我が家も英語教育を!
英語教育を始めるのは、早ければ早いほど良いと言われています。特に12歳くらいまでの脳は、言語を最も吸収しやすい時期とされ、この時期に英語をたくさん聞いて聞く力を養うのが英語力獲得への近道です。今回は、家庭で出来る英語教育のアイディアをご紹介します。
バイリンガルを育てる方法
”親子”で一緒に英語を学ぼう!
子供はママやパパと一緒にいる時、つまりリラックスしている時が一番効率よく記憶できると言われています。そして“教える”のではなく“一緒に楽しむ”ことが大事。“教える”という形をとってしまうと、「間違えたらどうしよう?」と逆に子供を緊張させてしまうことに。
「間違えても良い、意味が分かっていなくても良い、けどなんだか楽しい!」そう思ってもらえるような環境づくりを意識してみてください。子供が興味を持ちそうな本やおもちゃで学習しながら、「楽しいね」「面白いね」と笑顔で話しかけながら一緒に学んでいけば、子供も同じように思ってくれるはずです。
小さい頃の楽しい英語体験の積み重ねによって、成長してから「英語は苦手...」「英語はちょっと...」という拒否反応が少なくなるのだそう。そして、もし初めて聞く単語や表現が出てきたら、辞書などを使って一緒に調べましょう。
「わからないことがあったら、こうやって調べれば良いのか!」と調べる習慣も付くようになるので、成長とともに自分の力で英語力を進歩させていけるようになります。
リズムにのせて学ぶ「チャンツ」を取り入れよう!
英語を英語らしく、そして子供に楽しく英語を練習してもらうのにうってつけの方法が「チャンツ」。英語圏で子供が英語を学ぶ際に用いられている方法で、ラップのようなリズムにのせて、言葉を覚えていきます。
日本語は抑揚が少ないので、ピンと来ないかもしれないですが、干支や歴史の年号を覚えるときにリズムにのせて覚えた記憶はありませんか?それと同じ要領だと思ってもらうと良いかもしれません。
例えば「How are you doing?(調子はどうですか?)」は、日本人は「ハウ・アー・ユー・ドゥーイング」と一つ一つの単語に分けて発音してしまいがち。ですが、ネイティブに近い言い方だと「ハゥァユドゥーイング」と一続きにつなげて、低い音から始めてドゥーイングの部分で高い調子にあがります。
子供に英語で話しかけてみよう!
本やおもちゃを使って学習する場合、こちらが話した内容に対して返事をしてくれることはありません。でも、実際の会話では話したことに対して言葉や行動を返すキャッチボールの繰り返しです。
簡単な英語で子供に話しかけてみましょう。ポイントは「What」を使い、子供に考えて答えてもらうということ。逆に子供が英語で話しかけてきたら、英語で答えてあげましょう。母国語を覚えさせる時と同じことをすれば良いのです。
初めは答え方がわからなくても、徐々に話せるようになってくると英語で質問されるのが好きになってくるはずです。
例)
Q: What shape is this(何の形?)
A: circle, triangle, square, rectangle(丸、三角、正方形、長方形)など
その際、一文の中に日本語と英語を不自然に混ぜないように気を付けてください。日本語と英語がこんがらがって、不自然な単語の使い方やアクセントで覚えてしまう可能性があります。日本語は日本語、英語は英語できっちり分けて話しかけてあげましょう。
英語は楽しいコミュニケーション
自分の英語力や発音に自信がなくても大丈夫。子供時代から英語に興味を持てるようになれば、たとえ多少誤りがあっても、成長過程で修正することが出来るからです。
英語を正確に勉強することよりも、英語を聞くこと、話すこと、コミュニケーションをとることって「楽しい!」と思ってもらうことが子供の英語教育で何より大切なことです。お子さんを英語好きに育てて、世界をまたにかける国際人になる土台を作ってあげてくださいね。
小学校の英語教育は、2020年度からの「小学3年生からの必修化」「小学5年生からの教科化」の完全実施を目指し、ますますその重要性が高まるなか、「我が家でも英語教育を取り入れてみようかな」と思っている方は少なくないはず。でも、自分自身の英語力に自信を持てなかったり、いつから・どうやって始めていいかわからず迷っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。