生きづらさはあなたのせいではありません
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生きづらさを感じるのは、自分の性格が悪いからだ――。いいえ、そうではありません。生きづらさの原因は、あなたの敏感さや繊細さといった特性ゆえ。あなた自身に問題があるのではないのです。
生きづらさをなくすために大切なことは次の3つです。
生きづらさをなくすために大切なことは次の3つです。
☐知る
☐対応する
☐やめる
☐対応する
☐やめる
これらは、あなた自身をそのまま受け入れ、愛おしむためのステップでもあります。
傷つきやすい自分の特性を「知る」
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生きづらさの原因は、あなたの特性であることはお伝えした通りです。ではその特性とはどんなものなのでしょうか。何が苦手で、傷つきやすかったり疲れやすかったりするのでしょうか。
生きづらさをなくすには、まずは自分が敏感になる場所、人、もの、状況などを具体的に「知る」ことです。
生きづらさをなくすには、まずは自分が敏感になる場所、人、もの、状況などを具体的に「知る」ことです。
生きづらくする特性って?
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敏感さや繊細さをもつ方には、以下のような共通の特性があります。
☐思慮深く、些細な変化にもすぐに気が付く
☐内的、外的な刺激に対して敏感に反応する
☐相手のしぐさや表情から、気持ちを察する
☐感受性が高く、ものごとを繊細に感じ取る
☐内的、外的な刺激に対して敏感に反応する
☐相手のしぐさや表情から、気持ちを察する
☐感受性が高く、ものごとを繊細に感じ取る
これだけを見れば、性格や人格の問題ではないことは明らかですよね。ではなぜ生きづらさを感じてしまうのでしょうか。
なぜ生きづらさを感じてしまうの?
敏感さや繊細さをもつ人の存在は、最近になってよく知られるようになってきました。しかし、世間では「そうでない人」が大半です。
そんな社会の中で生きていると、理解されなかったり、周囲と同じようにできなかったり、肩身の狭い思いをすることも多々あります。そうやって特性に合わない環境に身を置くことで、生きづらさを感じてしまうのです。
そんな社会の中で生きていると、理解されなかったり、周囲と同じようにできなかったり、肩身の狭い思いをすることも多々あります。そうやって特性に合わない環境に身を置くことで、生きづらさを感じてしまうのです。
あなたが苦手な対象や傾向を知るには
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生きづらさをなくしていくためには、自分が何に対して敏感になるのかを「知る」ことです。あなたが苦手な対象は何でしょうか。疲れたり傷ついたりするとき、どのような傾向があるでしょうか。
そうやって日々の心と体を振り返ることで、敏感さや繊細さに「対応する」ことができるようになるのです。
そうやって日々の心と体を振り返ることで、敏感さや繊細さに「対応する」ことができるようになるのです。
☐心が動揺したのはどんな出来事だった?
☐気分が悪くなった場所はどんなところ?
☐体調を崩しやすいのはどんなとき?
☐食べたら具合が悪くなったものは?
☐どのような状況で混乱しやすい?
☐気分が悪くなった場所はどんなところ?
☐体調を崩しやすいのはどんなとき?
☐食べたら具合が悪くなったものは?
☐どのような状況で混乱しやすい?
