ほんの少しコツをおさえるだけで、話し方の印象がアップ
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人と話すのは得意ですか?それともあまり得意ではないほうでしょうか?得意ではないという場合は、もしかしたら「自信がない」「緊張してしまう」という気持ちが理由なのかもしれませんね。でも、話すことに対する消極的な気持ちがもしもあなたの魅力を半減させてしまっていたとしたら、すごくもったいないこと。話し方はいくつかのコツをほんの少しおさえるだけで、印象が大きく変わることもあるんです。今回は、話すことがあまり得意ではないという方のために、簡単に印象アップできるヒントをご紹介します。試してみよう!と思えるものがあれば、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ステップ0 | かたちから入るのは実はとても効果的!
なによりもまず笑顔!
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笑顔には、それだけで心の壁がなくなってしまうことがあるくらい、絶大な効果があります。でも、笑顔になろうとすると、口角だけが上がって目が笑っていなかったり、愛想笑いになってしまったりすることもありますよね。そんな時は笑おうとするよりも、自分が幸せな気持ちに満たされていることをイメージしてみて。「よく分からないけど、なんか幸せ!」と心の中でつぶやくだけで十分なんです。なんだか自然と肩の力が抜けて頬がゆるんだらバッチリ!気持ちも不思議と上がってきますよ。
姿勢をふりかえってみて
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姿勢が悪いことを自覚しているという方は多いのではないでしょうか。背筋をまっすぐ自然に立たせて、あごも自然に引くようにすると楽に整えられますよ。普段から姿勢が良くないと自覚している方はもちろん、いつも視界が下の方になりがちだと思う方も、ぜひ日々の生活の中で「いま、姿勢は大丈夫かな」とふりかえる習慣をつけてみてください。姿勢は笑顔と同じくらい、印象やメンタルや声の響きに大きな影響を与えるものなんです。少しずつでよいので、徐々に姿勢を整えていきましょう。
意外と気になる視線
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人と会話しているときの自分の視線は、思ったよりも相手に気づかれているもの。逆の立場で考えると、相手が話しながら自分の前髪を見ているなと感じることがあったり、時計を気にしているのが分かったり、思い当たることはありませんか?何気なく会話していても、視線ひとつで失礼になってしまう場合があることを心にとめておきましょう。靴や洋服などにチラッと視線を送ったときに、相手がチェックされているような気持ちになってしまうなんていうこともありますので、無意識にしてしまわないよう気をつけたいですね。
ステップ1 | 声の出し方をワンランクアップしよう
言葉をしっかり届ける大きさの声で
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普段控えめな方は、大きな声というと少し抵抗があるかもしれませんね。でも、自分が自分の声を聞いているほどには、相手には届いていないことも多いのです。こちらの声が相手にストレスなく聞こえているかを常に配慮できるといいですね。リラックスして、大きな空気のボールを相手に届けるイメージで声を出してみましょう。不安な気持ちで話すときには難しいものですが、そんなときでも思いきってまず声を出してみることをおすすめします。クリアに聞こえるというだけでも相手の印象がアップしますよ。
声に明るい色をつけよう
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明るい声を聞くと、気持ちも上向きになりますよね。自分の声があまり好きではないという方は多いかもしれませんが、誰でも簡単に声を明るく演出できるんです。高い声を出したり、気取ったりする必要は全くありません。コツは言葉に「♪」をつけるようなイメージで話すこと。自分の声に温かさを感じられたらgoodです!
