ニーチェってどんな人?
ニーチェは1844年にドイツで生まれます。牧師の父を持ちながらも、神学の道には進まず、独自の思想を世に送り出しました。
その思想は、当時のヨーロッパでは衝撃的で、簡単には受け入れられなかったものの、逆境に屈せず、少しでも理解を得ようと努力を続けました。
有名な格言「神は死んだ」の真意
「神は死んだ」とは、「努力しないで、不平ばかり言う人を救う神様など存在しない」という意味なのではないでしょうか。
ニーチェの名言&格言 ~仕事編~
才能がないかも?と感じるなら
自分自身の彫刻家であれ!
才能が木の塊の中に眠っているのなら、それを掘り出すのはあなた自身なはず。今の仕事を続けて芽が出るのを待つのも、新しい何かを始めるのも、いつも選択権は自分自身にあるのです。
つらい状況に立たされたら
人間は、大体何にでも耐えられる。
どんな仕事でも予想外の出来事はつきものです。無理だと自分で決めつけてしまわなければ、形はどうであれ、乗り越えることができるはず。その経験が将来の自分を強く、より賢くしてくれます。
自分を大切にできていますか?
最も後悔されること。それは自分に対する敬意の欠如。
ニーチェの名言&格言 ~恋愛&結婚編~
気持ちが伝わらないときは
今日、少なくとも1人の人に、少なくとも一つの喜びを与えてあげられないだろうか。
想いが伝わらないのは苦しいので、相手にもその苦しみを分かってもらいたくなるもの。そんな時は少し我慢して、相手を笑顔にする方法を考えてみましょう。喜ばせてあげた後でなら、聞く耳を持ってくれたり、自然と気持ちが伝わったりしそうですね。
昔と変わってしまったなぁと感じたら
人は、自分の深まりとともに愛し方を変えていく。
若いころに心ひかれた人やものと、今好きな人やものは違って当たり前。人は学習する生き物なので、いつまでも同じ価値観を保ち続ける必要はありません。若いころ退屈だと思っていたものの良さが、年齢を重なるごとに分かるようになるのは、素敵なことです。
相手を大切に思うなら
誰にも、恥をかかせないこと。
家族全員のお洗濯やアイロンがけをするのは大変ですよね。でもシワだらけのシャツの男性がいたら、その本人だけではなく、妻や家族の生活も、だらしなさそうに見えてしまうもの。共働きでも、お互いに気を使い合えると良いですね。
ニーチェの名言&格言 ~人付き合い編~
自分の意見が通らないときは
人は、意見やアイデアに賛同するのではなく、相手の人柄に賛同する。
どんなに筋の通った意見や優れたアイデアでも、信用できない人のものなら、受け入れられにくいものです。無理に良い人ぶる必要はありませんが、自分の意見が聞き入れてもらえないなぁという時は、日ごろの自分の行動を見直してみて。
攻撃的な態度の裏には
どこまで自分の力が及ぶのかを知りたくて攻撃している場合がある
どう思われているか気になるときに
自分への評価を気にするばかりに、聞き耳を立てるのはよくない。
誰だって少しでも優れた人間だと、周りから評価されていたいはず。それでも、「人の評価を気にしてばかりいると、今度は人からのお世辞や社交辞令に、快感を覚えるような人間になってしまう」と、ニーチェは言います。自分で自分に恥じない生き方をすることが大切なのでしょう。
「小難しくてよく分からないなぁ」というイメージの哲学ですが、ニーチェの格言には、実は私たちの生活に生かせそうなものがたくさんあります。
この記事では、ニーチェの人物像や思想に触れつつ、心の糧となるような格言をわかりやすくご紹介していきます。