部屋を片付けたい!でもなぜか片付かない……
「片付けられない」のはなぜ?原因チェックリスト
「片付けられない」原因を考えたことはありますか? 変わりたい一心で片付けに励んでも、いつも挫折してしまう。そんな自分に嫌気がさしてストレスが増えるばかり……。そんな「片付けられない」悪循環から抜け出すには、まずはその原因を突き止める必要があります。
思い当たることはありませんか?
「片付けられない」という方には、共通する好みや、生活で見られるクセなどがあります。あなたは思い当たることはありませんか? いくつか例を挙げておきますので、チェックしてみましょう。
・買い物が大好き
・セールや安売りに目がない
・季節問わず洋服が山積み
・洗濯物と洗濯済みのものとの区別がつかない
・ショップバッグやお菓子の空き缶を集めたくなる
片付けられない考え方
「片付けられない」考え方を自覚しなければ、生活のクセを直すこともできませんし、いつまで経っても片付けられないままです。こんな考え方はありませんか?
・捨てるなんてもったいない
・まだ使えるかも
・いつか役に立つかもしれない
・高かったから置いておきたい
・わたしは○○だから~できない
片付けられない行動
「片付けられない」考え方と同じように、「片付けられない」行動というものがあります。自分が気にも留めないような、日常の生活パターンに潜んでいるかもしれません。
・後でまとめてやろうとする
・大事なことを先延ばしにしがち
・収納グッズを増やして満足する
・隙間があれば何か置きたくなる
・モノを所有することで心を満たす
「片付けられない」悪循環から抜け出すためにできること
チェックリストで「考え方」や「行動」のクセは見つかりましたか。「片付けられない」悪循環から抜け出すためには、これらの考え方や行動を変えていくことです。なぜモノが捨てられないのか、何のために片付けたいのか?というように、自分自身に問いかけ、見つめ直してみましょう。やみくもに片付けようとして挫折していたのは、この部分が抜けていたからなのです。
なぜ捨てられないの?
あなたはなぜモノを捨てられないのでしょうか。「もったいないから」「いつかまた使うかもしれない」「高かったから」などと理由はいくつも出てきそうです。
大切なものならまだしも、部屋を埋め尽くしているモノは、あなたを幸せにしていますか。いつもハッピーな気持ちにさせてくれていますか? モノを持つ基準を少し変えてあげるだけで、モノの見方も変わってきます。
片付けるのは何のため?
「片付けたいのに片付けられない」とお悩みなら、何のために片付けるのかをはっきりさせましょう。目的があいまいだと、途中で嫌気がさして挫折してしまいます。
「気持ちよくすごしたい」「探し物のストレスから解放されたい」「理想の暮らしを手に入れたい」など、あなたの「片付けたい」意欲の元となる願いは何でしょうか。
どうしたら行動できる?
「片付けなきゃと思うほどやる気が出ない」「やるべきことほど先送りしてしまう」という方もいらっしゃいますよね。そんなあなたは「片付けは面倒」あるいは「完璧にしないと」といった考えが、片付ける行動を妨げているのです。
シンプルに「できることをする」「気になるところから」というように、自分に課すハードルを下げてみてはいかがでしょう。
「片付けられない」を卒業!片付ける方法と収納のコツ
「片付けられない」自分自身と向き合うことができましたね。ここから先は、挫折しない方法でコツコツと片付けていくのみです。初めから完璧な状態を目指すのではなく、ざっくり、ゆるく続けていきましょう。大切なのは、一度片付けたら終わりではなく、毎日継続していくことです。
片付けの大原則
いざ片付けを始めようとすると、モノの多さに圧倒されてしまうこともあるでしょう。そんなときこそ、片付けの大原則に立ち戻ります。「出す」「分ける」「しまう」の3ステップです。
片付ける場所のモノを全部「出す」、残すものと捨てるものに「分ける」、あるいはジャンルやグループごとに「分ける」、そして使いやすい場所に「しまう」。シンプルに考えれば、どんなにモノが多くても片付けられます。
全部一気にやろうとしない
一念発起して、部屋中のモノを全部片づけようとしたことはありませんか。疲れ果てて投げ出してしまった、途中であきらめた、そんな経験もあるでしょう。片付けのコツは、全部一気にやろうとしないことです。
まずは一か所だけ、いつも使う場所で、小さなスペースから始めてみましょう。ポーチやバッグの中、引き出し一つ分などが取り組みやすくおすすめです。
迷ったらとりあえずボックスへ
モノを「分ける」ときに、捨てるかどうか迷うこともありますよね。そんなときは、「とりあえずボックス」を作っておき、そこに入れておきましょう。
「とりあえずボックス」には保管期限を決め、それまでに使うことがあれば残し、存在すら忘れていたのなら思い切って捨てることができます。
使いやすい位置にしまう
モノを「しまう」とき、無秩序に詰め込んでは元の木阿弥です。せっかく片付けるのですから、使いやすさを考えてモノの置き場所を決めましょう。
よく使うものは取り出しやすい位置に、あまり使わないものは手の届きにくい位置でもいいですね。使う場所の近くにモノの定位置を決めれば、モノを探すストレスから解放されます。
あなたも「片付け上手」になれる!
「片付けられない」と思っていたあなたも、「片付け上手」になれる方法をご紹介しました。お部屋が片付くことは、心が片付くことと似ています。すっきりとしたお部屋で、毎日気持ちよくすごせる理想的な暮らしを手に入れて、自分らしい生き方を見つけてくださいね。
やみくもに片付けようと意気込んで、途中で嫌になって投げ出してしまった経験はありませんか。挫折しない片付けへの第一歩は、「片付けられない」原因を見つけ、考え方や行動を変えていくことが大切です。そうすれば、おのずと「片付けられない」自分から、「片付け上手」なあなたに変われるはず。そのときに役立つ片付け方法や収納のコツも合わせてご紹介します。