褒められるって嬉しいよね。
また、自分に自信が持てたり自分の知らなかった一面を褒められることによって気づく、なんていう効果もあります。
大人になるとなぜか複雑な「褒め言葉」
一方、大人になると褒められる機会が極端に減ると思いませんか?また、褒められているのに素直に受け取れない、受け取りたくないという気持ちにさせられることも少なくありません。
褒め言葉、どうして素直に受け取れないんだろう。
褒め言葉に目的があることを知っているから。
どうしてそんな気持ちになるのでしょう。それは、「大人が自分のために相手を褒めることがある」、と知っているからではないでしょうか。
褒めてくれた人の依頼は、心理的に断りづらい効果をもたらします。何か頼みたい、何か欲しいなど相手に対して欲求があるとき、断りずらくさせるために「褒める」という方法をとる場合もあります。
社交辞令のように感じるお決まりの褒め言葉。
「褒められる」とは、特別なことですよね。それなのに、いつも同じような褒め言葉をかけられると、はじめは嬉しかった言葉の重みがだんだんと薄れていきます。
さらに、他の人にも同じように褒め言葉をかけているのを知ったとしたら、挨拶や社交辞令のようなものに感じてしまうのも当然かもしれませんね。
素直に伝えたい「褒め言葉」
大人の褒め言葉、いろんな使い方をする人がいるのは事実です。でも、褒めたい相手がいるならば、その思いを素直に伝えたいとは思いませんか?では、どうしたら伝わるのでしょうか。
純粋に相手に思いを伝えよう
自分が感動したところ、良いと思ったところを思いのままに相手に伝えましょう。何か意図があるときとは違って、まっすぐに思いを伝えたいという雰囲気も伝わるはずです。
褒められて悪い気になる人はいません。自分が褒めたいと思った相手には遠慮せずに言葉をかけましょう。
自分の言葉で伝えよう
どんなところが、どんな風にと、具体的に伝えましょう。自分の言葉でしか伝えることのできない思いが「素直に褒める」ということなのかもしれません。
「褒める」ことに年齢や立場は関係ない
「褒める」というと、上から下へというニュアンスが感じられるのかもしれません。でも、自分より目上の人をすごい、尊敬できる、と感じることだって当然ありますよね。
そんな素直な想いは、ぜひ伝えていきたいものです。仕事上の相手には特に、「尊敬します、目標です」のような言葉で伝えると良いでしょう。
「褒める」とは
そうしてみると、「褒める」というのは「心で感じたことを素直に言葉にして、相手に伝える」ということと同じことなのかもしれませんね。
立場を超えて、すごいと思ったことは素直に言葉にできる、そんな大人が素敵だと思いませんか?
子どもの頃、お母さんやお父さん、学校の先生や友達に褒められて、とっても嬉しかったという記憶はありませんか?褒められると嬉しくて、やる気も出てくるものですよね。