この前片付けたはずなのに・・・
片付けられないのはなぜ?
1、物をため込んでしまう
部屋にたくさん物があることで安心感を得る人は、不必要な物まで買い込んでしまいがち。そして、手放すことに寂しさや不安を感じてしまいます。使わないものでもいつの間にか“必要”なものとして思い込んでしまうことも。
一方取捨選択が苦手な人は、どれもこれも必要に感じられて本当に使うものが見定められません。
2、後回しのクセがある
「今は忙しいから」「これくらいならすぐ片付くから」そんなふうに、つい片付けを後回しにしていませんか?そうしていると、片付けなければいけない量が増えてしまい、ついぞやるというときには多大なパワーと時間を要することに。
面倒だと思う作業を後回しにすることが、結果として片付けに対する苦手意識をふくらませる要因になっています。
片付けという段階になる前に、物を元の位置に戻すなどの作業を常に心がけていれば、時間も労力もいらず苦手意識は生まれにくくなりますよ。
3、時間や量の計算が苦手
続いての理由が、時間や量の計算ができないこと。まず買い物をするときに、収納する場所を考えずに大量に買い込んだり、収納予定の場所と買う物のサイズを測らずにはまらない物を買ったりと、目分量かつ誤った計測をしてしまいます。細かく計画してから買い物をするのが苦手とも言えますね。
時間も同じで、ある時間までに一連の家事を終わらせるスケジュールを組むのに、時間を短く見積もってしまいます。「洗い物を5分でして、それから部屋を5分で片付けて・・・」といった具体です。実際には部屋には、服の山、おもちゃの山、届いた書類の山・・・とても5分じゃ片付かないなんてことも。結果、後回しにされた片付けがたまってしまいます。
4、収納の仕方がわからない
いつも片付けには着手をしている、物もしっかりとしまっている。それなのに部屋が散らかってしまうという人は、収納の仕方に工夫が必要かもしれません。次使うときに取り出しづらいしまい方をしていたり、どこに何があるかわからなくなったりすると片付きにくくなってしまいます。
押入れやクローゼットの中にどんどん物を重ねている人は要注意。「そう言えばクローゼットにあれをしまったな」と思って取り出そうしても、いつどの辺りにしまったかわからずにすべてを引っ張り出し、しかも重ねているから床にたくさん広げることになってしまいます。
5、疲れやストレスがたまっている
最後の理由は、疲れやストレスです。片付け方も知っているし、収納の工夫もしてある、だけど圧倒的に時間が足りずにタイムアップになり、疲れてそれどころじゃないという人もいるでのはないでしょうか。片付かない部屋を見て余計にイライラしてしまいストレスがたまる・・・そんな悪循環に陥ってしまいます。
疲れがたまりすぎると、せっかくの休みや空いた時間を寝て過ごしてしまうことも。エネルギーをチャージするためにも必要な時間ではありますが、やるべき片付けをしなかった自分を必要以上に責めてしまう事態につながりかねません。片付けが楽になるルールを実践して、心の負担を減らしましょう!
これだけは守りたい片付け5つのルール
1、床の上に物を置かない
1つ目のルールにして、絶対に守りたいルールが、床やラグなどの上に物を置かないこと。床は収納場所ではないので、どんなにきれいに置いてもアウト。特に、ローテーブルで座って生活している人は要注意ですよ。もしどうしても床に置く物がある場合は、きちんと定位置を決め、ボックスなどに収納できるものは収納しましょう。
たとえばバッグなど、なんとなくソファや床に置いているものはありませんか?そうした物の一つひとつに、しっかりと定位置を与えましょう。
棚やフックを設けるのが難しい場合は、ミニチェアなどを置いておしゃれに片付けるのもいいですね。一つひとつの位置を決めるのは面倒に感じる人もいるかもしれませんが、一度決めてしまえば後はそのルールを守るだけですので、この子は行き場所が迷子になりがちだなと感じた都度決めてしまいましょう。
2、部屋のトーンを統一する
部屋が散らかって見える、がちゃがちゃして見えるだけで、片付けのモチベーションが下がってしまいますよね。せっかく片付けても、なんだかきれいに片付いた気がしない・・・。それはカラーが原因かもしれません。2つ目のルールは、部屋のトーンを統一することです。
部屋のトーンを統一するだけで、物の量が同じであっても整った印象になります。【コツは3色】たとえば、白を基調としてグレーとベージュの3色、カラフルに白と青と黄色の3色といったように、カラーを絞りましょう。
新たに物を買うときもカラーを意識していくと、どうしても色を選べないパッケージものなどがあった場合も、しっかり収納して部屋のトーンを保ちたくなるはずです。
3、片付かない物は一箇所に集める
忙しい毎日の中で、どうしても片付ける時間をつくれない場合もありますよね。そんなときは、一旦一箇所にすべて集めておきましょう。たとえばリビングでも、テーブルの上、ソファの上、出窓にテレビボードと、あちらこちらに片付けるべき山ができてしまうと、いざ片付けるときにどこから手をつけたらよいのかがわからなくなってしまいます。
また、これはどこにしまおうかと迷ったときにもおすすめ。そうしたものは、1つのボックスなど限られたサイズの場所に一度しまって、溢れてしまう前に片付けをするクセをつけましょう。箱を片手に、家をまわって定位置に戻していけば自然と片付けが完了するよになりますよ。
4、物を戻す場所と戻す習慣
床に物を置かないというルールでも触れましたが、物の一つひとつに戻す場所を決めておきます。ざっくりと、薬は引き出しの2番目、文房具はテーブル横のボックス、などのような形で構いません。そのためにも、ボックスやトレイなどを多く使って、収納する場所を用意するといいですよ。
ボックスやトレイは同じ色や形で統一し、ラベリングしておくのがきれいに見えるポイント。いつも同じ場所に放置される物は、そこが戻るべき定位置なのかもしれません。
5、片付け時間を好きになる
最後のルールは、片付けの時間を好きになること。ルールを守って少しずつ片付いた部屋、片付けやすい部屋になっていくことで、それをキープするための片付けが必要不可欠な習慣になっていけたらグッド。忙しい1日の5分、休日の起床後の30分など、好きなことをする時間として確保できたらいいですね。
片付け時間をより好きになるための方法が、好きな掃除道具を用意すること。片付けと掃除はセットのようなところがあり、掃除をするにはその前に片付けをしなくてはいけません。かわいいカラーやおしゃれなデザインなど、使いたくなるお気に入りの掃除道具を揃えておけば、片付けにもはずみがつきますよ。
1つ目の理由は、物をたくさんため込んでしまうこと。ついつい買ってしまうのに、捨てるのは苦手。これではどんどん物が増えていきますよね。この理由はさらに2つの心理的要因にわけられます。
1つは物理的な安心感、そしてもう1つが取捨選択できない心理です。