「シンプリスト」の簡素で単純な暮らし
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私たちを取り巻く環境には、必ず「モノ・コト」が存在します。人生が物事に支配されてしまったら、本質的な幸福からは遠ざかってしまいますよね。「シンプリスト」は「モノ・コト」の数に関係なく、すべての要素を簡単にして単純化することで、よりよく生きる知恵を持った人たちのことです。今の暮らしがちょっと良くなるアイデアをシンプリストを通して考えてみませんか?まずは小さなことから始めてみましょう。それではシンプルな暮らしのヒントをみていきます。
「シンプリスト」と「ミニマリスト」の違い
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「シンプル」とは簡単、質素、単純という意味。「シンプリスト」は、“もの”の数には関係なく、暮らしの要素を単純化して、プレーンで統一感のある暮らしを実践している人たちのことです。
「ミニマム」とは最少、最低限、最小値という意味になります。「ミニマリスト」は、なるべく“もの”を持たず、不要な要素は排除して、必要最低限の暮らしを実践している人たちのことです。
似て非なる「シンプル」と「ミニマム」。今持ってるものをそのまま生かす、自分が本当にいいなと思うものを近くに置いておくなど、ちょっとしたことが「シンプル」に生きる鍵なのです。
「ミニマム」とは最少、最低限、最小値という意味になります。「ミニマリスト」は、なるべく“もの”を持たず、不要な要素は排除して、必要最低限の暮らしを実践している人たちのことです。
似て非なる「シンプル」と「ミニマム」。今持ってるものをそのまま生かす、自分が本当にいいなと思うものを近くに置いておくなど、ちょっとしたことが「シンプル」に生きる鍵なのです。
「シンプリスト」の生き方を知るための10のヒント
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「シンプリスト」の生き方は、簡素で単純、明快です。すべてにおいて分かりやすくて、暮らしやすいことに重点をおいています。毎日をシンプルに、心豊かに過ごすために「シンプリスト」が心がけていることをご紹介します。シンプルな暮らしにおすすめのアイテムも合わせてご紹介しますので、ぜひご参考にしてくださいね。
①捨てないために、大切にしたくなるものを使う
「シンプリスト」にとって“もの”の数はさほど問題ではありません。むしろ出来るだけ捨てないために、自分にとって大切にしたいアイテムを手にしています。暮らしに必要な日用品や雑貨、自分の気持ちを高めてくれるファッションアイテムなど。すべて簡素化して統一感を持たせること。より質素で単純であること。このルールを守れば、“もの”の数は関係ないのです。
鉄のフライパン
レザーのスリッパ
②好きなものや心が満たされるものに囲まれて暮らす
私たちの暮らしを豊かにしてくれることのひとつに、好きなものに囲まれて過ごすという基本的な価値観があります。お気に入りの生活雑貨や心躍るような可愛らしいグッズ。デザインやカラー、トーン、テイストなどに統一感を持たせることですっきりと気持ちの良い暮らしを送ることができます。
人気デザインのマグカップ
アートポスター
③自分にとっての定番を身に着ける
私にとっての定番品を見つけること。それは周りの流行や意見に惑わされず、自分にとって飽きのこないシンプルな洋服を身に着けること。そのためには、どんな小さなものでもよく吟味して選ぶことが大切です。また他の着こなしが浮かぶかどうかも購入するかどうかのポイントにしてみてください。
質の高いボーダーカットソー
着心地の良いシャツワンピース
④長い年月を乗り越えて残った銘品を揃える
長年世界中の人々から愛され続けるブランドがあります。移りゆく時代や使う人の世代、性別に関係なく、普遍的な魅力のある定番品を購入するように心がけるだけで無駄も省け、使い捨てすることもなく、とてもエコな選択となります。
現代にアップデートされた世界的ジーンズ
世界的ミュージシャンも愛用したブランドのブーツ
⑤色・形・素材にこだわり、統一感を持たせる
シンプルな暮らしには、インテリアや洋服などの身の周りのアイテムは、もちろん自分が好きなものを選ぶことが大前提になります。その中で、同じテイストやトーンのものを揃えて簡素化することで、統一感が出て分かりやすく、暮らしやすい環境が手に入ります。
ナチュラルな雰囲気のかご収納
サイズ違いのブリキのボックス
⑥自分にとって何が大切なのか手帳に書き出す
「シンプリスト」は、頭の中をスッキリさせるために、自分にとって大切なことや今後やるべきことを手帳やノートを活用して「書き出す」作業をしています。そうすることで思考を整理して、思い癖や無駄な考えを省きます。多忙で情報過多な現代では、幸せに生きるヒントを見つけるために、ぜひアナログな「書き出す」という方法を取り入れてみてください。
真っ白な手帳に思いを綴る
⑦自分の生活サイクルを知り、スケジュール管理をする
ライフスタイルのシンプル化を図るために、自分の一日の時間の使い方や日程などのスケジュール管理をすることも大切です。毎日の生活もシンプルにルーティーン化することで、無駄な思考や行動に捉われることのない暮らし方が出来ますよ。
1日を可視化するスケジュール帳
⑧親しい友人は少なくても、喜びや悲しみを共有する
友人や知人がたくさんいることも人生においては歓迎すべきことかもしれません。ただ大勢の人と関わることは、ときには大変な問題や煩わしさを抱えることにもなりかねません。生きてゆく上で人間関係ほど厄介でストレスのかかることはないのです。「シンプリスト」は友人は少なくとも、喜びや悲しみを分かち合えるような親友がひとりいれば幸せだという考え方を知っています。
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⑨ひとりで過ごすリラックスタイムを持つ
もし家族や恋人、友人と暮らしていても、出来るだけひとりになる時間を作っているのが「シンプリスト」です。ひとり時間には読書や音楽鑑賞、映画やドラマ鑑賞など好きなことに貴重な時間をあてています。自分の時間を持つことは、他者の意見や他の物事に依りかかることなく、充実した気持ちを取り戻すこと。ぜひ取り入れてみてください。
⑩迷わない選択をするために、ときどき自分を見つめ直す
「シンプル」に生きる人=「シンプリスト」は、どんなときも物事を臨機応変かつ冷静に対応できるよう、普段から自分自身を見つめ直す作業をしています。たくさん歩いたら、ときどき立ち止まって靴ひもを結び直すように。そうすることで、いざ何か決めなくてはいけないとき、自分にとって適切な迷わない選択をすることが可能になるのです。
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自分にとっての「シンプル」な暮らしを
出典:stocksnap.io
「シンプリスト」の、自分を中心に据えた、飾り気のない自然な暮らし方や生き方から学ぶことも多いですよね。今までは、よりものを減らすことに価値がおかれていましたが、これからは基本となるシンプルな暮らし方や生き方が、情報過多で多忙な現代とマッチしているかもしれません。
暮らしに必要な調理器具も、大切に使いたくなるものを選べば、頻繁に買い替えるなどということはなくて済みます。例えば鉄のフライパン。使い始めこそ手間がかかりますが、使い込んでいくうちに、自分好みの使いやすさになり、美味しい料理が作れるように。今夜は何を作ろうかと楽しみになる気持ちも大切ですよね。