「充実した毎日」を送るためのヒント
朝は一日の《準備》を整える
ヘルシーな食事で一日を始める
ヘルシー食材が大好きなカナダの人たちは、健康的な食事で一日を始めます。ケール入りのスムージーや、"スーパーフード"と呼ばれる、チアシードやキヌア入りのシリアルなど。
シンプルだけど「自分のからだを大切にしている」という自覚が、心を豊かにする一歩かもしれません。
早朝のエクササイズを"自分の時間"に
私の在住している街では「一日をエクササイズで始める」というのがスタンダード。早朝から道や公園でジョギングしている人、マンション内の共有ジムやオフィス近くのジムでトレーニングしている人をよく見かけます。
カラダを動かすことで、今日の体調や心の調子を確認することもできますよ。早朝から自分と向き合う、大切な"自分のための"時間です。
仕事前のコーヒーでスイッチオン
バンクーバーはバンクーバー発のコーヒーのチェーン店がたくさんあるほど、コーヒー好きがたくさん!仕事前にカフェでゆっくりしたり、コーヒーを片手に出勤したりする姿は日常の光景です。
コーヒーの香りは気持ちがシャキっとしますよね。「今日はエンジンかからないな…」という時は、ぜひお試しを♪
お昼は《メリハリ》をつけて活動!
美味しいランチを楽しみに
移民の国カナダでは、世界各国の料理が楽しめます。日本でもなじみのあるイタリアンやフレンチから、モンゴルやレバノン料理など食べたことのない国の料理まで、レストランやメニューの選択肢がたくさんあるんですよ。
日本でもランチタイムが午前中のモチベーションになることは多いと思いますが、カナダでのランチタイムは、カフェやレストランが大賑わい♪
海外の定番スタイルといえば「ランチミーティング」。カフェやレストランで美味しい食事をとりながら、仕事のミーティングをします。最近は日本でもこういった習慣が増えているかも。
リラックスしたムードの中でなら、普段聞けないような意見やアイデアが交換できそうですね♪
仕事は効率重視でサクサク進める
北米での働き方は "効率重視"がキホン。無駄な手順ややり方に気づいたら積極的に周りに相談して、限られた時間の中で最大限の結果が出るように仕事を進めていきます。
仕事に入る前・入った後のオンとオフの使い分けは、取り入れたい要素の一つですね。
残業は "No"
仕事に"効率"が求められる北米では、残業をしている=効率よく仕事ができていない、と認識されてしまうことも。プライベートの時間を大事にするためにも、勤務時間内で仕事を終わらせてすぐに退社する人がほとんどです。
日本の文化とは少し違うので実践するのはなかなか難しいかもしれませんが、最近は日本でも「働き方」についてさまざまな声が上がっていますよね。はやめに仕事を終えて、次の日の活力につなげたいものです♪
夜の時間に今日一日を《リセット》
夜には「好きなこと」を楽しむ
仕事を終える時間はひとによってさまざま。それでも多くのひとが家に帰ってきてから、ディナーを食べに出かけたり、散歩に行ったり、映画を見たり…。だらだら過ごすのではなく「好きなこと」を楽しんでいます。
少しの時間でも「好きなことを楽しむ」気持ちが、心の余裕につながっているのかもしれません。
家事はチームプレーで負担を減らす
海外の生活でよく言われることですが、私たちの周りでは協力して一人一人の家事の負担を減らす家庭がほとんど。時間のあるひとが家事を率先したり、必要な家事を分担することで、サポートし合う関係は理想的ですよね。
共働き家庭が多いカナダならではのライフスタイル、日本のおうちにもぜひ取り入れてみてほしいです!
みんな《それぞれ》の週末の過ごし方
家族の時間を大切に過ごす
共働き家庭の割合が多いカナダでは、週末が家族にとっての大事な時間。土日には、子どもが楽しめるスポットに出かけたり、家族で公園や家でまったりしたり、みんなで一緒に過ごします。
普段なかなか会えないからこそ、大切な時間を大切なひとと一緒に過ごしてみませんか?
