良い会話の時間は、人生を豊かにする
豊かな会話時間を過ごすために意識したいことをまとめてみました。日常の会話のエッセンスとして、気に入ったものから取り入れてみてください♪
言葉よりも、表情や仕草を人は見てしまう
話す内容以上に大切なのは、話し方と聞き方
話す内容ももちろん大切なのですが、人は無意識に相手の雰囲気を感じとっています。それでは、雰囲気とは何でしょう?それは、表情や姿勢や声のトーンのような五感で感じる曖昧な部分です。
口下手でも、感じの良い人っていますよね。たくさん話をしなくても、一緒にいると居心地が良くて、良い時間を共有できることってあると思います。ちょっとした声のトーンだったり、相手を気づかう表情やまなざし、仕草ひとつでも会話は豊かになっていくのです。
話をじっくり聞く
あいづちや同意は、相手のペースに合わせて
話を聞くことは、話すことよりむずかしいという人もいるほど、奥が深いものです。
会話上手さんは、聞き上手です。相手が話しやすい雰囲気をつくり、適度にあいづちを打って微笑むと、会話はどんどんはずんでいきます。
質問をする
答えやすい簡単な質問を選ぶ
質問をするときは、5W1Hを意識してみましょう。
Who(誰が)
What(何を)
When(いつ)
Where(どこで)
Why(なぜ)
How(どうやって)
たとえば「食べ物は何が好き?(What)」と質問をして「ケーキが好きだよ」と返ってきました。「私も好き!おいしいよね〜」では、そこで会話が終わってしまいますが、そのあとに「どこのケーキが好き?(Where)」「最近、いつ食べた?(When)」など質問を重ねていくと、会話の幅が広がります。
相手が喜ぶ話題を探す
相手の興味にアンテナを張る
簡単な質問のやりとりを繰り返していくことで、少しずつ相手の興味があることや好みがわかってきます。
振り返ってみてください。自分のわからない話より、興味のある話題の方が断然会話が楽しかったはずです!
このように、相手が興味のある話をすれば、相手も自分に興味を持ってくれていることがわかり、より自分に好感を抱いてもらえるのです。
この人はどんな人なんだろう?と興味を持つことが、コミュニケーションの第一歩。いきなり答えづらい質問をしてしまうと、「少し距離を取りたい人だな~」と思われてしまうこともありますが、好きな食べ物だったり、趣味だったり、今はまっていること、子ども時代の思い出など、比較的答えやすい内容を選ぶと、そこから相手への理解が深まり、良い関係づくりのきっかけになるでしょう。
共感できるとちょっぴり嬉しい
キャッチボールを意識しよう
投げかけられた言葉に対し、「うんうん」「そうだね」「そうなんだ!」としっかりキャッチしてあげることで、話し手は、共感されているという満たされた感覚になるといいます。
相手の話の内容を理解することはもちろん大切なことですが、大事にしたいのは相手の表情や声のトーンです。楽しい話の時は一緒に楽しく、悲しい話の時は一緒に悲しくなる・・・相手の表情や声のトーンに合わせることで、より共感をしあうことができます。
こんなことに注意してみて
「でも」「だって」「いや」などの否定語から会話をはじめない
「でも」「だって」「いや」などの否定語から話しはじめてしまうと、相手は否定されているような気持ちになってしまいます。
たとえ相手と意見が違っていても、敢えて否定語を使わないということで、相手と対立することなく会話を進めることができます。
誰だって否定されるのは嫌なんです。反対の意見があるときも「そっか~そうなんだ」とワンクッションを置いてから、「でも私はこう思うかな」とさらりと伝えるとギクシャクしたり、ケンカになる可能性はグッと減ります。
沈黙や微笑みも会話になる
どうしても答えに詰まる質問をされた時は、無理に答えなくても良いでしょう。答えたくないことを無理に答えようとすることで、本心ではない偽りの解答をしてしまい、あとで後悔してしまうことも。
また「無視をされているのでは?」と相手に誤解されないよう、アイコンタクトや微笑みを会話途中に差し挟んでいくことも忘れずに。
おわりに
適度な距離感を楽しみながら、少しずつ相手を知る。そんな楽しみが会話にはあります。会話の醍醐味は、お互いのことをもっと深く知り合うこと。お互いの好きな部分を見つけあえるような時間を過ごせたら素敵ですね。
素敵な会話の時間は人生を豊かにしてくれます。