ちょっぴりくたびれていませんか?
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
しなやかに、折れずに生きるために
思考のクセに気づき、ものの見方を変えてみよう
ストレスの原因そのものをなくすのは難しいこと。でも、捉え方を変えることはできます。ストレスを感じる時、そこにはものの見方、つまり価値観や判断が働いています。例えば「1度でも失敗すればダメな人間だ」と考えていれば、小さなミスの度にひどく落ち込むことに。
しかし、もし「失敗は成功の種」だと考えていれば、同じミスにもさほどストレスを受けません。出来事そのものは変えられなくても、自分自身の受け止め方を変えることで、ストレスを少なくすることができるはず。自分の中にある思考のクセに気づいてみましょう。
“思い込み”に追いつめられていませんか?
「常に女性として完璧でなければ、私はダメな人間だ」「あの人に愛されない私は無価値だ」…これは1例ですが、「~であるべき。でなければ無価値」という形の信念は、イラショナル・ビリーフ(非論理的信念)と呼ばれます。
イラショナル・ビリーフの特徴は、「こうであってほしい」という願望や信念と「~すべき。でなければ~」という判断が論理的ではない形で結びつき、貴方を無意識に追いつめていること。
こういったイラショナル・ビリーフがあると気づいたら、そう思う理由は何なのか考えてみましょう。理由や、根拠はあるでしょうか?たとえば、完璧な女性であるにこしたことはありませんが、いつも完璧で「いなければならない」理由はないのではないでしょうか。
1.使う言葉を変えてみよう
とはいえ、理想を抱く気持ちはなくしたくないもの。信念として「~すべき」「しなければならない」と思っているのなら、それを「~したい」「~にこしたことはない」「できれば~だったらいいな」に言いかえてみませんか?それだけでもぐっと力がぬけるはず。
「絶対」「いつも」「決して~ない」「みんな」という言葉は、なにかを強く言いたいときには、とても便利。でも、落ち込んでいる時に使うと、ブルーな気持ちをさらに強くしてしまいます。そんな時には、使うのをやめるか、もっと具体的な言葉に言いかえてみましょう。
たとえば1、2度失恋した後で「みんな私を見てくれない」「絶対次も失敗する」と思ったとします。でも、「みんな」というのは本当でしょうか?「絶対失敗する」なんて言いきれますか?おちついて考えてみると、言葉につられてちょっと悪く予想しすぎていることに気づきます。
2.オールオアナッシングな考え方をやめてみよう
3.悪い予想にはストップをかけよう
4.ポジティヴな出来事を思い出そう
イヤな出来事は記憶に残りやすいもの。反面、良い事が自分に起きても「大した事じゃない」と無視していませんか?イヤな事に圧倒される前に「いい事もあった。あれも、これも」と思い出してみましょう。日々起きた小さな幸せを手帳などに書きとめておくのも役立ちます。
解決法は人それぞれ。いろいろな対策を試そう
もののとらえ方だけでは解決できないストレスもあります。規則正しい生活をし、しっかり食事や睡眠をとるなど、いろいろな対策を試しましょう。前向きに行動する力を残しておくためにも、必要以上に自分を責めないようにしましょう。
いかがでしたか?
考え方のクセは、クセというだけあって根強いものですが、気づいたり意識してストップさせたりすることで次第に手放していけます。落ち込みは、自分の考え方のクセに気づくチャンスでもあります。軽やかにストレスを受け流して、しなやかで折れない心を育てていきましょう♪
「もう少しがんばりたい。でも、ちょっぴりくたびれたかも…」人間関係に、仕事の悩みにと、現代社会はストレスフル。たくさんの情報にさらされる社会であることも、ストレスに拍車をかけています。