大切なことを便利なツールに頼っていませんか
それに会話と違ってしっかり考えてから発することができるので、不用意な発言を避けられるという安心感も。そんな理由から、ついついコミュニケーションをツールに頼ってしまいがちです。
SNSやメールが手軽なのはいいけれど…
それに文字は、後々まで残るものです。仮にそれが相手にとって不愉快なワードだったら、ずっとダメージが続くことになります。
きちんと伝えるには、文字だけじゃ足りません
誰かに大切なことを伝えたい時、つい言葉や内容ばかり意識してしまいがちです。でも人と人とのコミュニケーションでは、言葉以上に「非言語メッセージ」が重要だと言われています。
非言語メッセージとは、<表情・声のトーン・目線・仕草>といった、言葉以外のその人の発するものを指します。たとえばしっかり目を見て笑顔で話す人には好感が持てますし、いくら口調が丁寧でもダラけた姿勢では相手に不信感を与えますよね。
人はこの「非言語メッセージ」を無意識のうちに受け取っており、一説によるとそこからメッセージを読み取る割合はなんと65%!言葉より圧倒的に伝わっているという、驚きの数字です。
ある実験結果では、対人コミュニケーションにおいて言語メッセージが占める割合は 35 %程度、残りの 65 %は非言語メッセージによるそうだ。
言葉で“直接”伝えることの大切さ
伝えたいことを正確に伝えられる
相手の反応を確認できる
非言語メッセージは、伝える側だけでなく、相手から受け取ることもできます。きちんと伝わっているか、その上で相手がどんな風に感じているか、反応を見ながら言葉を足したり、言い方を変えるといったフォローも可能に。
相手の心に想いをきちんと届けられる
そうやって面と向かってやり取りをした言葉には、表面的ではない、心に響かせる力があります。コニュニケーションの最も大切な、相手の心を動かすことができるんですね。
自分の意志や思いが深まる
そして自分の口で話すということは、自分の意志や思いを整理する行為でもあります。コミュニケーションを通じて、自分自身の理解も深まっていくのです。
SNSやメールは相手の状況を考慮せず、思い立った時にメッセージを送れる便利なツール。人によっては、「ありがとう」や「愛してる」といった面と向かって言いにくいことも、文字でなら言えるということもあるかもしれません。