感じていませんか?心とカラダの不調
心もカラダもいつも元気でポジティブな状態でいるために、今回は「ストレス」を上手に解消する10のヒントをご紹介ます。ぜひ参考にしてくださいね。
ストレスフリーに過ごすために心がけたい10のヒント
【1】思わずついたため息も、実はストレス緩和に必要なこと
溜息をつく、ってなんだかマイナスなイメージがありますよね。でも実は、「ふぅ」と一呼吸を入れることは、自律神経のバランスを整えることにつながり、ストレスを溜めこまないための秘訣でもあるのです。
また、深くゆっくりとした呼吸を心がけることで、副交感神経を優位にさせ、心が穏やかになるといわれています。心の安定をはかるヨガや瞑想でも、深い呼吸は重要なポイント。「ふぅ」と吐くことは、心のバランスを整えるためにも大切なことと言えそうです。
【2】音のない静かな空間で、心のリラックス状態をつくる
私たちの周りには、日々さまざまな「音」が飛び交っています。交通音、機械音、テレビ、広告、メールの着信音もそうですね。そういった周辺環境から、気づかないうちに脳が情報を受信し続け、ストレスを感じているケースも。
ちょっと疲れたな、という日は、帰宅後は電子機器類のスイッチをOFFに。お部屋の照明は少しトーンを落として、リラックスできる空間にしてみましょう。アロマキャンドルで癒しの香りを楽しむのもいいですね。心がすーっと穏やかに、そして豊かになっていくのを、きっと感じることができるはず。
アクティブ派の人なら、次のお休みは思い切って大自然を堪能できるスポットに旅行へ行ってはいかがでしょう。街と空を見渡せる丘、星天を堪能できる露天風呂…。自然の音に触れ、日々のストレスもきっとリセットできるはずです。
【3】睡眠不足の解消は、トラブルの防止に
夜、しっかりと心地の良い眠りにつけていますか?忙しさや不規則な生活に追われていると、つい睡眠時間を削ってしまうという人は多いかもしれません。
仕事でミスが続いたり、家族や恋人とケンカをしてしまったり…。それはもしかすると睡眠不足に原因があるのかもしれません。睡眠不足を解消することは、お肌やカラダの健康に良い影響を与えるだけでなく、精神的な安定と余裕にもつながるといわれています。
心地よい眠りにつくためのヒントとして、寝る1時間前までにはお風呂でしっかり温まること、就寝前には食事を控えること、自分にあった寝具を用意すること。ストレッチやヨガでリラックス状態をつくるのもおすすめです◎
【4】不得意があったっていい。完璧よりも「頼り上手」に
仕事、家事、子育て、それぞれのシチュエーションでいろいろな役割を担って頑張っていますよね。ですが、誰かのために頑張りすぎたり、成果を求めすぎたり、上手くいかないことにストレスを感じたりすることもきっとあるはず。
大切なのは、自分にも相手にも「完璧」を求めないこと。何か活動しているときに「なんで自分はこんなこともできないのだろう」と責める必要はありません。「コミュニケーションは苦手だけど、細かな作業は丁寧に頑張ろう」と自分のできることを見つけて、ほめること。きっとそれが自信につながります。
また苦手なことや不得意なことは、誰かに相談したり頼ったりすることで、普段から心のストレスを増やさずに済ます。「こんなことを相談するのは迷惑かも…」と思うかもしれませんが、大丈夫。誰かが悩んでいるときは、あなたが相談にのってください。そうやって周囲と協力し合いながら物事を進める…とっても素敵なことです。
【5】一日を振り返って「ありがとう」をみつける習慣を
イライラして心が落ち着かないときや、とがった感情から離れられないとき。お酒を飲みながら愚痴大会…よりも、自分の中にある感謝のエネルギーを高める方が、ストレスの解消には効果的だといわれています。
どんな些細なことでもOKです。今日一日を思い出して「ありがとう」と感じたことを書き出します。「悩みを聞いてくれた同僚」「カフェの店員さんの笑顔」「美味しいごはんが食べられること」「心地よい朝日の光」など。
