自分をよく知るためのリスト
忙しい毎日をすごしていると、自分自身について考える時間をもてないこともありますよね。箇条書きのリストなら、少しの時間や思いついた瞬間にサッと書き留められます。週末にたっぷり時間をとって書いてもいいですし、毎日ちょこちょこと書き足していってもOKです。
どんなに忙しくても、自分を見失いそうでも、立ち戻る場所が分かっていれば大丈夫。リストがその羅針盤となるはずです。
やりたいことは言語化しよう!ウィッシュリスト
あなたのやってみたいことは何ですか? 手に入れたいものは? 行ってみたい場所は? こんな質問に即答できるのは、あなたの望みのごく一部ではないでしょうか。望んでいることがなかなか実現しないのは、言語化していないからなのかもしれません。
「あれをやりたい」「これほしいな」「あそこに行ってみたい」……。日頃から小さな望みはたくさんあるのに、いつの間にか忘れてしまっていることってありますよね。やりたいことは言語化することで、実現に近づきます。それがウィッシュリストです。
詳しい作り方は後ほどご紹介します。
したくないことを明確にするネガティブリスト
いつもと変わらない日常をすごしていると、人生は限りある時間であることを忘れがちです。そんな限られた時間を、自分が望まないことに費やすのはもったいないですよね。
人生には重要な決断や選択を迫られることもあります。そんなとき、自分のやりたくないことを明確にした「ネガティブリスト」があれば、納得のいく決断や選択がスムーズにできるでしょう。
・好きではないこと
・自分を幸せにしないこと
・心をすり減らすこと
・自分にとって大切ではないこと
・付き合いたくない人
なんでもリスト化してみよう
人間は多面的な存在です。やりたいこと、したくないこと以外にも、あなたを構成する要素がたくさんあるはず。それをリスト化することで、自分をよりよく知ることができます。
以下にリストの例を挙げておきますので、書いてみたいものがあればお試しくださいね。もちろん、ご自身で「○○リスト」を作るのもOKです。
・居心地のいい場所のリスト
・自分らしいファッションアイテムリスト
・実践したいライフスタイルのリスト
・わたしをとりまく人物描写リスト
・人生において大切にしたい信条リスト
言語化することで叶う!ウィッシュリストの作り方
自分をよく知るためのリストをご紹介しましたが、書き方が分からない!という方もいらっしゃいますよね。ここでは、ウィッシュリストを例として、具体的なリストの作り方をご紹介します。
目的、目標、手段・方法の3ステップに分けて書いていく方法です。目的からトップダウンにしてもいいですし、手段・方法からボトムアップにしてもOK。ご自身のやりやすい方法で、他のリスト作りにも応用してくださいね。
①ゴールを設定する<目的>
まずはゴールを設定します。ゴールとは、目的です。いろいろな望みを叶えた先にある、最終的な望みというと分かりやすいでしょうか。
たとえば「お部屋を片付けたい」「おしゃれな家具を置きたい」といったウィッシュリストがあったとします。その先にあるのは「落ち着いた暮らしがしたい」「友人を招きたい」といった望みがあるはずです。それが、目的です。
難しいようでしたら、②を先に書き出したあとでもかまいません。大切なのは順序ではなく、望みを言語化することです。
②やりたいこと、叶えたいことを書き出す<目標>
思いつく限りの、やりたいことや叶えたいことを書き出します。ずらっとリスト化してもいいですし、ジャンルごとに書き出してもいいでしょう。これが、目標になります。
書くときのポイントは、既に実現した、達成したかのように表現することです。脳はイメージしたことを引き寄せようとします。望みを叶えた自分の姿をありありとイメージすることで、実現に近づくための選択や行動をとれるようになるのです。
③そのためにできることを3つずつ書き出す<手段・方法>
②の目標を実現するための、手段や方法を3つずつ書き出します。「お部屋を片付ける」のが目標なら、「いらないものを捨てる」「収納を使いやすくする」「毎日一か所ずつ掃除する」といった手段や方法がありますよね。
やりたいことや叶えたいことを細分化することで、より実現しやすいリストにブラッシュアップできるのです。
リストを作るためのトリガーリスト
ここまでウィッシュリストの手順をお伝えしました。繰り返しになりますが、大切なのは順序ではなく言語化することです。ここでは、リストを作るためのトリガーリストを挙げておきます。
一気にリストを作る必要はありません。手帳にトリガーリストを書いておけば、時間ができたときに自分と向き合うきっかけになるでしょう。
・仕事で達成したいこと
・スキルアップしたいこと
・健康や美容に関すること
・手に入れたいもの
・行きたい場所
・やめたいこと
・実践したいライフスタイル
・自分を幸せにする考え方
・克服したいこと
・会いたい人
・体験したいこと
わたしらしさを取り戻す「コーピングリスト」の作り方
疲れたとき、落ち込んだとき、自分を見失いそうなとき。ネガティブな感情を終わりなく繰り返してしまうことも、時にはありますよね。マイナス思考を断ち切り、まっすぐ顔を上げて前に進むためにも、気持ちをふわりと軽くすることが大切です。わたしらしさを取り戻す「コーピングリスト」を用意しておけば、ストレスフルな毎日でも穏やかな海のような気持ちでいられます。
ジャンルごとにリスト化してみよう
沈んだ気持ちを軽くすること、疲れた体が元気になることは何ですか? おいしいものを食べたり、友人に話を聞いてもらったりと、ふだんから無意識のうちにやっていることもあるでしょう。そういったことをリスト化したものが、「コーピングリスト」です。
カフェのメニューのようにジャンルごとに分けておけば、その日の気分や体調によって選ぶことができます。ジャンルのリストを挙げておきますので、参考になさってくださいね。
・食べる
・見る
・聞く
・嗅ぐ
・触る
・動く
・休む
・行く
・考える
・話す
さらに細分化して選択肢を増やそう
リスト化したものからさらに細分化するのも、コーピングリストの選択肢を増やすコツです。「おいしいものを食べる」のなら、「いつ」「誰と」「どこで」「どんなふうに」「何を」といったように。
たとえば、「休日に親友といつものカフェでおしゃべりしながらパフェを食べる」と書くだけで、なんだかワクワクして元気が湧いてきませんか? このように楽しんで書くのも、コーピングリストのいいところです。
毎日を輝かせるリストで“わたしらしく”♪
“わたしらしく”あるための「手帳に書きたいことリスト」をご紹介しました。自分をよく知ることで、目の前に現れたチャンスをつかめたり、行動するタイミングを見極められたり、今まで見逃していたものが見えるようになってきます。その積み重ねが、あなたの毎日を輝かせるはず。手帳にリストを書いて、新しい季節を素敵なものにしてくださいね。
「書く」ことで自分自身が見えてくる、というのは何となく肌感覚で分かるけれど、手帳に面と向かうと何を書けばいいか分からない。そう感じている方も多いですよね。そんなとき、ガイドとなるような「手帳に書きたいことリスト」があると、案外スラスラと書けてしまうものです。新しい季節を充実したものにするためにも、手帳を開いて、毎日を輝かせるリストを書いてみませんか?