「色々あって、なんだか憂うつ」。でもそれって「転機」かも？
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プライベートで「大切な人とお別れした」時、仕事で「転職した」「異動した」後など、【大きな変化】の後は、なんとなく歯車がうまくかみ合わない気がして、憂うつな気持ちになってしまうこと、ありませんか？
28歳から33歳までの間は「30代の過渡期」
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28歳から33歳くらいまでは【30代の過渡期（かとき）】。
この時期は「転機」、つまり「ターニング・ポイント」がやってきやすい時期なのだとか。
「そういえばなんだかずっと、心がざわざわして落ち着かないかも……」と思ったあなたは、いま、「転機」にいるのかもしれません。
この時期は「転機」、つまり「ターニング・ポイント」がやってきやすい時期なのだとか。
「そういえばなんだかずっと、心がざわざわして落ち着かないかも……」と思ったあなたは、いま、「転機」にいるのかもしれません。
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特に難なくすごす人もいる一方、中には生活環境が変わった事を境に、ちょっぴり落ち込んでしまう人も。
「結婚」「出産」「昇進」をきっかけに、違和感を感じる人も多いようです。
「結婚」「出産」「昇進」をきっかけに、違和感を感じる人も多いようです。
「昇進や結婚はおめでたい事なのに、なぜ？」
出典：stocksnap.io
もちろん、新生活が始まる時には、わくわくしますよね。
しかし、新しい環境に飛び込んだ後でも、「過去の生活スタイル」や「思考パターン」は、ぬぎ捨てられずに残っていたりします。
しかし、新しい環境に飛び込んだ後でも、「過去の生活スタイル」や「思考パターン」は、ぬぎ捨てられずに残っていたりします。
「転機」にいるときは、「さなぎ」の状態
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まだ「過去のスタイル」から足が抜けていない状態で、「新しい生活スタイル」に頑張って合わせているとしたら……？
それは、「蝶」が「さなぎ」からまだ抜け出せていない状態で、もがきながら羽ばたこうとしているようなもの。
飛び立てず、疲れるのも自然なことです。
それは、「蝶」が「さなぎ」からまだ抜け出せていない状態で、もがきながら羽ばたこうとしているようなもの。
飛び立てず、疲れるのも自然なことです。
出典：stocksnap.io
でも、逆に言えば、今「ちょっとブルー」だとしても、それは「さなぎが蝶になるまで」の辛抱だということ！
「転機」を「好機」に変えよう
羽ばたく前の「準備期間」だとすれば、今のうちに準備しておけることがあるはず。
「転機」は過ごし方ひとつで、「好機」にも変えられます。
では、どう過ごせば「ピンチ」を「チャンス」に変えられるのでしょう？
「転機」は過ごし方ひとつで、「好機」にも変えられます。
では、どう過ごせば「ピンチ」を「チャンス」に変えられるのでしょう？
「ピンチ」を「チャンス」に変える《6つのコツ》
【その1】「過去」に「さよなら」を言う
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「新生活が始まった」という事は、「何かが終わった」という事でもあります。
独立や結婚をしたなら「両親との生活」、出産後には「夫婦2人での生活」、転職や昇進をしたなら「以前の仕事の仕方」が終わります。
終わったものに「ありがとう」と「さよなら」を言いましょう。
独立や結婚をしたなら「両親との生活」、出産後には「夫婦2人での生活」、転職や昇進をしたなら「以前の仕事の仕方」が終わります。
終わったものに「ありがとう」と「さよなら」を言いましょう。
出典：unsplash.com
「始める」ためには、「終わらせる」ことが大切です。
気持ちの上できっぱりと整理がつけばOK。
「終わったもの」に向けて、投函しない手紙を書くのもいいかもしれません。
気持ちの上できっぱりと整理がつけばOK。
「終わったもの」に向けて、投函しない手紙を書くのもいいかもしれません。
