時には変更を余儀なくされる目標
特に今日のことや明日のことなど、近いことに対しての目標ならばすぐに達成感を得ることができるため目標設定が面白く感じるものです。
ところが1年後や10年後となると、ゴールが遠すぎて停滞感を持つことはないでしょうか。さらに、生きていればいろんなことが起こりますよね。自分の力だけではどうにもならないこともたくさんあります。
目標に向かうことだけが正解じゃない。
流れに身を任せるという言葉に、どんなイメージを抱きますか?自分の人生なのにも関わらず意思を持たず、他人任せで行き当たりばったり、そんなイメージでしょうか。
真面目でいつも一生懸命な人、自分の人生は自分で決めるという強い意志がある人ほど、流れに身を任せるという言葉など使わないのかもしれませんね。
ですが、流れに身を任せるというといっても全てが他人任せ、行き当たりばったりではありません。要所要所では自分の判断が求められます。逆を言えば、最終的な判断まで他人はしてくれないものですよね。
何が起きてもそれを受け止め、臨機応変に対応できるのが「流れに身をまかせる」ということなのではないでしょうか。
そして、流れに身を任せることにはメリットもあるのです。
不要に悩まされない
目標を決めてそれに突き進むことはとても素晴らしいことですが、もちろんそれが叶わないこともあります。自分起因はもちろん、外的要因も多いですよね。目標を失った時、落ち込んでそこから復活するまでに多くの時間を要します。
悩むからこそ成長できる部分があるのかもしれません。でも、あれこれ思い悩むより時が解決してくれることも多いものです。なるようになる、なるようにしかならないと思う気持ちも必要です。流れに任せていれば、不本意に目標を失った際の悩みからは解放されますね。
後悔が軽くなる
自分がこうすると強い気持ちで決めたことでも、予想通りにはいかないことも多いですよね。自分で決めたことに対して失敗すると、なんであの時こっちを選んだんだろう、と自分を責める気持ちが生まれるものです。
流れに身を任せるとはその時その時で最良の方法を選ぶということです。流れに乗りながらも小さな方向決めは自分でするため、出てきた結果に対する後悔が軽くてすみます。
時には流れに逆らわず身を任せてみよう。
毎日多くの人と関わり合いながら生活している中で、自分を取り巻く環境には流れが作られています。その流れに逆らうにはとても大きな力が要ります。ならば一度、身を任せてみませんか?
多くの時間をかけて流れに逆らいながら進んでも、素直に流されても、行き着く結果は同じということも案外多いものです。
「流れ」は変わるかもしれない
さらに、自分を取り巻く環境はいつまでも同じではありません。大きな流れに身を任せながら目の前のことに懸命に取り組むことで、新しい流れを生んだり良い方向に変えられるかもしれませんよね。
今は勢いがあるから流されるべき時、今は一か所に留まって力を溜めておく時期など、流れにも波があります。今だという時に大きな波に乗れるよう、常に整えておきたいものですね。
おわりに
時に、流れに逆らって強い意志を貫こうと頑張る人よりも上手に身を任せながら対応できる人のほうが楽しそうに見えてしまうことがあります。自分の運命を受け入れ、その上で最善の方法を選びとっているからなのでしょう。
頑張ってどうにかしようとする強い意志も素敵です。でも、なるようになる、と割り切って流れに身を任せている様も同じように素敵だと思いませんか?
1年後や10年後の自分を思い描き、それに向かって目標を設定することは、毎日がなんとなく過ぎ行くのを防ぐのに良い方法です。小さくとも毎日の積み重ねが未来を大きく変えるかもしれませんよね。