いつものお料理にハーブを添えて
フレッシュハーブは香り高い
摘みたてのハーブは、その良い香りがお部屋全体にふわりと広がります。ほんのひと枝なのに、あるとないでは大違い。やっぱり、ドライのものよりもぐっと香りがよく、その可愛らしいかたちもお料理をより美味しそうに見せる手助けをしてくれます。
自家栽培でちょい足しも気軽に
ハーブはアレンジ無限大
初心者さんでも育てやすく、使いやすいハーブたち
イタリアンには欠かせない「バジル」
バジルは、熱帯地域原産とするシソ科のハーブで、イタリアンでは欠かせない食材のひとつです。お日様が大好きなハーブですが、日当たりの良いところならば室内でも育てることができます。春から初夏にかけて種まきや苗植えを行います。秋の終わりまで収穫していくことができます。
バジルは乾燥に弱いハーブです。土の表面が乾いてきたら、たっぷりと水を注いであげましょう。葉が生育していく初夏から秋にかけては週に1度程度、薄めた液体肥料を与えます。肥料も大好きなハーブなので、こまめに追肥するのを忘れないようにしましょう。
和の彩りに重宝する「紫蘇」
肉や魚の臭み消しに便利な「タイム」
タイムは400種類以上とかなり多くの種類があるハーブですが、一般にタイムといわれ、スーパーでもよく見かけるのは「コモンタイム」のことです。お料理の臭み消しに重宝するハーブとして有名です。
添え物として万能の「パセリ」
ボリュームのある可愛らしい葉っぱが特徴的なパセリは、日本では馴染みの深いハーブです。いろいろなお料理の添え物としてもよく活用されていますよね。フレッシュなパセリは、ほんのりとした苦みがありますが、調理で加熱するとこの苦みを軽減することができます。
パセリは乾燥に弱く、春から初夏にかけての生育期には土に湿り気が残るくらいに水やりを行っても大丈夫です。また、パセリは水耕栽培することもでき、明るい室内に置いて育てると、苦みの少ない葉のやわらかなパセリが育ちます。
ティータイムにあると嬉しい「ミント」
清涼感のある香りが人気のミントは、繁殖力が非常に強く、初心者でも育てやすいハーブのひとつです。切り戻した茎を水にさしておくと、水耕栽培をすることもできます。また、ミントそのものに虫よけの効果があるため、害虫がつくこともほとんどありません。
ミントは生育力が旺盛で根を張るスピードがはやく、地植えすると周囲の植物を弱らせてしまうことがあります。深さ20cmくらいまでブロックや板を入れて仕切るようにしましょう。葉を摘んでも、どんどん生えてくるので、大胆にカットしてたっぷり使っていきましょう。
ハーブのある暮らしを見てみましょう
ハーブは大きな鉢に寄せ植えにしても可愛らしく、華やかに見えます。緑に濃淡があって、とても素敵です。
フレッシュなハーブに触れると、あまりの香りの良さにびっくりするはず。ベランダやお庭でハーブを育てて、使いたいときにささっと摘み取ることができる環境というのは、実はとても贅沢なものですよね。ハーブを育てるコツやハーブを使ったお料理をご紹介していきましょう。