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そして、終わった後でも「維持していく」ものは何なのか、自分に尋ねてみましょう。
たとえば、独立の時。「ご両親に指示をもらう」ようなことはなくなっても、「ご両親を大切に思う気持ち」は変わらずに「維持していく」かもしれませんね。
たとえば、独立の時。「ご両親に指示をもらう」ようなことはなくなっても、「ご両親を大切に思う気持ち」は変わらずに「維持していく」かもしれませんね。
【その2】自分の気持ちをありのまま受け入れる
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たとえば、ずっと受け入れることができなかった「悲しみ」は、「怒り」になって自分や他人を傷つけてしまうことも。
でも、自分の中にあたたかく受け入れてしまえば、「感情」は害をなすものではありません。
でも、自分の中にあたたかく受け入れてしまえば、「感情」は害をなすものではありません。
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いま、どんな風に感じているでしょうか？
雲が流れるさまを眺めるように、自分の「感情」をありのまま見つめてみましょう。
雲が流れるさまを眺めるように、自分の「感情」をありのまま見つめてみましょう。
【その3】焦らない
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「変化」はゆっくりと起こるもの。
「今すぐ、さなぎから出て蝶にならなくては」と焦っても、それには必要なだけ時間がかかります。
「今すぐ、さなぎから出て蝶にならなくては」と焦っても、それには必要なだけ時間がかかります。
「何でもいいから何かしよう」と手近なものに飛びつきたくなりますが、少しだけ遠くに目をやってみるのもおすすめ。
「新しい自分になる」ために「本当に何が必要なのか」見極めましょう。
「新しい自分になる」ために「本当に何が必要なのか」見極めましょう。
【その4】「慣れ親しんだもの」をそばに置く
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新しい環境で頑張っているあなた。「慣れ親しんだもの」で「ほっ」とひと息つける時間があるといいですね。
以前から変わらず大好きな「いつもの」おやつや、ふれると心のなごむ「マスコット」……そんなアイテムがあれば、そばに置いておきましょう。
以前から変わらず大好きな「いつもの」おやつや、ふれると心のなごむ「マスコット」……そんなアイテムがあれば、そばに置いておきましょう。
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思い入れのある「曲」や、いつも見ていてくすっと笑える「TV番組」など、ささやかなものが大きな助けになってくれることもあります。
【その5】話を聞いてもらう
他の人に話を聞いてもらうことで、自分の気持ちを「整理」できることもあります。
アドバイスをもらうよりも、「ただ聞いて」もらうのが良いかもしれません。
アドバイスをもらうよりも、「ただ聞いて」もらうのが良いかもしれません。
【その6】「新しい自分になる」旅の用意はできてる？じぶんを「点検」してみる
かつての｢終わり｣ 体験を振り返ると、これまで未知の｢始まり｣ に備えて、どれほど用意をしてきたかがわかる。何かが終わっているのに、新たなスターティング・ポイントについていない時もけっこうあっただろう。前の旅の荷物が入ったままの鞄を持って、新たな旅に出ようとしたことがないだろうか。
出典：『トランジション ――人生の転機を活かすために』ウィリアム・ブリッジズ
旅の前の【もちもの点検】は欠かせませんよね。
「新しい自分になる旅」に出る準備は整っていますか？
「点検しておきたいこと」をまとめてみました。質問形式なので、ご自分にたずねてみてくださいね。
「新しい自分になる旅」に出る準備は整っていますか？
「点検しておきたいこと」をまとめてみました。質問形式なので、ご自分にたずねてみてくださいね。
①「いまの状況」を点検しよう
1.「この状況、いつまで続くのかな？」
