「会うのがちょっと憂鬱な人」がいるあなたへ。人間関係での《力の抜きどころ》5カ条

「会うのがちょっと憂鬱な人」がいるあなたへ。人間関係での《力の抜きどころ》5カ条

大人になるとどうしてもつきまとうのが、いわゆる馬が合わない「苦手なタイプの相手とのお付き合い」。 仕事上で、子どものつながりで、ご近所で――どんなお相手と一緒でもできるだけ気持ちよくいられるよう一生懸命頑張ってみたけれど、どうしても相性が良くなくて…。もしそんな状況にあるなら、お悩みに真正面から向かい合うだけでなく、自分の心を守るために「相手との関係をうまくやり過ごす」術を磨くのも有効な方法かもしれません。 今回は、気が重くなりがちなお相手と、嫌な思いをしないための処世術をご紹介します。2020年03月22日作成

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ライフスタイル
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暮らし生き方人間関係思考法ストレスマネジメント
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話すと疲れるような相手がいる貴方へ。頑張りすぎず、力を抜いて

さまざまな人とお付き合いの輪が広がる「大人ならではの人間関係」、けっこう大切ですよね。たとえば職場の人付き合いは、仕事をスムーズに進められるかどうかを左右したり。ママ友であれば、子どもの園・学校での生活に影響があったり――。

誰とでも輪を乱さず、自分にとって心地よい人間関係を構築したいと願うのは、きっと皆同じ。
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出典:unsplash.com
しかし、あなたが相手に歩み寄っても、ときには相手の価値観が合わなかったり。また、相手が噂話好きの方で疲れてしまったり。そんな気が合わない人との人間関係に、「どうしよう・・」「話すことに疲れた・・」とストレスを感じることも多々あるもの。

人とのストレスから自分を守る為に、したたかになっていい

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誰とでも心から笑顔でお付き合いできれば最高です。しかし、心にとどめておきたいのは、
どんなに自分が歩み寄っても、どうしてもそりが合わない人はいる。
ということ。

そもそも、相手にとって自分が好印象になるように「自分が変わることはできます」が、「相手を変えるのは困難」なこと。

“どうしてもそりが合わない人”と相対するときに「憂鬱」な気持ちが心の片隅にあるのなら―― 十分頑張った結果として、その気持ちを受け入れてあげませんか?
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とはいえ、すぐにお付き合いを辞められない事情がある、というのが現実。

そこで、自分を守りながら相手と上手くやるための方法や、自分を守る為のスルースキル、気持ちがふっと軽くなるヒントを一緒に探しに行きましょう。

目次

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噂話・批判が好きなスピーカー体質の人から、心を守るには

顔を合わせると、こちらが聞きたくもない噂話を持ちかけてきたり、あなたや大切な相手へ批判めいた発言が多いお相手。そんなときは、どうしたらいいのでしょう?

1:話をするなら、「勝とう」としないこと

スピーカー体質さんの偏った物言いに、素直に真正面から向き合おうとするなら、「否定」や「反論」という方法もありますが、心はとても疲弊しますよね。

「否定」や「反論」は、お相手の意見を「ひっくり返す」こと・・・いわばあなたが「勝つ」ことを目指している行為とも言えます。

でも、そもそもお相手自身は「自分が正しい」と思っているはずで、そこにあなたの「正しさ」をぶつけても、かえって話がヒートアップし、人間関係を改善させるどころか悪化させる場合も。
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そういった場合には、「勝つ」のではなく、「負けない」こと――。つまりあなたの本質的な心の根っこを守りながら、お相手より大人になってしまうとラクチン。

「勝たずとも負けない」切り返し例✓

□ 「言いにくいことをありがとうございます」
□ 「なるほど、参考にさせていただきますね」
□ 「いろんなことをよくご存じなんですね」

2:嫌なことを言われたら、一方的なラジオみたいと思ってやり過ごす

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あなたにとっては大きな問題ではない、重箱の隅をつつくような細かい事柄ばかりを指摘・意見されてしまったり。あるいは直接批判されてしまったり・・。逃げ場がないように追い込まれつつ、聞きたくない話が延々と続くというシチュエーションは、つらいですよね。そんなときは、「このラジオ、なんだか調子悪いみたい」と思ってみませんか?

