内面と向き合うノート術
もやもや、ぐるぐると考えすぎてしまって、頭がいっぱい。そんなことはありませんか? 仕事でミスをしたり、人間関係で悩んだり、どうしたらいいか分からず立ち尽くすこともありますよね。そんなときは、自分の中で渦巻いている気持ちを外に出すのがいちばんです。文字に書いて外に出すことで、自分の気持ちと距離をおけば感情を客観的に見ることができ、ざわついた心も落ち着いて前へと進めるようになります。
感情を手放すノート
嫌なことがあったり、思うようにいかなかったりすると、不安やイライラといったネガティブな気持ちでいっぱいになってしまいますよね。そんなときには「感情を手放すノート」を試してみて。感情を書き出したら、それぞれにイライラくん、モヤモヤちゃんというようなユーモアのある名前を付けます。そうすることで「自分は今こんな感情をもっているんだな」と距離をおいて見ることができ、いずれは手放せるようになります。
心を元気にするノート
なんだか元気が出ない、やる気もない……。人間ですから、誰しもそんなときはあります。そんなときのために作っておきたいのが、「心を元気にするノート」です。「空を見上げる」「コーヒーを丁寧に淹れる」など、これをすれば心が落ち着く、穏やかでいられるということをノートに書きためておきましょう。
なんでもノート
1冊は持っていたいのが、「なんでもノート」。思っていること、感じていることなど、ついSNSに吐き出してしまっていませんか?ポジティブな内容ならまだしも、ネガティブな内容は誰のメリットにもなりません。そんな内容は「なんでもノート」に全部書き出してしまいましょう。思っていること、考えていることがもう出てこない、というところまで書き続けるのがポイントです。
自分を磨くノート術
もっとスキルアップしたい、さらに高みを目指したい。そうは思うけれど、なかなか難しい……というのが本音ではないでしょうか。そんなときにも、ノートが役立ちます。書くことで理解が深まったり、改善できる部分を発見できたり、学んだことを仕事に生かせたり。以前の自分よりも成長できていることが実感できる、自分を磨くノート術のご紹介です。
ふせんノート
ふせんに書いてノートに貼るという簡単な方法の「ふせんノート」。学生さんの間でも人気の、勉強ノート術です。ふせんは何度でも貼りなおせて色分けもできるため、スケジュール管理やタスク管理、アイディア出しなど、仕事や家事などにも応用できます。ふせんという限られたスペースに要点を整理して書くため、思考力が鍛えられるのもメリットです。
気づきノート
実現したい夢、到達したい目標があるなら、「気づきノート」を試してみて。日々実践したこと、そこで感じたことを書き留めます。「今度はもう少しこうしてみよう」「○○さんのあの方法をマネしてみよう」というように、どうすれば目標に近づけるかを分析するのです。これを繰り返すことで自分自身への気づきが得られ、夢や目標へと近づけるようになります。
学びノート
講義やセミナー、会議など、話を聞くことに集中しつつ、ノートを取りたい場面ってありますよね。そんなときは「学びノート」がおすすめ。①話を聞きながらメモをとるスペース、②そのなかのキーワードをピックアップするスペース、③まとめのスペースにノートを分割して使う方法です。情報整理しながら記憶定着もできるこの方法は、資格勉強や読書ノートにも応用できます。
本を読みっぱなしにしないノート
本からの学びを、仕事や実生活に生かせていますか? いつも読みっぱなしで内容を忘れてしまうという方は、「本を読みっぱなしにしないノート」を試してみて。まずは読み始める前に、本から何を学び取りたいのかを考えましょう。そして、章ごとに①学びや気づきなど本から得たこと、②印象に残ったフレーズとその理由、③自分なりの要約や意見をまとめながら読み進めると、より理解が深まります。
アウトプットノート術
仕事でも勉強でも、インプットと同じくらいアウトプットは重要です。入ってきた情報はそのままでは断片的なものですが、しっかりと考えるプロセスを経ることで、自分の言葉で表現できるようになります。手帳やノートは、アウトプットするツールとしても欠かせないものです。ここまでご紹介したノート術にも使える、アウトプットノート術をご紹介します。
A4用紙に書いてノートに貼る方法
手帳やノートに面と向かうと、ペンを持った手が止まるという経験はないでしょうか。そんなときは、A4用紙を使うのがおすすめ。真っ白なキャンバスに自由に絵を描くように、頭の中の言葉を自由に書いてOKです。言葉を線でつないだり、記号で分類したり、イラストを描いてもいいでしょう。書き終わったら、簡単に要点をまとめ、手帳やノートに貼り付けます。
アイディアをストックする方法
手帳やノートは、パソコンやスマホよりも俯瞰しやすく、記憶にも残りやすいため、アイディアをストックするのにも適した方法です。ヒラメキは手で書いてメモする、文字以外にも絵や図を描いたり、気になったWEBページを印刷して貼り付けたり、なんでもミックスできるのがアナログな方法のいいところ。アイディアに対する自分の意見も書き残しておくと、あとあと重宝します。
まだ気付いていない才能を発見する方法
自分には才能なんてない、何に向いているか分からない。もしそう思っているのなら、毎日のタスクを書き出し、それぞれの満足度がどのくらいなのかを考えてみましょう。そこから見えてくるのは、自分がどんなことに心が動いたかということです。満足度が高ければ、そこに自分の才能が隠されている可能性があります。
手帳やノートは自分を成長させてくれるツール
あたらしいわたしに生まれ変わる「手帳とノート」活用術をご紹介しました。お手元にある手帳のフリーページや、買ったまま使っていないノートがあれば、ご紹介したノート術を試してみませんか? きっと以前よりも成長したあなた自身に、毎日出会えるはずですよ。
手帳やノートの使い方はどのくらいご存知でしょうか?スケジュールを書いたり、叶えたい夢や目標を記したり、旅ノートを作っているという方もいらっしゃいますよね。手帳やノートの可能性はそれだけではありません。
今回ご紹介する「手帳とノート」活用術は、内面と向き合うことで前に進めたり、自分を磨くスキルアップに活用したり、自分を成長させるものです。使っていない手帳やノートがあれば、ぜひ試してみてくださいね。