直観力を鍛えるためにはどうしたら良いだろう?
経験値が直観を磨く
脳内には、生まれてから今までの膨大なデータが蓄積しています。それは経験であったり、思考であったり、学んだ知識であったり...。
たとえば、仕事をしていて、経験が長くなればなるほど、物事の判断が早くなり仕事が早く終わるということはありませんか。もしくは子育てや、家族、長く付き合いのある友人との関係において、相手の行動を予測できるということはありませんか。
これらは、脳がたくさんの経験を培ったため、物事を一瞬で判断したり、先の行動を予測することが可能になるのだそうです。また「経験」は必ずしも実経験でなくても良いそうです。本を読んだり、人の話を聞いたり、自分で考えイメージするという「経験」をすることでも直観力は磨かれていきます。
反復練習を繰り返す
たとえばスポーツをしていて、反復を繰り返した結果、直観的にボールの軌道がわかる、などということが起こるといいます。集中力が高まったとき、通常では経験しえない経験を成し得るという事例は数多く報告されています。
反復練習は集中力を高めるといわれています。これは脳が習慣を好む性質があるためなのだそうです。
同じことを毎回新しいことをやるような気持ちで何度も繰り返すことで、自然と深く集中できるようになってきます。料理でも、家事でも、勉強でも、なんでも良いので、深く集中するということを習慣にしてみましょう。
直観を試す
直観がすべて正しいとは限りません。やはり、そこは自分自身の脳が判断していることなので、当然間違いも起こります。
とはいえ、直観的に「こうだ!」と思ったことがあれば、積極的に試してみましょう。試してみることで、その直観が正しかったのか、もっと良い判断があったのかがわかり、経験値を上げることができます。
経験を重ねることで直観力は磨かれていきます。頭の中でひらめいたことがあったら、試してみましょう。
スピードを意識して決断する
直観とは、瞬間的に物事を判断する力です。普段から、決断する際のスピードを意識することで、直観力を磨くトレーニングになります。
たとえば、レストランでメニューを決めるときに、「10秒以内で決める」など、小さなところから決断のスピードを意識してみましょう。
こうして直感を鍛えていくと、大きな問題に直面したときの判断のスピードが上がります。また、日々の小さな決断がスピーディになると脳の雑念が減るので、より本質的なことに意識を向けられるようになるでしょう。
雑念を減らす
雑念が多いとそれだけ判断力が鈍ります。直観とは、瞬間的に最適な判断を下せる力です。余計なことで頭がいっぱいになっていると、それだけ判断能力は低下します。
常識で物事を判断しない
常識とは、世の中の人たちが共通に持っている、または持つべき、知識や思慮分別。社会の秩序を保つために作られた価値観ともいえます。常識を知ることは、社会生活を送るうえで大事なことなのですが、あくまでも「常識」とはひとつの時代を生きるうえでの教科書のようなもの。時代とともに常識は必ず変化します。
常識とは、誰かの考え方の集合体です。あなた自身の考えと違うことも、あって当然です。常識や客観性ばかりを判断の基準にしてしまうと、あなた自身の考え方が鈍っていきます。たとえ常識や人と違う考えであっても、あなた自身が「これが最適だ」と強く思ったことがあれば、その直観を信じてみることも大切です。
リラックスした状態をキープする
最適な判断をするためには、リラックスした状態をキープすることが大切です。リラックスした状態をキープするコツは、呼吸を意識してみること。人は慌てたり、恐怖を感じているとき、呼吸が乱れます。逆に呼吸から落ち着かせていくと、気持ちも不思議と落ち着いていきます。
忙しいとき、慌しいときこそ、ゆったりと構え、呼吸を意識してみましょう。
いつでも思考を手放せるようにする
直観を磨くには瞑想が良いといわれています。「瞑想」、というとどこか怪しいイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、単なる思考を手放すトレーニングのひとつと思ってみてください。
私たちの頭の中は、日々雑念でいっぱいです。スーパーの安売りが気になったり、テレビやネットから流れてくるたくさんのニュースに気を取られたり。しかし、あなたの人生にとって本当に大切なことはなんでしょう。本当に大切なことは、そんなに多くはないはずです。
考えることは大切です。しかし、同時に考えていることをすべて手放す感覚を知ること。このスイッチを上手にオンオフできるようになれば、直観力は磨かれていきます。
行動することを大切にする
直観は使わないと磨かれません。思いついたら、実際に行動することで、たくさん経験してください。経験があなたの直観を磨きます。
チャンスだって、行動すればするほど、訪れる機会自体が多くなります。行動を厳選しすぎると、それだけ一回のチャンスが大きく見えてしまい、プレッシャーになってしまうかもしれません。でも、行動する回数が増えれば、失敗してもまた次のチャンスに挑戦しようとするので、それだけチャンスの機会も増えていきます。チャンスを逃さないための一番のコツは、行動数を増やすことにある、といえるかもしれません。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
おわりに
チャンスは一度きりではなく、チャレンジし続ける限り、訪れることはあるでしょう。しかし、これが最後のチャンスかもしれない!と思って、行動することは大切なことです。
一瞬のチャンスを逃さない決断力と勇気。それこそが「チャンスを逃さない直観力」といえるのかもしれません。
日々、行動することを楽しみながら、経験値を上げ、直観力を磨いていけたら良いですね。
直観とは、瞬時に物事の最適な判断ができるということです。判断をするということは、脳が行動を瞬時に選ぶことができるということです。