大きな問題や大切な指摘ではなく、たんなる嫌味ならば、意識的に聞き流すことは自分を守るすべです。しかし、どうしても耳に入って、感情をかき乱されてしまいがち。心の中で、お相手を(失礼ながらも)「ラジオ」と思えば、勝手に流れてきたノイズとして、右から左へ・・・と不思議なほど受け流しやすくなります。

3:沈黙は金(きん)

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どう反応したらいいのかわからないとき…「何か言わなくちゃ!」と思うと、話を盛り気味にしてしまったり、噂話に乗ってしまったり…そしてあとから「言わなきゃよかった」と後悔することも。
言うことがないときは、にこやかな表情は心がけつつも、でも無理に話にのる必要はありません。

話題が変わればラッキーですし、もし相手が思うように話に乗ってこなくて「この人に話しても無駄だ」と思ってくれれば、次回からそういった話し相手にはされずに済むので、それはそれで◎。

最初から話をスルーしたり無視したりしているわけではなく、あなたがどんなに歩み寄ってもわかりあえそうもない相手なら、「言うことがないなら何も言わない」のも自分を守る処世術の一つですよ。
出典:unsplash.com

言うことがないときは、にこやかな表情は心がけつつも、でも無理に話にのる必要はありません。

話題が変わればラッキーですし、もし相手が思うように話に乗ってこなくて「この人に話しても無駄だ」と思ってくれれば、次回からそういった話し相手にはされずに済むので、それはそれで◎。

最初から話をスルーしたり無視したりしているわけではなく、あなたがどんなに歩み寄ってもわかりあえそうもない相手なら、「言うことがないなら何も言わない」のも自分を守る処世術の一つですよ。

なにかと揚げ足取りが得意。マウント上手な人と対峙する時、その場を切り抜けるには

他人を見下す態度の方とは、極力距離をとりたくなりますよね。協働することが必要な場合などは、ある程度の濃度でのコミュニケーションがどうしても発生するもの。そんな場合は、ちょっとしたコツで、軽やかにやり取りの場面を乗り切れるかもしれません!

4:魔法の言葉「〜なので」の出番

「会うのがちょっと憂鬱な人」がいるあなたへ。人間関係での《力の抜きどころ》5カ条
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突然ですが、問題です。

これは海外で実際に行われた実験でのこと。
コピー機に行列ができているところに、「すみません、先にコピーさせていただけませんか?」と声をかけ、自分を優先するようお願いしたところ、ほぼ断られる状況であったそう。

しかし、さっきの言葉をちょっと工夫するだけで、ほとんどの人が順番を譲ってくれたのだとか。

さて、そのちょっとした工夫はなんでしょう?
正解は・・・
「恐れ入りますが、順番を譲っていただけますか?何枚かコピーしたいので。」
もう一度この答えを読み返してください。まともな理由になっていないことに気がつきましたか?

よく考えてみれば、「何枚かコピーしたいので」と言われても・・・
いやいや、みんなコピー機に用があって並んでいるはず!
それでも、ただ要望や用件を伝えるだけではなく、「~なので」と自分の事情や背景を一言伝えるだけで、不思議なほどに相手の納得度が深まってしまうのです。

少しずる賢いテクニックですが、お願い事や説明には、もっともらしい「~なので」の一言を添えると、時には、マウント上手さんとのトークで、窮地を脱することができるかも。
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OKをもらいにくいような相手に、何かお願い事をしたいときは、とくに憂鬱になりがち。そそくさと済ませたくなるものですが、そこは一歩踏ん張って!

