ふとした時に感じる「疲れ」
仕事は好きだし、職場の人間関係もいたって良好。毎日充実して過ごしていると思っていたのに、「なんだか疲れたな」と、ふと思うことはありませんか?
家族やパートナーと過ごす毎日においても、自分にとってすごく大切な人たちなのだと思いながらも、幸せであるはずの毎日にほんの少しため息が出てしまう日もありますよね。
自分以外の誰かと過ごすということ、とは?
どんなに関係性が良くても、大切な人であっても自分以外の誰かと時間をともにするということは、自分の思い通りにはならないことが出てくるということです。
相手の意見を尊重したり、求められることに応えたり…。良好な人間関係におけるコミュニケーションは楽しいものですが、もしかしたら気づかないうちに疲れを溜め込んでしまっているかもしれません。
仕事は辞めたくないし、家族やパートナーだってもちろん大事。かといって、“疲れた”という思いを抱えたままにはしたくありませんよね。そんな時は、「プチ脱走」しませんか?
ほんの少し逃げてみよう
自分のための「プチ脱走計画」のすすめ
全てを投げ打って逃げたいとか、誰からも離れて1人になりたいとか、そんな大げさなことではないものの、いっとき自分の役割から離れたくなる、そんな時ってありますよね。
一日仕事を休んで誰とも会わずに好きなことだけする、家族のご飯作りはお休みして自分だけ外食するなど「プチ脱走」計画を立ててみましょう。可能であれば一泊するくらいの時間があれば、嬉しい限りですよね。
ポイントはしっかり切り離すこと
普段の暮らしを送る中で、自分の好きなおやつを食べたりご褒美に好きなモノを買うだけでは、“普段”の延長線上にあるため、自分の役割は役割としてこなし続けなければなりません。
これでは心の中にチリのように積もっていく“疲れ”はなかなか取れないでしょう。仕事や家庭としっかり切り離して、誰にも邪魔されない自分1人の時間を持つことが大切です。
疲れの理由を探ろう
疲れの原因をそのままにしない
出典:unsplash.com
自分の思い通りにリラックスして時間を過ごすことで、心の余裕を取り戻したりまた頑張ろうという気持ちが湧いてくるでしょう。ですが、どうして「疲れる」のか、その原因を探らないと何度も繰り返してしまいますよね。
出典:unsplash.com
良い関係だと思っている、或いは良い関係でありたいと思うとき、相手の意見に迎合し過ぎていないでしょうか。例えば何かを決めようという時、「なんでもいいよ」とか「それでいいんじゃない?」など、自分の意見を出さずにやり過ごしているかもしれません。
あるいは、頼まれる前に「私がやっておくよ」と先回りしているのかもしれません。本当は自分の考えが別のところにあったり、「やっておく」といったことでひと手間もふた手間もかかったりと、些細なことが“疲れ”となって積もってしまうこともあるでしょう。
本当に良い関係であり続けるために
それぞれの意見を持った人間が集まって同じ時間を共有していく中で、互いに歩み寄ろうとする気持ちは大切です。でもそれだけでは、本当に良い関係とは言えませんよね。
時には納得するまで話し合いながら、互いにとってベストな方法を探ることも必要でしょう。互いを尊重する気持ちがあれば、きっと良い方向へ進んでいくはずです。
時には逃げてバランスを。心に留めておきたい「プチ脱走」
出典:unsplash.com
私たちは、人と関わらずには生きていけません。どうせ関わるのならその関係性は良好でありたいものです。かといって自分の気持ちを押し込め続けることなどできないでしょう。
ちょっと離れる、ちょっと逃げるのは、また戻るという気持ちがあればこそです。「プチ脱走」で疲れを癒し、今までとはほんの少し違う方向に舵を切れたら、素敵なことではないでしょうか。