名言から分かる「失恋は当たり前に起こること?」
小説家の坂口安吾は「恋愛論」というエッセイの中で、このように綴っています。
教訓には二つあって、先人がそのために失敗したから後人はそれをしてはならぬ、という意味のものと、先人はそのために失敗し後人も失敗するにきまっているが、さればといって、だからするなとはいえない性質のものと、二つである。恋愛は後者に属す"
ここからは、「恋愛が上手くいかないのは、当たり前」ということ。だからといってそれをしないのは、「人生を味気ないものにしてしまう」ということが分かるのではないでしょうか。
過去から現代にいたるまで、上手くいかない恋愛をテーマとした、小説や映画やドラマが、何度も何度も繰り返し作られています。
実際の人生は作られたお話とは異なるものですが、「失恋」はあなたの物語に華を添えてくれる「美しいもの」だと考えても、間違いではないでしょう。
まずは悲しい気持ちに、まっすぐに向き合うのも、後に失恋を乗り越えていくために必要なことです。それが終わってから、少しずつ、前向きな気持ちへとシフトしていってはいかがでしょう。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
苦しくも美しい「失恋と向き合うため」の4つのこと
眠れないほど辛いなら、あえて泣くのも悪くない
大人になってから泣くのは恥ずかしい?なんて思うかもしれませんが、悲しいときに涙を流すことは、心の緊張をほぐしてくれます。また、泣くことで安眠効果も期待できるのだそう。
思い出は無理に忘れなくて大丈夫
失恋した直後は、ケンカの思い出さえ懐かしく思えるもの。「失恋した自分に酔っている?」なんて批判されても、簡単に忘れられるはずもありません。
過去の記憶を消すことはできませんが、時間の経過と共に、それに対する感情は変化していきます。まずは今の感情に素直になってみましょう。
誰かを「好き」だった自分を褒めて
失恋すると、「自分に至らない部分があったのかも」と、自信を無くしてしまうこともありますよね。
どんな美人でも頭の良い人でも、一度は失恋を経験しているもの。人を愛することには、優しさや勇気が必要です。それができた自分を褒めて、好きになってあげましょう。
成長させてもらったことに感謝を
もしかしたら、相手を憎みたくなる気持ちも、あるかもしれません。「辛い経験をさせられたこと」に感謝するのは、もちろん難しいことです。
それでも、恋愛は「甘く楽しいもの」であると同時に、「苦しみを乗り越える能力をくれるもの」であると理解し、「成長のチャンスをもらえたこと」に、感謝できると良いですね。
喪失感が埋まらない?「失恋から立ち直るため」の5つのこと
ベタだけど髪を切る?外見を変えてみる
思い出を断ち切るためというよりは、気分転換をするために、髪を切るなど、外見を変えてみるのも悪くありません。ちょっぴりメイクを変えてみたり、今まで着なかった色の服を選んでみたりするのも良いですね。
友達とちょっぴり大げさに騒ぐのもアリ
失恋した時には、友達の有難みが身に染みるもの。普段より少しだけ大げさに、お酒を飲んでお喋りしたり、カラオケで思いっきり歌ってみるのも良いですね。友達に話を聞いてもらうだけで、気持ちが軽くなっていくのが分かるでしょう。
旅行や一人旅で新しい経験を
はじめて行く場所でも、お気に入りの場所でも、旅は新しい体験の宝庫です。友達と行くのも良いですし、思い切って一人旅も良いですね。
環境を変えることで考え方も変わり、前向きな気持ちになれることでしょう。
スポーツで身体を動かして前向きに
スポーツをしている間は、頭を空っぽにできますよね。スポーツは感情をリセットして、前向きな気持ちにシフトする手助けをしてくれます。
激しい運動が好きでないなら、ヨガやピラティスなど、楽しめそうなものを選んでみましょう。
見返すなら何かに没頭して
失恋すると少なからず、「見返してやりたい」という気持ちが芽生えるもの。しかし、意地悪なことをすると、後で思い返した時に、自分も嫌な気持ちになってしまいます。
仕事や趣味など、「何かに没頭して楽しく暮らすこと」が最大の見返しになると考えてみましょう。
失恋を乗り越えたなら、きっと新しい恋に出会えるはず
失恋から得られる経験は、他のものからは得難いもの。今は辛いかもしれませんが、いつまでも同じ気持ちが続くわけではありません。失恋を乗り越え、以前にも増して素敵な「新しいわたし」になったなら、新しい恋もきっと訪れることでしょう。
10代や学生の頃の失恋も辛かったけれど、大人になったからといって、その辛さが軽くなるわけではありませんよね。逆に、「もう新しい恋に出会うチャンスはないのかも。。。」なんて、大人になった今だからこそ、余計に辛く感じてしまうかもしれません。