自分を支えてくれる人たちや環境のことを思い浮かべることで、前向きでポジティブな感情が高まり、自ずとストレスが軽減されていきますよ。
【6】遠回しな言葉よりストレートな気持ちを伝える
社交的な場面や大人の会話の中で相手への気遣いやマナーから、本音を伝えられずにいること、きっと誰もが経験のあることだと思います。空気を読んで「そうだよね」となんとなく同調したり、遠回しに言い過ぎて本当に伝えたい気持ちが相手に届かなかったり…。
マナーを守ることはもちろん大事なことですが、必要な意見交換の場面では、勇気を出して自分の意思を伝えるようにしましょう。それは相手とのフラットな関係性を築くことにもつながります。
例えば「そういう考え方だったんだね。私は〇〇だと感じたよ」など「同調+意見」で会話がスムーズになり、相手へのケアの面でも◎。自分の感情を無視し続けたり、我慢を繰り返したりすることは、ストレスの原因になりかねません。一歩踏み出すことが大切です。
【7】前向きな目標やビジョンをつくろう
ストレスが溜まっているときは、落ち込んだりイライラしたりとネガティブな状態であるケースが多いはず。けれど本当は、きっと誰もが「幸せでありたい」という想いで日々を過ごしていますよね。
そんなときは、より長期的なプランで自分の人生のビジョンに目を向けてみませんか?5年後にはこんな暮らしをしたい、理想の人になるために〇〇を努力しようなど、視野を広げることで、今ある悩みやストレスが必要なステップだと、俯瞰的・客観的な視点から捉えることができるようになるはずですよ。
【8】大人だって泣いてもいい。「涙」でストレスもデトックス
大人になると、子どもの頃のように素直に感情を表現できなくなったり、我慢して強がって涙を見せないようにしたり…。感情に蓋をして、本当の意味でありのままの自分をさらけ出すことが難しいことも。
実は「涙を流す」という行為は、ストレスの解消法の一つであるといわれています。悲しいとき、悔しかったとき、感動したとき。大人だって泣いたって良いのではないでしょうか。
ゆっくり思い出の写真を眺めたり、休日には一人で映画館や劇場を訪れて思いきり涙を流したり。溜まっていたものが洗い流され、不思議と気持ちがスッキリしますよ。
【9】感情的になってしまった後は「ごめんね」でスイッチの切り替えを
ストレスが蓄積されていると、つい感情的な口調になってしまったり、イライラを態度にだしてしまったり。例えば、家族とケンカをしてしまったとき、友人に愚痴をこぼしたとき、部下をきつい口調で叱ってしまったとき。後から後悔することもありますよね。
そんなときは、少し時間を置いてからでも「さっきは言い過ぎたね、ごめんね」と一言伝えること。相手へのフォローでもありますが、「ごめんね」を素直に伝えることで、自分自身の怒りスイッチを切り替えることができますよ。
【10】順位や優劣にとらわれすぎない
「〇〇さんはできるのに、私は…」と、いつも誰かと自分を比較して落ち込んでいませんか?比べることは、ときに必要なことかもしれませんが、順位や優劣にとらわれすぎてしまうと、劣等感のストレスが高まります。
「私なんかだめだ」と否定的な面ばかりではなく、「私だからこそできることは何だろう」と自分の長所を探してみましょう。個性は人それぞれ。自分に合った適切な役割があるはずです。
また競争心よりも「協働」を意識したり、誰かのマネよりも「個性・オリジナル」を大切にすることで、自分らしさがもっと輝いてくるはずですよ。
丸く柔らかな気持ち。ストレスフリーで自分らしい毎日を
とがった心がきっと丸くなる「ストレス」を上手に解消する10のヒントのご紹介でした。日々の疲れを軽減し、ありのままの自分で、前向きに素敵な暮らしができますように。
私たちの暮らしに潜む、さまざまなストレス。ストレスをため込んでしまうと、人に優しくできなかったり、むやみに落ち込んだり、疲労回復に時間がかかったり…。ストレスは心だけでなくカラダにも悪影響を及ぼします。
またビジネスシーンや住環境、人間関係など気付かないうちにストレスを抱え込んでしまっている人も多いといわれています。