片付けが大変と感じていませんか?
部屋が散らかるのはなぜ?
どこに置くか決まっていない
どこに置くか決まっていないモノはありませんか? しまう場所が決まっていないと、どこに片付ければいいのかわからず、テーブルの上に置きっぱなしになってしまいます。とりあえず、テーブルをキレイにしようと他の場所に移動するだけでは、部屋はキレイになりません。
収納スペースに対してモノが多すぎる
しまう場所は決まっていても、収納スペースから溢れるほど、モノがあっては片付けられません。入らないからといって、無理やり詰め込むと、今度は収納の中がごちゃごちゃになってしまいます。収納の中が散らかると、取り出しづらく入れづらくなり、ますます片付けることが困難に。
しまう場所が近くになくて、後で片付けようと思う
収納場所も決まっていて、収納スペースもあるのにも関わらず、出しっぱなしになっている時は、しまう場所が使う場所の近くにないのかもしれません。収納場所が遠いと、面倒だから後でしまおうとそのままにしてしまい、結果部屋が散らかってしまいます。
買い物が好きで新しくモノが増え続ける
自宅にある備え付けの収納スペースは、限られています。どんどん新しいモノが増えていくと、収納する場所がなくなってしまい、部屋にモノが溢れ出します。
そうなると、無理やり詰め込んだり、新たに収納を増やしたり、空いている場所に入れようとして本来あるべき場所に収納できない、というさまざまな問題につながっていきます。
散らかりやすい、片付けづらい部屋のデメリット
片付けに時間がかかる
モノを使いたい時、収納場所から取り出して、使いたい場所へ持っていき、元の場所に戻すのに何秒かかりますか? 片付けづらい部屋の特徴として、使う場所の近くにしまう場所がないことがあります。当たり前のことですが、使いたい場所と片付ける場所が離れていればいるほど、時間がかかります。
探し物の時間が増える
部屋が散らかっていると、必要なモノがどこにあるかわからず、見つけるのに時間がかかります。
読みたい本がどこにあるか見つからないと読書の時間が減る、身支度に時間がかかると予定の時間に遅れるなど、貴重な時間が探しモノで奪われることに……。
掃除が大変になる
散らかった部屋を掃除しようと思うと、まずは片付けから始めなければいけません。片付けというハードルがあると、掃除をしたくなくなってしまいますね。
モノが散乱したまま掃除機をかけようとすると、3分で終わるはずの掃除機が10分かかったり、隅々まで掃除をかけることができず、ホコリがたまってしまいます。
ストレスがたまる
片付けづらい部屋では、家族も片付けてくれず、「片付けて!」とイライラしてしまいます。部屋をキレイにしないと……という精神的ストレスや、片付け自体が大変なので肉体的にもストレスになってしまいます。
キレイを保てる、片付けしやすい部屋のメリット
部屋が散らかりにくくなる
しまう場所が、手を伸ばしたところにあるのと、隣の部屋にあるのでは、片付けに使う労力が違います。しまう場所が近くにあると、ラクに片付けられるので部屋が散らかりにくくなります。しまいやすいと家族も自分で片付けてくれたり、キレイな部屋をキープしやすくなるメリットが。
家事の時短になる
しまいやすい場所に収納があると、片付けが早く終わる。床にモノが置いてないと掃除機もかけやすいので、掃除の時間が短くなるなど、片付けやすい部屋では、片付けや掃除、調理にかける時間も減り、家事の時短になります。
時間の使い方が上手になる
片付けやすい部屋に住んでいる人は、時間がかけがえのない貴重なモノだと知っています。片付けが上手になると、時間に対する意識も変わってくるので、時間の使い方も上手になってくることでしょう。
片付けやすい部屋に住んでいる人とそうではない人では、一生の内探し物に費やす時間がどれほどの差になるのか考えてみましょう。
気持ちに余裕ができる
部屋が散らかっても、1、2分でキレイにできる部屋なら、片付けなきゃ……と気を落とす必要もありません。早く家事が終わったらコーヒーを楽しむ時間もできます。片付けやすい部屋では、時間や気持ちに余裕が生まれます。
片付け上手になれる《収納メソッド》
《収納メソッド》を知って、片付け上手さんになりましょう。
1.いくつ必要か考える
印鑑は1つあれば十分と思いがちですが、宅配の時と書類に押す時必要であれば、2つあると便利ですね。ペン立てに10本のボールペンが入っていたら、ここで使うペンは何本? と、いくつ必要か考えます。
おたまは何個あると足りる? 菜箸は? お皿は? どこかでもらったり、買い足したりして、自分が必要だと思っている以上に、モノを所有していることに気づきます。
2.どこで使うか考える
例えば、ハサミの収納場所を考える時に「ハサミは文房具だからペンや消しゴムと一緒の場所」と考えてはいませんか? ハサミはどこで使うか考えてみましょう。
印鑑は玄関と書類に判を押す場所。ペーパーナイフは手紙の封を開ける場所、と使う場所は人それぞれ。普段どこで使っているか考えてみます。
3.どのくらいのペースで使うか考える
キッチンの一番取り出しやすい場所に、1年に1回しか使わない料理器具が置いてありませんか? ひとつひとつ手にとって、どのくらいのペースで使っているか考えます。
毎日使うモノは取り出しやすい場所に置くだけで、片付けがラクになりますよ。
4.一番使いやすい高さと位置を考える
一番使いやすい高さと位置は、身長の違いや年齢の違いで変わってきます。ここなら使いやすいはずと思っていても、実際には違うことも。
右側か左側でも取り出しやすさが微妙に違ってくるので、実際にモノを出し入れします。家族にも、協力してもらいながら使いやすい高さ、位置を決めるのがおすすめです。
5.よく使うモノを使いやすい場所、高さにしまう
使いやすい高さや位置がわかったら、毎日使うモノ、週に数回使うモノの順にしまっていきます。
月に一度、年に一度しか使わないものは、多少取り出しづらい場所に置いても、支障はありません。毎日使うモノとあまり使わないモノに分けることがポイントです。
6.収納グッズを先に買わない
モノを片付けようと思うと収納グッズが必要と思いがちですが、収納グッズを先に買うのはおすすめしません。
散らかったらといって、その都度収納グッズを買い足したら、部屋中収納グッズで溢れかえってしまいます。
収納グッズは、最後にどうしても必要になったら購入するようにしましょう。
片付け上手になって、もっと暮らしをラクにしよう
生活していく上で、部屋が散らかることは当たり前です。散らかった状態からどれだけ簡単に元の部屋に戻せるかがカギ。
片付け上手になるには、持ちモノのひとつひとつと向き合い、いくつ必要か、どのくらい使うか、考えることが一番大事です。片付けやすい部屋を作って、もっと暮らしをラクにしてみてくださいね。
-使った食器を戻す。
-脱いだ服を洗濯機へ持っていく。
-荷物を解いた後ハサミを戻す。
-リモコンをリモコン置き場に置く。
片付けても片付けても散らかる部屋にうんざり。毎日の片付けが大変と感じていませんか?
私たちは、朝から晩までモノを使っては片付けることを繰り返しているので、大変と思うのは当たり前です。仕事や育児で疲れてしまうと片付ける気力も失われ、結果的に部屋が散らかったままの状態に……。少しでもラクに片付けられたら、もっと暮らしがラクになると思いませんか?