そんな時、「やる気が出ないな、やる気がないな」と思いませんか?あるいは、どうしたらやる気が出てくるか、考えるかもしれませんね。
「やる気」という名の正体
何もしたくない時、「どうしたらやる気が出るのだろう」とその方法を探したくなりますよね。でも、どんなに探しても答えを見つけることはできないでしょう。
なぜなら、明確に「やる気」という気は無いからです。
何かをする時、「やる気」があるからできるのではありません。ただ、やりたく無いことの言い訳として、「やる気」が存在しているのです。
どんなときに「やる気」がでて、「やる気」がなくなる?
例えば、毎日の仕事についてみてみましょう。
日々の自分に課せられた仕事や、期待されているプロジェクトなど、その一つ一つは「やる気」に満ちてやっているものでしょうか。
きっと「やる気」は意識せず、責任感を持っている、もしくはやらなければいけないと思って取り組んでいるでしょう。
その中で、自分が苦手なものについてだけ、「今はやる気ないな」と後回しにしたくなるのではないでしょうか?
また、家のことにおいても日常のお掃除は、そこまで「やる気」を意識しなくてもできるのに、換気扇やお風呂の大掃除となるととたんに「やる気がわかない」と思うのではないでしょうか。
こうしてみると「やる気」について意識するのは、やりたくないことや苦手なことを後回しするための言い訳にしたい時、と言えそうです。
何かをするとき、「やる気」があるとは限らない
仕事や家事以外に、大きな情熱を持って自分の夢に挑戦する場合も同じです。
それは長いスパンになればなるほど、その都度「やる気」を出しているわけではないでしょう。
日常を繰り返し、努力しているその先に、夢や目標があるという状態です。
毎日、「やる気」があるから挑戦を続けられるのではありません。¥大きな目標や夢がはっきりとしていることが、挑戦し続ける力に繋がっていると言えそうです。
「やる気」がでないときはどうする?
なにか行動を起こすのに、必ずしも「やる気」が必要でないことはお伝えした通りですが、それでもとにかく、全く「やる気」が出ない…何もしたくない日はやっぱりありますよね。そんなときは、気持ちを受け入れて、しっかり休養をとるようにしましょう。
やるべきことをタスク化する
やるべきことがはっきりしていてて「やる気」が起きない…と感じるなら、やるべきことを大きな一つの山と捉えるのではなく、できることから細かく分けてタスク化していきましょう。
夢や目標に挑戦することと同じく、大きな山に思えるものでも、一つのタスクをこなすごとに次のやるべきことが見えてくるはずです。まずは、「やる気」もいらないような小さな一歩を踏み出すことが大切です。
先のことばかり考えない
お金を貯めなきゃ、将来のプランを考えなきゃ、差し迫ってはいないけれど、やらなくてはいけないことがわかっているときは、先のことを考え始めると焦りや不安が膨らんでしまいます。
ぼんやりとした未来を見つめるのではなく、今すべきことを積み重ねるイメージを持ちましょう。
おわりに
何もしたくない、気持ちが乗らない。そんな時はプラスやマイナスの感情に注目するのではなく、淡々と、すべきことを重ねるイメージを持つように意識しましょう。
やる気という気はそもそも無い、と覚えておくだけでもいいでしょう。やれることを着実に重ねることで日々が作られています。目の前のことを一生懸命にやる、そのことが毎日をきっと素敵なものにしてくれるはずです。
仕事や家のことなど、やらなくてはいけないとわかっているのになんだかやりたくない、そんな気持ちになったことが誰しも一度や二度はあるのではないでしょうか。