冬の「フィンランド」のお話
そんな極寒の地ですが、フィンランドの人々は寒い中でも豊かな生活を送るための術を知っています。今回は、フィンランドの人たちに学ぶ、寒い季節を明るく楽しく過ごすためのコツをご紹介します。
部屋で過ごす時間が長いから…工夫したい《空間づくり》
冬の時期、日照時間が短く曇りがちな日が続くフィンランドでは、部屋の中で過ごす事が多くなります。そのため、フィンランドではお部屋に優しい明かりを灯します。
キャンドルを灯してリラックス
曇りがちな日々は、気分まで落ち込みがちになります。そんな時は、暖色系の照明やキャンドルの優しい明かりでリラックスした時間を過ごしましょう。ゆらゆらと揺らめくキャンドルのの明かりは、心を落ち着かせてくれる効果もあります。
部屋を明るくするインテリア
フィンランドを始めとする北欧のインテリアは、日本でもデザイン性が高く人気です。長い時間を家で過ごすフィンランドの人達は、明るいインテリアで気持ちをハッピーにします。
ベーシックな色を選びがちなカーテンやラグですが、寒さを吹き飛ばすような明るいデザインでお部屋を彩れば、楽しい気分になれますね。
マリメッコ等のファブリックでもお馴染みのフィンランド生まれのテキスタイルはテーブルクロスに。お部屋の雰囲気を手軽に替えられるので、お気に入りの布をいくつかストックしておくのもオススメです。
大がかりなイメチェンは、ちょっぴり面倒…という方は、絵画やファブリックパネル等のインテリア雑貨で、手軽に明るいお部屋を演出できます。
一足早く春を感じさせるお花で彩っても素敵ですね。
家にみんなを招待して楽しもう
友達を呼んで食事を楽しむ
外で過ごす機会が少なくなるフィンランドの冬は、おうちに友達を招いたり、家族で食事をゆっくりと楽しみます。
暖かい部屋で気心の知れた人達との集まりなら、時間を忘れて楽しめますね。フィンランドでは、お酒を飲んで体を温めるといった過ごし方もよくされています。日本の冬なら、みんなでこたつに入って鍋を囲みながら熱燗を飲んで過ごすのもいいですね。
子供たちとお菓子を焼く
フィンランドでは伝統的な焼き菓子が沢山ありますが、休日を利用してお子さんと一緒にお菓子を焼いて過ごせば、気分はまるでムーミンママです♪
難しいお菓子作りは大変ですが、型抜きクッキーや溶かしたチョコレートをフルーツにディップし固めるだけのレシピ等、お子様の年齢に合わせてできる範囲のレシピにチャレンジしてみましょう♪
体を温めてリラックス
温かいドリンクを飲んでほっこり
フィンランドは、コーヒーの消費量が世界でもトップクラスの国。コーヒーブレイクやティータイムを大切にするお国柄です。寒い季節にはやっぱり温かい飲み物が体に染み渡ります。コーヒーや紅茶など、自分好みの飲み物でまったりと過ごしましょう。
体が冷え切ってしまった日は、柚子茶など体をしっかりと温めてくれるドリンクもオススメです。
温かい飲み物と一緒に甘いお菓子を食べれば、幸福な気持ちになるはず。
パッと明るい気持ちにさせてくれる、華やかなデザインの食器を並べるのも気分アップに繋がりますよ。
お風呂で体を温める
フィンランドと言えばサウナ文化が有名。古くはサウナで出産も行われ、フィンランドの人達にとっては神聖な場所とされています。各家庭にサウナ室があるほどサウナはフィンランドの人にとって身近なものです。
日常的にサウナに入り、心身の健康を整えて過ごしているフィンランドの人たち。日本では、銭湯やスパ等でサウナが設置されていますが、毎日通うのは難しいこと。サウナを日本式に置き換えて、お風呂で体をゆっくりと温めれば、寒い冬にコリ固まった心も体もリフレッシュできるはず。
寒い冬でも「幸福度」を上げて過ごしましょ
幸福度ランキングが世界NO.1のフィンランド。寒い冬を乗り切る、日々の生活の過ごし方のコツを学んで、私たちも寒くて憂鬱になりがちな冬を楽しく過ごしましょう♪
ムーミンやサンタクロースで知られているフィンランドは、1年の3分の1が冬と言われ、本格的な冬の季節には気温がマイナス30℃になるほど冷え込みます。