「転機」には、なにかと変化が多くてゴタつくもの。
「なんだかうまくいかなくて、ちょっぴり困った状況」だとして……。
それは「一時的」な状況でしょうか。それとも、「ずっと続く」状況でしょうか？
「なんだかうまくいかなくて、ちょっぴり困った状況」だとして……。
それは「一時的」な状況でしょうか。それとも、「ずっと続く」状況でしょうか？
出典：stocksnap.io
それによって、「すべき対応」は変わってくるはず。
一時的な事なら、やり過ごしてしまうのもひとつの手。でも、ずっと続きそうなら、腰を据えて取り組んだ方がよさそうですね。
一時的な事なら、やり過ごしてしまうのもひとつの手。でも、ずっと続きそうなら、腰を据えて取り組んだ方がよさそうですね。
2.「同じような体験をしたことがあった？」
出典：stocksnap.io
同じような「転機」を乗り越えたことがないか、振り返ってみましょう。
以前うまく乗り越えられたなら、それを参考にできるかもしれません。
また、もし「失敗したポイント」があれば、今回はそこから学べることがあるはず。
以前うまく乗り越えられたなら、それを参考にできるかもしれません。
また、もし「失敗したポイント」があれば、今回はそこから学べることがあるはず。
3.「他にもストレスがあるかな？」
出典：stocksnap.io
「今抱えている」この状況以外に、抱えているストレスはあるでしょうか？
ストレスが1つではないことに気づいたら、意識的にゆっくりと「自分の時間」をとって、リフレッシュを。
ストレスが1つではないことに気づいたら、意識的にゆっくりと「自分の時間」をとって、リフレッシュを。
4.「私にとって、この状況は『危機』？それとも『好機』？」
出典：stocksnap.io
変化は絶対的な「悪」でも「善」でもなく、その両面を持っています。
「良い面」と「悪い面」の両方を見つめてみましょう。
「良い面」と「悪い面」の両方を見つめてみましょう。
②「じぶん」を点検しよう
1.「わたしにとって【いちばん大切なもの】は何？」
出典：unsplash.com
いろんな出来事が次々に起こるとしても、自分にとって【いちばん大切なもの】がわかっていれば、安心ですね。
「これでよかったのかな？」と迷うことがあっても、【大切なもの】が守れていれば、「流されてしまった」と後悔することは減るはず。
「これでよかったのかな？」と迷うことがあっても、【大切なもの】が守れていれば、「流されてしまった」と後悔することは減るはず。
2.「周りの状況が変わってしまった。【自分の考え方】も変える？」
出典：stocksnap.io
新しい環境では、「求められる行動」や「物事の行い方」も変わることがあります。
ポジティヴにうけとめて【新しい方法を受け入れる】もよし、【自分なりの考え方を貫く】のもよし。
ポジティヴにうけとめて【新しい方法を受け入れる】もよし、【自分なりの考え方を貫く】のもよし。
③「じぶんをサポートしてくれるもの」を点検しよう
1.「情報を提供してくれそうな【公的機関や民間団体】はないかな？」
情報を提供してくれる【公的機関】をチェックしておきましょう。たとえば仕事を探しているなら「ジョブカフェ」、トラブルで相談したい事があるのなら「法テラス」など。
【民間団体】もたくさんあるので、ネットで「今困っているキーワード」と「支援団体」を検索してみては。
【民間団体】もたくさんあるので、ネットで「今困っているキーワード」と「支援団体」を検索してみては。
こういった情報は「今すぐ必要」ではないかもしれません。
しかし、【絆創膏】をポケットに入れておくように、頭の片隅にこういった支援があることを覚えておくと、「いざ」という時に心強いですね。
しかし、【絆創膏】をポケットに入れておくように、頭の片隅にこういった支援があることを覚えておくと、「いざ」という時に心強いですね。
出典：unsplash.com
2.「キーパーソン（重要な情報をもたらしてくれる人）はいる？」
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「キーパーソン」とは、あなたにとって重要な【知識や情報を持っている人】のこと。
親しいとは限りませんが、仕事などで面識のある人です。
