を使っておくと芯が生乾きでカビてしまうリスクを減らせます。
布団の預かりサービスを利用するのもおすすめ
多くの布団クリーニングは、専用の布団袋に入れた物を宅配業者を利用して自宅まで引き取りに来てもらえる仕組みになっています。コストはかかりますが仕上がりもよく、オプションで洗い上がった布団を次に使うときまで預かってくれるサービスを行っている店舗もあるので、必要に応じて上手く利用するのもおすすめです。
お手入れした清潔な寝具で心地良い眠りを
寝具のお手入れは手段を一本化せず、「肌に触れる薄い布団はこまめに自宅で洗って、ちょっと大きい物はコインランドリー、難しいアイテムはお店に頼む」「肌掛けと毛布のみ月一でコインランドリー、後はシーズン終わりにまとめてクリーニングして預かってもらう」という風に、それぞれの生活スタイルに合った方法で使い分けがおすすめです。
お手入れした清潔な寝具で、心地良く眠りましょう。
画像のご提供ありがとうございました。