「マイルール」を決める
「マイルール」と決めるといっても、身構える必要はありません。自分しか見ない手帳の、自分だけのルールですから、ゆるくてOK。ざっくりと決めておくだけで、あとは使いながら試行錯誤すればいいのです。
1.何をどこに書くか
手帳に書くことといえば、スケジュールをはじめ、TO DOリストややりたいことリスト、お金の管理、仕事や家事のタスク管理などがありますよね。まずは「手帳に書きたい項目」をリスト化し、手帳のフォーマットと照らし合わせながら、何をどこに書くかを決めます。
2.フォーマットの使い分け
何をどこに書くかを決めるときに、マンスリーやウィークリー、デイリーなど、どのように使い分ければいいか迷うかもしれませんね。あらかじめ決まっている予定はマンスリーに、日ごとのタスク管理やライフログなどはウィークリーやデイリーにと、書き込むボリュームによって使い分けるのがポイントです。
3.色分けのマイルール
いろいろ書き込んでいくうちに、ごちゃごちゃと見づらくなってしまっては本末転倒です。見やすさを重視するなら、ペンの色は3色がベスト。オンとオフで分けたり、自分の予定と家族の予定とを分けたり、マイルールを決めておきます。シンプルな1色づかいがお好みなら、記号や囲みなどのマイルールを決めておくのもいいですね。
フリーページに書いておきたいこと
手帳の末尾にあるフリーページ、使っていますか? まったく使わずに1年が終わるという方もいらっしゃるかもしれませんね。そんな今まで使っていなかったフリーページをフル活用して、1年後の自分が楽しみになるような「書いておきたいこと」をご紹介します。
4.実現したい目標と細分化したステップ
1年後にはこうなっていたい、実現したい目標があるのなら、ぜひ手帳に書き留めておきましょう。そして、その目標を達成するために必要なステップを書き出します。小さく分解することで、今できることがおのずと見つかります。細分化したステップにはそれぞれ、1年後から逆算した期限を決めておくのがポイントです。
5.自分を元気づけるワクワクリスト
仕事をがんばりすぎたりて疲れてしまったとき。人間関係で無理をして落ち込んでしまったとき。そんなときに自分を励まし、元気づけてくれるワクワクリストを作ってみませんか。これをすると癒される、力が湧いてくるというようなことを、たくさん集めて書いておきましょう。「空を見上げる」というようなすぐにできることから、「温泉に行く」というようなとっておきのことまで、バリエーションをもたせるのがおすすめ。
6.つい忘れがちな自分との約束
本当はやりたくないのに、周りに流されてやってしまうことってありますよね。自分の意志とは裏腹な行動は、時間もお金もエネルギーも無駄にしてしまいます。「毎週〇曜日は英語の勉強をする」「旅行の費用を貯めるために外食は月〇回まで」など、つい忘れがちな自分との約束は目に見える形にしておくのがベストです。
7.いつか叶えたい夢
1年後には無理かもしれないけれど、いつかは叶えたい夢も、手帳に書き留めておきましょう。文字だけで「○○に行きたい」「○○をしたい」と書くだけでなく、そのイメージ写真を集めて貼っておくのがおすすめ。視覚に訴えるような「夢の完成図」を毎日目にすることで、夢を叶えるために必要な行動を無意識に選択できるようになります。
毎日楽しく手帳を続けるコツ
忙しくて書く暇がない、手帳の存在を忘れてしまうなど、手帳が続かない方も多いですよね。これは、「手帳を書く」という新しい習慣を作ろうとして、ハードルを高くしてしまうからなのです。新しい習慣は、「すでに習慣になっていること」に付け加えるのがポイント。「○○しながら」「○○するとき」など、条件付けにすると続けやすくなります。
8.手帳を開く【時間】を決める
「朝、コーヒーを飲むとき」「バスや電車を待つ時間」など、手持ちぶさたでスマホをさわる時間ってありますよね。その時間を、手帳を開く時間に置き換えてみてはいかがでしょう。スケジュールを確認したり、フリーページに書いたことを見返したり、まずは手帳を開くだけでOKです。
9.手帳を書く【場所】を決める
あなたが落ち着ける場所はどこですか? 「いつも行くカフェ」「寝る前のベッドサイド」など、ほっとひと息つける場所ってありますよね。そこで手帳を書くのはいかがでしょう。リラックスできる場所は、その日にあったことを振り返ったりするのにぴったりです。
10.見返す楽しみを作る
手帳を習慣づけるには、見返す楽しみを作るのもの一つの方法です。思わず手に取りたくなる、毎日開きたくなるような仕掛けを作ってみましょう。お気に入りの写真を貼る、おしゃれなショップカードやかわいいパッケージをコラージュするなど、「好き」を集めてみて。
手帳を開くのが楽しみになる♪
手帳を買ったらまずやっておきたいことをご紹介しました。「全部やらなくちゃ」と焦る必要はありません。「やってみようかな」と思えるところから、試してみてくださいね。書いていくうちに、自然と手帳を開くのが習慣になり、しだいに楽しみになってくるはずです。
手帳を使いこなせない、続けられないのはなぜでしょうか。それは、手帳をどう使うかという「マイルール」を決めていないからなのかもしれません。スマホのアプリでも、新しく買った家電でも、最初に使い方をチェックしますよね。それと同じで、手帳もあらかじめ使い方をおおまかに決めておくのです。もっと自分のスタイルに合った、楽しく使い続けるための下準備を始めましょう。