アクティビティを満喫
エクササイズが大好きなバンクーバーの人たちは、ハイキングやトレッキング、カヤックやボディボードなどのアクティビティも大好き♪天気のいい週末には、友達や家族とアクティビティを楽しんでリフレッシュします。
カラダを動かすのはもちろん、自然の雄大さや美しさを目の前にすると、昨日まで悩んでいたことがちっぽけに思えてくるかも。
公園やビーチでまったり過ごす
忙しかった一週間は、土日をまったり過ごしてチャージしている人も。公園の芝生や海辺でごろんと寝転がって読書をしたり、ベンチに座ってぼーっとしたり…。
予定を詰め込みすぎれば誰でも疲れてしまうもの。体調や気分に合わせて静かなひとときを作って、のんびりするのも◎
ゆっくり趣味の時間にひたる
プライベートを大事にするカナダでは、日本の多くのひとと同じように週末を"趣味の時間"と決めている人も。家族で共通の趣味のサイクリングに出かけたり、家族で過ごした後、夜に自分の趣味の時間を作ったり…。
家族や友人との時間を大切にしながらも、自分の好きなことにひたる時間も大切にしたいですよね♪
友達や家族とディナーを楽しむ
カナダでのお家パーティーは、"Potluck Party"。Potluckとは「ありあわせの料理」という意味で、招かれた人が一品ずつ持ち寄って、みんなでシェアしていただきます。週末には、よく自宅や友人宅で"Potluck Party"を開いて、ゆっくり会話やゲームを楽しみます。
盛大な準備などしなくても気軽に集まって、たくさん笑って美味しいものを食べれば、きっと明日からまた頑張れるはず!
(おまけ)地元ライターおすすめオーガニックレシピの紹介
最後は「ヘルシーなもの大好き!」なバンクーバーで親しまれている、オーガニック野菜のレシピをご紹介♪簡単なので、ぜひお家で試してみてくださいね。
ビーツサラダ
「飲む輸血」と呼ばれるほど、貧血になりやすい女性に嬉しい栄養が豊富に含まれているビーツ。バンクーバーでも毎日の食卓によく登場する定番食材です。ビーツは自然な甘みがあるので、サラダにすると美味しくいただけます。
《ビーツサラダの作り方》
ビーツに十字の切込みを入れ火が通るまで茹でたら、切込みからつるっと皮がむけるので皮をむき、そのまま食べやすい大きさにカット。あとはビネガーやオリーブオイル、塩、コショウ、お好みでタイムなどのハーブと和えれば、ビーツサラダの完成です♪
ビーツは生でも食べられるので、そのまま千切りにしても◎ 火を簡単に通したい場合はオーブンでローストしたり、レンジでチンしてもOKです。お好みの食べ方を見つけてみてくださいね!
ケールチップス
青汁の材料にも入っているほど、栄養豊富なケールもカナダで人気の食材。チップスにすればパリパリと手軽にいただけます。
《ケールチップスの作り方》
ケールを洗った後、水気をキッチンペーパーやサラダスピナーでよく切ります。オーブンの天板にシートを敷いてケールを置いたら、上からオリーブオイルをスプレーし、さらに塩を振りかけます。ケールがパリパリになるまで150℃ほどの低温で焼けば完成です♪
お好みでパルメザンチーズやコショウなど、トッピングをかけてアレンジしても美味しいですよ♡
ちょっとしたことで「心豊かな毎日」に
カナダのライフスタイルを参考に、「心豊かな毎日」を送るためのヒントを探ってみました。どれも大がかりなものではなく、毎日のちょっとしたことや、"大切なもの"に時間をかけることが理想の暮らしにつながるのかもしれません。ぜひ、これからの暮らしの中で参考にしてみてくださいね。
24時間という時間の中で同じように暮らしているはずなのに、どこか充実している印象の海外のライフスタイル。その秘密は一体何なのでしょうか?カナダの《一日の過ごし方》を参考に、心豊かな毎日を送るためのヒントを、バンクーバー在住のライターが探ります。