「お部屋のデトックス」をするといいこと
お部屋はあなた自身を映す鏡です。お部屋がゴチャゴチャとしていたら、それに合わせたかのように、あなた自身の心や体にも不調をきたしてしまいます。うまくいかない状況をなんとかしたいのなら、原因となるお部屋を浄化=デトックスすることです。「お部屋のデトックス」を実践すれば、心にも余裕が生まれ、体調が整い、おのずと人生が好転していきます。
心に余裕が生まれる
いつもイライラしている、クヨクヨと悩んでいる、モヤモヤと気持ちが晴れない……。こんなことはありませんか? 乱れたお部屋ですごしていると、こんな心のトラブルを抱えがちです。
モノが少ないスッキリとしたお部屋に変われば、モノが多いことによるストレスから解放されます。頭がクリアになって問題解決能力が高まり、心にも余裕が生まれてリラックスできるようになるのです。
体調が整う
お部屋にモノが多いと掃除が行き届かず、ゴミやホコリがたまりがちになります。ゴミやホコリはダニやカビの温床です。なんとなく体調が悪い、咳が出る、皮膚が痒いなどの症状はありませんか。
モノの少ないシンプルなお部屋なら、手間なくキレイな状態をキープできます。毎日すごす空間が清潔になると、自然と体調も整ってくるでしょう。
時間とお金を大切にできる
お部屋の中がモノであふれかえっていて、どこに何があるか分からない。探し物を見つけられずに、同じものを買ってしまう。こんな生活では、限りある時間もお金もムダにしてしまいます。
モノを減らし、自分が何を持っているのかを把握できれば、今あるものを大切に使うことができます。つまり、ムダにしていた時間もお金もほかのことに使えるようになるのです。
人間関係や物事がシンプルになる
SNSでいつも誰かとつながっていないと不安だったり、スマホが手放せなかったり。そんな気持ちはお部屋にも表れます。心の隙間を埋めるかのように、たくさんのモノでお部屋を埋め尽くすのです。
お部屋を整えれば、頭も心もクリアになり、自分にとって本当に大切なものが見えてきます。何が大切なのかが分かれば、人間関係や生活、物事もシンプルになり、今よりずっと楽に生きられるでしょう。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
実践!「お部屋のデトックス」方法・チェックリスト
「お部屋のデトックス」をしようにも、モノが多すぎて何から始めたらいいか分からない。モノを捨てることに抵抗がある……。そんな方も多いですよね。ここでは、「お部屋のデトックス」をするにあたり、【衣】【食】【住】に分けて、デトックス方法やチェックリストをご紹介します。モノの寿命や捨て時も挙げておきますので、目安になさってくださいね。
【衣】クローゼットや玄関
お洋服やバッグ、靴などのファッションアイテムは、シーズンごとに増える代表格。お部屋にあふれかえっていて、減らしたいけれどもったいなくて捨てられない、という方も多いでしょう。そんなクローゼットや玄関のデトックス方法は、自分なりに“賞味期限”を決めることです。
ファッションは目まぐるしい速さで流行が移り変わっていきます。おしゃれでいたい、素敵な自分でいたいのなら、お洋服やバッグにも適切にお別れできるようになりましょう。
・インナーやルームウェアなど毎日着るものは、タグが読みづらくなったら捨てどき。
・コーディネートを3パターン以上考えられないアイテムは処分する。
・そのアイテムを身に着けて、人に会いたいかどうかを基準にする。
・アイテムごとに数を決め、一つ増やしたら一つ減らす。
【食】キッチンやダイニング
食べることは生きることに直結し、健康的な生活のベースとなります。そんな【食】に関わるキッチンやダイニングは、いつも清潔に保ちたいもの。期限切れのものを食べてお腹を壊したりしては、本末転倒です。
また、食器やカトラリー、ランチョンマットなど、ダイニングで使うアイテムも、定期的に見直しましょう。持っているだけで使わないものがあれば、それはもうあなたの元での役目を終えたものです。誰かに譲る、リサイクルするなど、必要としてくれる人の元に送り出しましょう。
・冷蔵庫には全体が見渡せる量しか入れない。
・保冷材やレジ袋のように、たまりがちなモノは数を決める。
・キッチンの便利グッズは、他で代用できるなら処分する。
・心がときめかない食器やカトラリーは不要。
【住】リビングや洗面所・バスルーム
リラックスしてくつろぐリビングや、身支度するための洗面所、一日の疲れを癒すバスルームも、モノが増えがちな場所。ところ狭しと雑誌や本、コスメ、美容グッズなどを並べていませんか。どれも気に入って買ったものでも、モノには“旬”があります。
去年は必要だったものが、今のあなたに必要なものとは限りません。一時期は関心があったものも、今の自分にはガラクタでしかないこともあります。あなたの目の前にあるモノは、あなたを楽しませてくれますか? この先も必要なものでしょうか?
