急ぎのもの、これは外せないという大切なものなど、すぐに取りかかるものがある一方で、やらなくてはならないと分かっているのになぜか「先延ばし」をしてしまうものはありませんか?
どうして「先延ばし」したくなるんだろう。
苦手なお客様への電話や上手く進まない案件について考えるなど、仕事の上で「先延ばし」したくなることは多いものです。家事においても料理や洗濯はさらりとできても、掃除機をかけるのはまた後で、なんてことはないでしょうか。
「今はそんな気分じゃない」と先延ばしすることもあるでしょう。休憩の後なら頭がスッキリしているかも、明日になったら朝のうちにやろう、と思うことはありますよね。ところが、休憩が終わっても次の日の朝を迎えても自分の気持ちは簡単には変わらないもの。結局また「先延ばし」を繰り返してしまってはいないでしょうか。
興味があることでさえ、先送りにしてしまう不思議
旅行や習い事などどこかに行きたい、何か始めたいと思っても「やっぱりまた今度にしよう」と「先延ばし」することはありませんか?興味があるのにも関わらずなぜ「先延ばし」してしまうのでしょうか。
不安や心配が「先延ばし」をさせてしまう。
やらなくてはならない、とは思っていても「先延ばし」してしまうもの、いったいどんな内容でしょうか。心のどこかで苦手としているものではありませんか?または、どこかに不安や心配はありませんか?
どこから取り掛かればよいかわからないことに不安を感じたり、失敗することに対して恐れを感じると、人は他のことに逃避して本来やるべきことを「先延ばし」させたくなると言われています。
また、たとえ興味があることでも、知らない土地を訪れたり知らない人の中へ入っていく不安や費用の心配が大きいと「先延ばし」につながってしまいます。
先延ばしして後悔したこと、ありませんか?
「先延ばし」したことについて「あの時すぐにやっておけばよかった」と後悔した経験はありませんか?仕事においては相手があるものなので、状況が刻一刻と変わりますよね。前のほうが状況が良いこともあるでしょう。
家事においては、すぐにやっておけば簡単に済んだはずが「先延ばし」したことによってかえって大変になることはよくあることです。掃除を始め、細々とした雑務の大半がそうですよね。
先延ばしが生むストレス
どんなに「先延ばし」したとしても、仕事はもちろん、家事についてもいつまでも放っておけるものではありません。そのため、完全に頭から忘れ去ることができず、いつかやらなくてはいけないと常に心のどこかに引っかかっています。
逃れて嬉しいはずなのに、かえって気にしていなければならない。これではストレスが溜まりますよね。
時間もあっという間に去っていく
興味があったのに「先延ばし」した場合、あの時に行っておけばよかった、やっておけば良かったと後悔しても時間を戻すことはできません。時間も体力もある時というのは限られています。
「先延ばし」していると、あっという間に時間が経過してしまいます。お金と行動に自由がなくなる、健康に自信がなくなる等、時間とともに自分が置かれている状況も変化してしまいます。
先延ばしを防ぐための方法
先延ばしのデメリットについて考える
「先延ばし」しても、結局後からやることになったり、やらなかった事を後悔します。どちらにしても自分にとってメリットになりませんよね。「先延ばし」したくなったら、まずはデメリットの大きさに思いを馳せましょう。
締め日を作る
いつか、そのうちと思うからすぐに取りかかる気持ちが薄れてしまいます。しっかりと締め切りを決めて、それに対して逆算することで遅くともいつから取りかからなくてはいけないか、把握しましょう。
小さく分解し、単純化する
やらなくてはいけないことの量が多かったり規模が大きいと、不安や心配が先に立ちなかなか手がつけられません。どんなに難しそうに思えても小さく分解すれば手をつけやすく、ひとつひとつ着実に行うことができます。
おわりに
日々暮らしていく中で、「先延ばし」したくなる事は思いのほか多いものですね。でも、それをやり終えた時の達成感や爽快感、さらに新しい知識や刺激など得られるのはとても大きいものです。「先延ばし」を辞めて、後悔のない気持ち良い毎日を過ごしませんか?
毎日の仕事や家事において、大きなものから細かいものまでやらなくてはならないことはたくさんあるものです。その全てに優先順位を付けながらひとつひとつ片付けていくと思います。