「丁寧な暮らし」に憧れるけど…
「丁寧な暮らし」という言葉でイメージされるのはどんな生活でしょうか。
「スッキリしたお家で手間暇かけて家事をする」「季節を取り入れた行事や設えを欠かさない」
想像するだけでワクワクしますね。
「スッキリしたお家で手間暇かけて家事をする」「季節を取り入れた行事や設えを欠かさない」
想像するだけでワクワクしますね。
現実は思った通りにならない事も
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憧れを抱いても、実際は日々に追われて思い通りにならない事も。
「気づいたら休日が終わっていた」「今日も何もできずに終わってしまった」という日もよくありますね。
「気づいたら休日が終わっていた」「今日も何もできずに終わってしまった」という日もよくありますね。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
時間は有限なので優先順位を決める
おそらく「丁寧に暮らしてみたい」と考えているのにうまく行かないという人が一番感じているのが、「時間が足りない」事ではないでしょうか。
いきなり100%思い通りは難しい
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転職や引っ越しなど、生活スタイルや環境が一変する機会があれば暮らし方を一新するきっかけになるかもしれませんが、そういうチャンスがあるときばかりでありません。
やりたい事とそのための方法を一つ考えてみる
そういうときはまず「理想の生活で一番やりたい事はなにか」を考えてみましょう。
例えばそれが「自宅でゆったりコーヒーブレイクする」なら、実現するにはどうしたらいいか方法を考えます。
例えばそれが「自宅でゆったりコーヒーブレイクする」なら、実現するにはどうしたらいいか方法を考えます。
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「コーヒーをハンドドリップで淹れたいけれどスペースがない」のが問題点であれば、キッチンやリビングをどうすればいいか改善策を見つけましょう。
「一つずつ楽しみを増やす」のがポイント
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「断捨離したらペースができる」のであれば、キッチンの整理を少しずつ進め場所を確保する、という風に生活の中に理想の暮らしを一つずつ加えていく事を続ければ、すぐに完璧な状態は難しくても徐々に暮らしに楽しみが増えていきます。
「理想の暮らし」の前に家事の省力化も考えてみよう
「丁寧な暮らし」に始まる理想の生活は、どうしても家が整っている事が前提となりがちなので、現実的に難しい…と諦めてしまう事も。予算があれば、お掃除ロボットや洗濯乾燥機などの家電で「家事の省力化」を考えてみるのもいいかもしれません。
省力化は、暮らしの手間を抜く「手間抜き」と考えよう
「高いし分不相応な気がする」「自分でやればお金がかからないし…」と思っているような家事ほど、省力化してみると暮らしの質が一気に上がります。家具や身の回りの品より導入の優先順位を上げて具体的に検討してみると意外に予算に収まる新型が出ているかもしれません。
かけなくてもいい手間を省く省力化は、「手抜き」ではなく「手間抜き」としてどんどん取り入れると暮らしが整いやすくなります。
かけなくてもいい手間を省く省力化は、「手抜き」ではなく「手間抜き」としてどんどん取り入れると暮らしが整いやすくなります。
サービスの利用など意外な所で時短できる事も
献立が決まらずに買い物に時間が取られたりするケースであれば、食材配送サービスを利用する方法もあります。献立はあらかじめサービス業者が考えて適量の食材を送ってくれるのでロスも少なく。使い切れずに余らせる失敗が減る事も。
こういった「時間がかかりやすい家事」を楽にするサービスを積極的に利用する事でも、生活の質が上がります。
こういった「時間がかかりやすい家事」を楽にするサービスを積極的に利用する事でも、生活の質が上がります。
お金をかけずに省力化するには取捨選択を
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新しい家電やなんらかのサービスの導入は金銭的コストが増えるので避けたいという場合は、家事の取捨選択をしましょう。
「掃除の頻度を下げていい所は毎日やらない」「お風呂掃除は最初に入る人がする」など、家事を減らしたり分業したりする事で気持ちにゆとりが生まれます。
「掃除の頻度を下げていい所は毎日やらない」「お風呂掃除は最初に入る人がする」など、家事を減らしたり分業したりする事で気持ちにゆとりが生まれます。
大事なのは「割り切る」事
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「省力化する前からあまり家事ができていない…」という事もあるかもしれません。ここでポイントは「これはやらない・してもらう」というルールを自分で受け入れておく事です。「しなければならないのにできなかった…」ではストレスの原因になりますが、「無理だからしない」と肯定しておく事で気力が削がれにくくなります。
迷ったら「気分が上がる」選択を
例えば「こんな風に、スッキリしたお家で季節にあったディスプレイをしたい」という理想イメージはあっても「スッキリ」と「季節の飾りをこまめにする」を両立させるのが難しい場合、思い描いたときに気分が上がる方を優先してみましょう。
実行のハードルを下げる
「用意と片付けは大変だけど季節の演出を考えるのはワクワクする」なら多少他が散らかっても目をつぶる、「飾るのは楽しいけど片付けが億劫…スッキリした部屋でゆったりしたい」なら部屋が理想の状態になるまで飾りは封印など、全てを完璧にやろうとせず、実行のハードルを下げて片方だけやってみるというのも一つの方法です。
「今、それは可能で必要か?」という判断を上手にしよう
理想の生活で譲れないものとして「○○は手作りで」がある場合、それは常に完璧にやる必要があるかも考えてみましょう。平日で疲れているのに家族のリクエストだからと、種から餃子を作るのではなく、それは休日に回して余裕がない場合は市販品を使う事を「手抜き」と敬遠せずに「手間抜き」と捉えて無理はしない事も大切です。
理想の形を整えるだけの「無理」は理想の生活ではない
生活は続いていくものですから「こうあるべき」と無理を重ねる事は、形は理想であっても自分にとっては「無理」の積み重ねになってしまいます。自分をおろそかにしている時点でそれは「丁寧な暮らし」ではありません。もし、自分ではなく家族がこうあるべきと理想を押し付けてきて苦しいときは、家族が意識を変える必要がある事態だと考えてみてください。
なかなか暮らしが変えられない場合は、普段遣いの日用品を気分が上がるアイテムに変える事でも生活の質が上がります。
「一手間かける」のはやりたい事にする
生活をする中で「手間をかけるのはいい事」というイメージが強いと、無理をしてがんばったり何もできないと苦しくなる事もあります。暮らしの中で「一手間かける事で充実感を得たい」という場合は、得意で好きな事を少しだけにしておいて生活全てをがんばりすぎないようにしてください。
すぐに実現できなくてもワクワクする事に意味がある
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理想の暮らしを全て実行できるようになるまでには、ある程度の時間がかかります。今と違うルーティンになる場合、「意識を変える」というお金や他人の力ではどうにもならないポイントがあるからです。けれど「理想には遠い」と悲観するより「まだ暮らしにこれだけ変化の余地がある」とスモールステップでの変化を楽しんでみましょう。
自分を大切にするのが「丁寧な暮らし」
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「丁寧な暮らし」とは、他人から見て素敵と評価されるかどうかではなく、自分を大切に過ごす暮らしの事です。簡単なようで、自分と向き合うのは意外と大変です。それでも少しずつ「こうしたいな」の理想を積み上げて行くうちに、きっと自分なりの「丁寧な暮らし」にたどり着けると思います。
【素敵な画像のご提供ありがとうございました】