・化粧品やヘアケア用品など、同じ用途のものは頻繁に使うもの1種類だけにする。
・紙袋や空き箱など、なんとなくストックしているものは数量を決める。
・もらいもので仕方なく使っているものは、ストレスの元になるため処分する。
・今の自分がもう一度お金を出して買いたいものかどうかを基準にする。
ずっとごきげんでいるために続けたいこと
モノが少なくなり、余白のできたお部屋はいかがですか? 空気の通り道ができ、すがすがしい気持ちになったことでしょう。“やればできる”といった自信が生まれたり、達成感を味わえたりするかもしれませんね。その居心地のいいお部屋をキープし、ずっとごきげんでいるためにも、これから続けたい小さな習慣をご紹介します。
毎日新鮮な空気をお部屋に取り込む
閉め切ったお部屋の空気は、ハウスダストや二酸化炭素、湿気などで想像以上に汚れているもの。デトックスしたお部屋で気持ちよくすごすには、毎日の換気が欠かせません。
お部屋の空気を入れ替えるには、一般的な広さであれば5分ほど窓を開けておくだけでOK。朝の澄んだ空気を一日の始まりに取り込んで、大きく深呼吸するのもいいですね。
一日一磨きでお部屋も心もピカピカに
デトックスしたお部屋ですごしていると、今まで気にも留めなかった汚れに気づくかもしれません。それは、デトックスしたことで心の感度が高くなり、お部屋に自分自身を重ねているからです。この良い兆候を利用して、一日一磨きを習慣にしてみませんか?
いらなくなったTシャツやタオルでウエスをストックしておき、一日一か所ずつ、ちょこちょことお掃除するだけです。磨き終わるころには、心までスッキリしているはずです。
1in 2outでモノを増やさない
モノを減らしてたっぷりの余白ができたお部屋は心地いいですよね。ここで油断をすると、知らない間にモノがジワジワと増えてきます。というのも、モノは自分の意志とは関係なくお部屋に入ってくるからです。
一つのモノが入ってきたら、意識的に一つは減らさないと、いつの間にか以前のようなお部屋に逆戻りしかねません。一つ入ったら二つ出す、1in 2outができれば、モノを増やすことなく、いらないモノも定期的に減らすことができます。
お部屋はあなた自身を映す鏡
人生を好転させる、「お部屋のデトックス」方法をご紹介しました。お部屋はあなた自身を映す鏡です。もしあなたが心や体の不調に悩んだり、物事がうまくいかないと感じたりしているのなら、お部屋を見渡してみましょう。どこか気持ち悪いなと思うところがあれば、そこがデトックスポイントです。
今回ご紹介した方法をご参考に、あなたが理想とする心地いい生活を手に入れてくださいね。
もっと仕事やプライベートを充実させたい。毎日ごきげんでいたい。でも実際はうまくいかないことばかり……。理想はあるのに実現できないのは、お部屋が乱れているからかもしれません。あなたのお部屋はどうですか? モノが散らかっていたり、ゴミが放置されていたりするのに気づいたら、「お部屋をデトックス」するチャンスです。