自分の声をモニタリングしてみよう
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モニタリングは発声や話し方を良くするのに効果的です。録音してそれを聞くといった大げさなことをしなくても、話すときに自分がどんな声で話しているかを普段から気にかけておくだけで十分なモニタリングになります。声がきちんと相手に届いているか、沈んだ声になっていないか、などを自分でチェックしながら話せるようになると、だんだんに声の調子や話し方を自由にコントロールできるようになってきますよ。
ステップ2 | 聞きやすい話し方を心がけよう
メッセージはシンプルに短く
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話し言葉は音でできているのですぐに消えてしまうもの。そのため、長いメッセージになると聞いている側は受けとめきれません。伝えたいことは、ひとつひとつの文をできるだけ短く区切って話すようにしましょう。また、何かを説明するときには、全体像を先に伝えてから詳細説明に移ると分かりやすくなります。例えば、「紙を半分に折ってください」といきなり言われるよりも、「これから箱を作ります。まず紙を半分に折ってください」と言われたほうが分かりやすいですよね。当たり前のようで、意外と省略されてしまいがちな部分ですので、ぜひ心がけてみてください。
間を大切に
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言葉は、耳から入って内容を理解するまでにわずかなタイムラグがあります。聞いている側の気持ちになってみても、立て続けに話されるよりも適度に間をとってくれる方が心地よく聞けますよね。相手の理解できるスピードで、間を大切にしながら話すことを心がけましょう。また、特に伝えたいキーワードがある場合は、そのキーワードの直前でごく小さな間をとることで、キーワードを際立たせることもできます。プレゼンテーションなどの時にも活用してみてくださいね。
語尾まで気を配ってみよう
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語尾をのばしていないか、にごさずにきちんと言い終えることができているかなど、自分が話す言葉に対して最後まで気を配れると、とても誠実で丁寧な印象になります。また、ちょっとしたことなのですが、「~です」という語尾の「す」は母音を入れずに「s」の子音だけにするときれいに聞こえますよ。
ステップ3 | 相手との会話を楽しもう
相手の調子に合わせてみよう
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話している相手はどんな調子で話していますか?親しげならこちらもフレンドリーに、元気な話し方ならこちらも楽しげに、調子をまねしてみると距離がぐっと縮まります。相手が使っている言い方は、自分の言い方に直さずにそのまま使うというのもおすすめ。質問されて何かを説明するときなどは特に、できるだけ相手が質問してきたときの言葉を使うと相手が理解しやすいんです。
言葉が重なってしまったら「お先にどうぞ」
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話がはずんでくると、相手と自分とで言葉が重なってしまうことも。その場合は立ち止まって相手にゆずりましょう。「あっ」とふたりともが気づいてゆずりあいになることもありますね。きっと気の合う相手でほのぼのとした空気になるはず。そんなときは遠慮せずに先に話すのもまたいいですね。
共感を示そう
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会話で相手が話している時は、相づちやうなずきなどの反応で分かりやすく共感を示しましょう。「うん」「へえ!」「わかる!」といった相づちのほか、「すごいね」「がんばったね」などのほめ言葉もおりまぜて、自分の中でバリエーションの異なる反応の仕方をいくつも持っておくといいですね。聞きながら心に浮かんだ気持ちを短い合いの手として入れていくと、相手は「分かってくれている」と安心して話すことができますよ。
ステップ4 | どんな話をしたらいいの?
ポジティブに話そう
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会話では、話す内容よりも伝え方が大きく影響しているということは多いもの。せっかく同じことを伝えるなら、できるだけポジティブに伝えたいですね。言葉の肯定的な言い換えはよく言われることですが、自分の口癖になっている言い方が時にはネガティブなニュアンスを含んでしまうことも。例えば「~していただけないでしょうか?」「~させていただきます」という言い方は、謙遜の気持ちを表して丁寧なつもりで使っていても、使う場面や言い方によってはやや高圧的な印象を与えてしまう場合があります。たまには「自分の言い方は大丈夫かな」と振り返ってみるといいかもしれません。
相手に親しみを感じてもらうには?
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話すのがあまり得意ではないという方は、人の話を聞くほうが得意という場合が多いのではないでしょうか。聞くのが得意というのは実はなかなか得がたいスキルです。ぜひ自信をもってくださいね。そして、さらに相手との距離を縮めるには、こちらも自分のことを少しずつ話していくのが効果的。自分の話をするのが難しいなと感じたら、まずは自分の気持ちを簡単に言葉にすることから始めましょう。
立派なことを話そうとしなくていい
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「何かを言おうと思ってもなかなか言葉にできない」「あたりさわりのないことしか言えない」というときは、もしかしたら「この場にふさわしいことを言わなきゃ」「ちゃんとしたことを言わなきゃ」という思いが強くなりすぎてしまっているのかもしれません。もしそうだとしたら、ほんのちょっとしたことでも自分の言葉で言えることから言葉にしてみてください。ビジネスでもプライベートでも、その場いっときに流れていく言葉のひとつひとつをいつまでも気にかけている人はほとんどいません。ちゃんとしたことを言わなきゃと思っているあなたの言葉ならなおさら、失言などということにはならないはずです。安心して、自分が感じたことや考えたことを素直に伝えてみてくださいね。
無理なく自分のペースで少しずつ
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話すことがあまり得意でなくても、自信をもって印象良く話せたらいいなと感じている方はきっと多いのではないかと思います。今回は、話すことに消極的になってしまっている方に向けて、ほんの少しのコツで話し方の印象をアップできるヒントをご紹介しました。興味をもてるものがあったらまずはひとつでも試してみてくださいね。無理せず取り入れているうちに、少しずつ話すことに自信がもてるようになったら嬉しいです。