ふだんからきちんとした信頼関係を築いておくことで、時には「キーパーソン」から思いがけない「チャンス」がもたらされることも。
親しいとは限りませんが、仕事などで面識のある人です。
ふだんからきちんとした信頼関係を築いておくことで、時には「キーパーソン」から思いがけない「チャンス」がもたらされることも。
3.「気持ちを助けてくれそうな人はいる？」
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励ましてくれる人、あたたかく見守ってくれる人……「気持ちの上で助けになってくれる人」はいますか？
口に出して言わなくても、陰ながらあなたのことを気にかけてくれている人はきっといるはず。
感謝しながら思い出してみるだけでも、力がもらえますね。
口に出して言わなくても、陰ながらあなたのことを気にかけてくれている人はきっといるはず。
感謝しながら思い出してみるだけでも、力がもらえますね。
4.「実質的な【サポート】はある？」
引っ越したり、1人暮らしになったり、はたまた家族が増えたりと、何かとゴタゴタする「転機」。
「子供を預かってくれる」などの【両親のサポート】や「経済的支援」、「タスクを手伝ってくれる人」など、【実質的なサポート】の有無も、確認しておきたいポイント。
「子供を預かってくれる」などの【両親のサポート】や「経済的支援」、「タスクを手伝ってくれる人」など、【実質的なサポート】の有無も、確認しておきたいポイント。
出典：stocksnap.io
もしサポートに頼れない場合は、代わりのもので補えないか考えてみましょう。
たとえば、子供は「保育園」や「学童保育」に預かってもらう、資格取得を目指すときには「教育訓練給付金」などの【公的支援】で補う、など。
【時機が整うのを待つ】という選択肢もありますね。
たとえば、子供は「保育園」や「学童保育」に預かってもらう、資格取得を目指すときには「教育訓練給付金」などの【公的支援】で補う、など。
【時機が整うのを待つ】という選択肢もありますね。
「どの資格なら給付金の対象になるのか」「どんな人がもらえるのか」など、詳しいことはこちらで調べることができます。
④「戦略があるかどうか」を点検しよう
1.「【状況を打開する】ような行動をとっている？」
出典：stocksnap.io
「必要な情報を探す」「職探し」「新しい環境に適応しやすくなるようなトレーニングを受ける・資格をとる」など……。
状況を変える【具体的な行動】をとると、不安な気持ちや、ピンチからも脱出できることがあります。
状況を変える【具体的な行動】をとると、不安な気持ちや、ピンチからも脱出できることがあります。
2.「自分なりの【ストレス解消法】はある？」
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それでなくても心が疲れやすいとき。
「散歩する」「走る」「休日ふらっと電車に乗って、好きな駅で降りる」「森林浴をする」など、自分がいちばん落ち着ける「リフレッシュのしかた」を見つけておきたいですね。
「散歩する」「走る」「休日ふらっと電車に乗って、好きな駅で降りる」「森林浴をする」など、自分がいちばん落ち着ける「リフレッシュのしかた」を見つけておきたいですね。
ほろ苦い「転機」も、素敵に年を重ねるための「スパイス」にして
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新しい予感に満ち、ときどきほろ苦くもある「転機」……それは、きっと無駄にはなりません。
「苦しい時」も、いずれはあなたの人間性に深みをそえ、きりりと素敵に年を重ねていくための「スパイス」になるのではないでしょうか。
「苦しい時」も、いずれはあなたの人間性に深みをそえ、きりりと素敵に年を重ねていくための「スパイス」になるのではないでしょうか。
「夜明け前がいちばん暗い」と言いますよね。
おちついて焦らずに前を見ていれば、きっと明るい朝が訪れます。
あなたの「転機」が難なく「好機」となり、新しいスタイルで羽ばたいていかれますように。
おちついて焦らずに前を見ていれば、きっと明るい朝が訪れます。
あなたの「転機」が難なく「好機」となり、新しいスタイルで羽ばたいていかれますように。
