朝から晩までスマホと一緒の私たち…
スマホが欠かせない時代だからこそ”デジタルデトックス”が大事
スマホは簡単にいろいろな人と繋がることが出来るし、また情報収集するのにもとても役に立つツールですよね。でも一方で、自分がアップした内容に対するSNS上での反応や、時間に関係なく届くメッセージへの返信などに疲れを感じている方もいるのではないでしょうか。いわゆる「SNS疲れ」というものですね。便利とは言え、生活に悪影響が及ぶほど使うのっていかがなものでしょうか?
最近はスマホや他のデジタル機器と一定の距離をとるために、「デジタルデトックス」という活動が流行り始めています。今回はそんなデジタルデトックスのやり方をメインにご紹介していきましょう。
デジタルデトックスとは?
”デトックス”とは体に溜まった毒素を取り除くという意味があり、「デジタルデトックス」はスマホなどのデジタル機器を毒素に例えて表現している用語です。つまり、“デジタル依存症”を防ぐために、「スマホなどのデジタル機器と一定の距離をおきましょう」というメッセージが込められているんです。
こんな人には特におすすめ!
特に、スマホがないと極度の不安を感じてしまう人にはおすすめです。スマホをお家に忘れてきただけで挙動不審になってしまったり、ついイライラしてしまったり。それは”デジタル依存症”になりかけているサインかもしれません。決して「スマホ=毒」というわけではないのですが、依存しすぎることで精神状態や健康にまで悪影響が及んでしまうケースがあります。「あれ、私ちょっとらしくない!?」と思った方は、是非”デジタルデトックス”を生活に取り入れて欲しいです。
私らしい毎日を取り戻すために―。デジタルデトックスの効果
さて、デジタルデトックスってどんな効果があるのかをご紹介していきましょう。個人差はありますが、デジタルデトックスには大きく分けて5つの効果があると言われています。
①脳の疲れが取れる
デジタルデトックスによって得られる1番の効果は、脳の疲れを癒してくれるということ。脳にもやはり休憩が必要です。情報過多や使いすぎによるストレスは脳の働きを低下させ、疲れが取れにくくなったり、不安定な精神状態を生み出すことも。でもデジタルデトックスはその症状を和らげてくれるのだそう。とてもシンプルな「使わない時間を作ること」だけで、脳は少しでも休憩出来るからですね。
②体の疲れも取れる
スマホを見る時って下向きの姿勢になりませんか?その姿勢は首や肩のこりを招いたり、浅い呼吸になり自律神経のバランス崩す原因にもなりかねません。デジタルデトックスは、そんな体の負担も軽減するきっかけとなってくれます。スマホを置いて、外を15分散歩するといいでしょう。両腕を大きく振りながら歩くと適度な運動になって、良い気分転換にもなりますよ。
③睡眠の質があがる
スマホを触っていると、ついつい時間が経って寝るのが遅くなってしまった、なんて経験はありませんでしょうか?休むためのベッドでも自ら疲れを作ってしまっていては、快眠にはほど遠いかも。それに、スマホから発せられる“ブルーライト”は、睡眠を妨げる要因と言われています。なので、就寝1時間前にはスマホを触ることをやめてみましょう。そのことですぐ眠りに入ることができ、ぐっすりと眠れるようになるでしょう。
④メリハリのある生活になる
寝る前のケースと同じで、何気なくスマホを触っていたら2、3時間経っていた、なんて例もよく聞きます。スマホは確かに動画を手軽に見れたり、様々な情報をサクサク検索できるので、楽しくてはまってしまうかもしれません。でもダラダラと使うと、あっという間に1日が終わってしまいます。
“スマホ時間は1日〇分!”と決めて、その時間がきたら電源を切ったりしてスマホと一定の距離を置くようにしてみてください。始めると、きっと「1日ってこんなに時間があったんだ!」と感じると思いますよ。
④時間と心にゆとりができる
スマホを触っている時間は、自分の時間のようで実はそうではありません。「ただ何となく」という動機がほとんどで、自分の大切な時間を無為に無駄にしている場合がよくあるのです。
デジタルデトックスは、そういった何気ない時間の過ごし方にもメリハリを与えてくれます。デジタルデトックスを習慣化することで、時間的にも余裕が生まれます。いつもスマホを触っていたその時間を、自分の趣味の時間などに当ててみてください。外に出て自然の空気を感じるのも良いでしょう。心はより開放的になり、生活にもゆとりができることでしょう。
デジタルデトックスの方法
さぁ、肝心のデジタルデトックスのやり方を見ていきましょう。そのやり方は実に色々で、「これが正解!」というものはありません。今回は、いくつかのおすすめ方法を紹介するのでぜひ参考にしてみて下さいね。
「スマホ命!」という方は、まず「〇〇の時間はスマホを使わない!」というマイルールを作ってみてください。例えば、「ご飯を食べている時や移動時間は使わない」など。最初はどうしていいか分からず、手持ち無沙汰でソワソワしてしまうかもしれませんが、慣れてくれば平気です!「ご飯をもっと楽しく食べよう」という気持ちになったり、「電車に乗りながら外の景色を眺めたり」と他のモノ・コトに気がまわるようになり、次第にイライラしなくなってくるはず。
「もう少ししっかりデジタルデトックスしたい!」という方は、就寝前の2時間くらい前からスマホに触らないようにしてみてください。「もっと頑張れそう!」と思った方は、思い切って週に1、2日スマホの電源を切ってみることに挑戦してみましょう。今は「週末デジタルデトックス」なんていうのも流行り始めているんですよ。
スマホとのいい距離感を見つけて、バランスをうまくとって!
私自身、一時期スマホ中毒に陥っていた時があり、いつも脳や体に疲れを感じていました。でも少しつづデジタデトックス期間を長くしていった結果、疲労は軽減し、スマホに当てていた時間を散歩やヨガなどの趣味に使えるようになりました。そのことで心にゆとりができ、心なしかイライラも減った気がしてます。
スマホは便利なものですが、心身の健康を守るためにはその”距離感”というものがとても大切になってくると実感しました。 私の体験からもデジタルデトックスはおすすめです!「あぁ、私スマホ中毒者かも?」と思った方、今日から少しつづ生活に取り入れてみて下さいね。
目が覚めた時から寝るまでの間、ずっと一緒にいるスマホ。「暇さえあれば触っている」なんて人も多いことでしょう。近年、私たちの生活の中で、このデジタル機器はなくてはならない存在となりました。
また「寝ている間はスマホを使っていない」と思うかもしれませんが、電源を切っていない限り、外部との繋がりが完全に切れていることにはなりません。そう考えると、私たちが1日の中でスマホと離れている時間は1分もないのかもしれません。