暮らしに寄り添う「香り」
近年、多くのメーカーから手軽に使えるいろいろなタイプのアロマディフューザーが販売されており、アロマオイルを楽しむ方が増えていますね。朝はスッキリと1日をスタートさせる為に、夜は疲れを癒す為にと、使い分けている方も多いのではないでしょうか。
自分の好きな香りがいつもそばにあるというだけで、なんとなく元気が湧いてくるから不思議ですよね。でも、いつも同じ香りではなく、自分の心と体のコンディションに合わせた香りが選べたら、もっと日々が充実すると思いませんか?
香りを使い分けたい
リラックスにはラベンダーがいいとか、スッキリしたい時にはミントなど…なんとなくイメージが湧くものもあれば、オイルの名前だけではどんな香りなのか、どんな効能があるのかわからないものも多いですよね。
アロマの種類や効能について、もっと知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。そして、せっかく勉強するなら資格を取って自分の将来の仕事などに繋げられたら嬉しいですよね。
まずはここから。独学でも取得できるアロマの資格3選
とはいえ、スクールに入って専門的に勉強するのは大変です。今の暮らしのリズムを変えずに、自分の使える時間の範囲内で勉強していくなら、公式テキストや教材を使って独学するのがおすすめです。
今のところ日本には国家資格に該当するものはありません。民間団体が認定する資格の中で独学でも取得しやすいのは、アロマテラピーでは国内唯一の公益社団法人である日本アロマ環境協会(AEAJ)が認定する以下の3つの資格です。
アロマテラピー検定
アロマテラピーの基礎知識を習得するための検定で、1級と2級があります。2級をとらずに1級からの受験も可能です。公式テキストと問題集のほか、ユーキャンの講座では20種類の精油とテキストがセットで付いてくるので、取り組みやすいでしょう。
環境カオリスタ検定
2009年に創設された「環境カオリスタ検定」。「カオリスタ」とは「カオリ(香り)」と「ista(イタリア語:人)」を組み合わせた造語です。
「アロマテラピー検定」は自分や周囲の人が楽しめるアロマテラピーの知識を問うものであるのに対して、「環境カオリスタ検定」は植物の持つ香りの知識を活かして地球環境にやさしいライフスタイルを実践したい方におすすめの内容となっています。
ナチュラルビューティスタイリスト検定
2018年創設のナチュラルビューティスタイリスト検定は、旬の野菜やハーブなどの植物の力を学び、睡眠や呼吸法などのカラダの内側からのケアと、スキンケアやヘアケアなどカラダの外側からのケアに取り入れ、身体的にも内面的にも健やかに美しく輝く人を目指すことを趣旨としています。
さらにアロマについて学びたい時は
独学で勉強し、資格を取ってみると「もっとアロマについて勉強したい」と思う方もいるでしょう。その際は、公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)や日本アロマコーディネーター協会(JAA)、NARD JAPAN ナード・アロマテラピー協会が開催しているセミナーを受けるのも良いでしょう。
認定団体によって、取得できる資格やセミナーにかかる費用が違ってきます。自分が取りたい資格はどんなものか、費用やセミナー日程についてなど、よく検討してみましょう。
アロマの資格を活かせる場面とは
今まで好きだった香りがある時を境にそれほど好きではなくなることがあるように、体と心の状態によってどんな香りを求めるかも変わってきます。
出典:unsplash.com
言葉にできなくとも、求める香りを知ることによって状態がベストなのか疲れているのか正しく把握できたら、自分にも周りの人にもよりやさしく接することができそうです。では、アロマの資格はどんな仕事に活かせるのか、みていきましょう。
仕事を通して、暮らしを通してアロマを利用して
まずはエステサロンやアロマショップなど、直接アロマに関わる仕事があるでしょう。資格をとることは仕事の幅を広げる為に重要で、そのままスキルアップにつながりますね。
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看護や介護、マッサージや整体とアロマを組み合わせることも効果的です。看護や介護を受けるご本人はもちろん、支えるご家族のストレス軽減にも役立てられたら嬉しいですよね。
もちろん日々の生活において、自分や家族の今の状態に合ったケアにアロマを活かすこともできますね。知識があれば、周りの人にも自信を持っておすすめできるでしょう。
暮らしに活かしながら、楽しく挑戦しよう
アロマの資格は種類も難易度も様々です。はじめは身近で簡単なものから、徐々にステップアップしていくと習得しやすいでしょう。香りのある暮らしを楽しみながら、新しい世界に挑戦できたらとても素敵なことですね。