簡潔に一言「~なので」と付け加えるだけで、意外とスムーズに進むようになるかもしれません*

5:曖昧な相槌で、明言を避ける

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自分にとって共感できない話は、盛り上げる必要も、相手を気持ちよくさせる必要もありません。

もちろん、議論や判断が求められる場面では意見をぶつけ合わなくてはいけませんが、世間話レベルの「聞く」ことを求められている程度であれば、同意はしていないけれど話を流せる「曖昧な相槌」が重宝します。
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ポイントは、「自分がどう思うか」を盛り込まないこと。

話の主導権は一見相手に握られているようでも、意識的にこの相槌を打てれば、自分に不利にならないようコントロールできているという心の余裕が生まれますよ。

自分を守る曖昧な相槌の例✓

□ 「へ~、そういうお話を聞いたんですね」
□ 「(私はそう思わないけれど)あなたはそう思うんですね」
□ 「そういう見方をしてらっしゃる方がいるんですね」
□ 「その意見は斬新ですね」
□ (意見や同意を求められたら)「ごめんなさい、私にはわかりません」
□ 「私は何か言える立場ではないので…」

【こちらも大切】八方塞がりになるなら、関係リセットの選択肢も

「いいところをみつけよう」「もっとうまくいく方法があるはず」と、前向きな落としどころを模索し続けたものの、なかなかお相手との関係に突破口が見えない場合。
もう無理しなくても大丈夫。状況が許すなら、関係を終わらせるのも、一つの選択肢です。

どれだけ頑張っても見返りを求めず、関係に終止符を打つことも大切

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人間は、自分が努力を重ねた時間が長いほど、その努力の対象を手放すことに躊躇を感じてしまう生き物だといいます。
「ここまで頑張ったんだから」「でもお付き合いを続ければこんなメリットもあるし…」「きっとああすれば良くなるはず」と、もったいなさを感じたり、未来に期待をしてしまったり…。
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でも、自分を守るために、関係に見切りをつけるのは決して悪いことではありません。

そのリセットは、「これまでの自分の時間が無駄になる」のではなく、「新たな出会いの余白を自分に作る」ための一歩となるはずですよ。

人見知りほど追い込まれやすいことを自覚して、色んな人間関係のチャンネルを作ろう

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特定の人やグループと心地よい関係を築いているときはその状態に満足しがちですが、万が一そこでトラブルに遭遇したり、信じていた相手の裏の顔に触れてしまったりすると―― 心のダメージは大きくなるもの。

「職場」「古くからの友人」「趣味」など、たとえ細くとも気持ちのいい人間関係のチャンネルをいくつも持っておくと、何かあった時にも気持ちのダメージを最小限にすることができます。
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Aさんとの関係はイマイチだけど、Bさんがいるから大丈夫・・・そう思えるだけで、Aさんに対して必要以上に関係改善や解決を急がずに、距離を置きやすくなるはず。

特に「私は人見知りだから・・・」という人ほど、新たな人間関係の構築には、時間がかかりやすいものです。自覚している方は、意識的に友人をつくる機会をつくり、色んな人間関係のチャンネルを持つようにすると、心に余裕が生まれることでしょう。

最後に

安心して。あなたは誠実だと、周りはちゃんと知っている。

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人は、ついつい「いい人」でいたくなりがちなもの。
だからこそ、批判に反論したくなるのも、嫌な思いをしてもついついガマンしてニコニコしてしまうのも、自然な反応です。

でも、もしお相手が理不尽なのであれば、それをあなたががんばって主張しなくても大丈夫。
たとえ黙っていても、共に時間を過ごしている周囲の人は、誰が誠実で、誰がそうでないか、きちんと見極めてくれていますよ。
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がんばりすぎて疲れてしまう前に、ちょっと肩の力を抜いて。優しくまじめなあなたこそ、「自分を守る」大人のスキルを磨いてみてくださいね。

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