敏感さや繊細さに「対応する」
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自分は何が苦手なのかがわかれば、いかようにも対処できるというものです。ここでは、あなたの敏感さや繊細さに「対応する」方法を考えていきましょう。
頑張り屋さんのあなたは「甘えなのではないか」と自制してしまうかもしれません。しかしこれは、自分を大事にして生きづらさをなくすために必要なことなのです。
頑張り屋さんのあなたは「甘えなのではないか」と自制してしまうかもしれません。しかしこれは、自分を大事にして生きづらさをなくすために必要なことなのです。
苦手なものを遠ざけて環境を整える
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あなたの苦手なものが具体的にわかるようになれば、いかようにも「対応する」ことができます。騒音や匂いが苦手であれば、そういった刺激をブロックする。人の多い場所が苦手であれば、そのような場を避けたり時間帯をずらしたりする……というように。
苦手なものを遠ざけて、あなたの環境を整えることが大切です。
苦手なものを遠ざけて、あなたの環境を整えることが大切です。
傷ついた時の対処法を心得ておく
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苦手なものを遠ざけていたとしても、どうしても避けられないこともあるものです。体調が悪くなったり、マイナスの感情でつらくなったりしても、それ以上悪化させないこと。そのための対処法を日ごろから心得ておくのです。
生きづらさを捨てる覚悟を決める
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もっと楽に生きていきたい――そう願っているはずなのに、なかなか変われないでいる。それは、心の深いところで「変わりたくない」「このままでいい」と思っていたり、「自分なんて幸せになる資格はない」とブレーキをかけていたりするからです。
「生きづらさを捨てる」と覚悟を決めること。そして、「自分も幸せになる資格がある」と認めることが大切なのです。
「生きづらさを捨てる」と覚悟を決めること。そして、「自分も幸せになる資格がある」と認めることが大切なのです。
生きづらくする考え方を「やめる」
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傷つきやすいあなたは、無意識のうちに自分を生きづらくさせる考え方をしています。「いい子でいなくてはならない」「事態が悪化したのは自分の責任だ」「もっと頑張らなければ」――。
このような自分を抑え込む考え方を「やめる」ことで、生きづらさはぐんと軽くなっていくはずです。
このような自分を抑え込む考え方を「やめる」ことで、生きづらさはぐんと軽くなっていくはずです。
“いい子”でいることをやめる
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愛されたい、認められたいという気持ちから、相手の言いなりになってしまう。あるいは、相手の気持ちを察しすぎて、自分の本音や本心を封印してしまう――。
こんな“いい子”でいることは、小さな不満やストレスをためこむ行為であり、生きづらさを助長します。自分の気持ちや意見は素直に言っていいのです。あなたにはその権利があります。
こんな“いい子”でいることは、小さな不満やストレスをためこむ行為であり、生きづらさを助長します。自分の気持ちや意見は素直に言っていいのです。あなたにはその権利があります。
自分を責めるのをやめる
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自らの疲れやすさ、傷つきやすさを責めないことです。繰り返しになりますが、あなたの“弱さ”はあなたのせいではありません。特性なのです。
“弱さ”を良し悪しでジャッジすることなく、「これが自分なのだ」と認めること。“弱さ”と思える特性も含めて、自分という存在なのだと受け入れることです。
“弱さ”を良し悪しでジャッジすることなく、「これが自分なのだ」と認めること。“弱さ”と思える特性も含めて、自分という存在なのだと受け入れることです。
頑張りすぎるのをやめる
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周囲と同じようにしなければと、「まだ頑張れる」と自分を叱咤激励することもあるのではないでしょうか。しかし、その「まだ頑張れる」は「もう限界」という心身からの重要なサインです。
神経が高ぶりやすく疲れやすいあなたは、「頑張りすぎない」こと。一度にたくさん抱え込みすぎないこと、遊びや楽しいイベントであってもほどほどにすることが大切です。
神経が高ぶりやすく疲れやすいあなたは、「頑張りすぎない」こと。一度にたくさん抱え込みすぎないこと、遊びや楽しいイベントであってもほどほどにすることが大切です。
やめるべき思考や行動
生きづらくする思考や行動はほかにもあります。以下のリストで思い当たる節があれば、ひとつひとつ対処して、生きづらさをなくしていきましょう。
すぐにできないからといって、自分自身を責める必要はありません。スモールステップで確実に進んでいけばいいのです。
すぐにできないからといって、自分自身を責める必要はありません。スモールステップで確実に進んでいけばいいのです。
☐こうあるべきという「べき思考」
⇒ 自分の心の声を聴く
☐合わない環境に身を置くこと
⇒ 安全な場所を確保する
☐支配的な人との関係
⇒ 相手との境界線を意識する
⇒ 自分の心の声を聴く
☐合わない環境に身を置くこと
⇒ 安全な場所を確保する
☐支配的な人との関係
⇒ 相手との境界線を意識する
傷つきやすい自分を愛おしみましょう
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生きづらさはあなた自身のせいではありません。敏感さや繊細さといった特性がそうさせるのです。
特性を知り、対応する方法を心得、生きづらくする考え方を「やめる」こと。傷つきやすいあなた自身をそのまま受け入れ、生きづらさをなくすヒントになさってくださいね。
特性を知り、対応する方法を心得、生きづらくする考え方を「やめる」こと。傷つきやすいあなた自身をそのまま受け入れ、生きづらさをなくすヒントになさってくださいね。