余裕がない時にふと考えてしまうこと
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忙しい日々の中で嫌なことが重なったり、体に疲労が溜まってくると普段はそんなこと思いもしないのに「なんでここにいるんだろう、なんでこんな目にあいながらここで生きているんだろう」なんて考えが浮かぶことはありませんか?
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一度この考えに囚われてしまうと、なかなか頭から離れないものですよね。そんな時の対処法や生きている意味について、改めて考えてみませんか?
生きることの意味とは
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なんのために生きているのかを理解し、生きる目的みたいなものを抱いていると、きっと毎日がより輝いて充実するはず。心のどこかでそんなふうに思っていませんか?
だから、これといった夢や頑張りたいことが見つからないと、「なんのために生きているんだろう」という疑問に帰結し、「生きている意味や目的」を探したくなってしまうのです。
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身近に、いつもポジティブで、やる気に満ちている人がいるほどに、「自分はどうなんだろう…」という思いが湧き上がってくるケースもあるかもしれませんね。
名言から生きる意味を紐解こう
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自分では答えを出すことが難しい「生きることの意味」。偉人達による今なお愛されている名言ではどのように語られているのか、みてみましょう。
ジークムント・フロイト(精神分析学の創始者)
生きることの意味と
価値について
問いかけるようになると、
我々は狂ってしまう。
なにしろ意味も価値も
客観的に実在するものでは
ないのだから。
精神分析学者のジークムント・フロイト氏は、「生きる意味や価値は実在するものではない」と言い切っていますね。存在しないものについて考え始めると、気がおかしくなるとも述べています。
松下幸之助(実業家、発明家、Panasonic創業者)
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いくつになってもわからないものが人生というものである。
わからない人生を、わかったようなつもりで歩むほど危険なことはない。
松下幸之助氏は、人生について「いくつになってもわからないもの」と伝えています。偉大な実業家、発明家にとっても、人生とは分からないもの、なのです。
そもそも意味なんてなくていい
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こうしてみると、探そうとすること自体が間違っているような気すら、してきませんか?そもそも「有意義な人生」や、「意味のある人生」とはどんなものなのか、想像すること自体が難しいですよね。むしろ想像できないものを探して追い求めることなど不可能でしょう。
エーリッヒ・フロム(社会心理学者、精神分析学者 )
人生の意味はひとつしかない。
生きるという行為
…それ自体なのです。
社会心理学者のエーリッヒ・フロム氏は、「生きるという行為…それ自体が人生の意味」だと明言しています。「なんのために生きているか」ではなくただ「生きていることに意味がある」のです。
ミッションなど持たせたら、どうなるだろう?
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もし、生きていることに明確な目的やミッション、意味があり、私たちはそれに沿って生きていかなくてはならないとなったら…想像しただけで大変ではないでしょうか。
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走り過ぎて疲れたら休むとか、人生において少し寄り道することなど出来なくなってしまいます。考えたり迷ったりすることさえ、できなくなってしまいそうです。
指針にしたいものは自分で作ろう
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「ただ生きている」ことは、命をもらいそれを維持し続けているということ。それだけでも十分に素晴らしいことです。とはいえ、人生の指針として何か意味付けがほしいという方もいるのではないでしょうか。
人間が自分で意味を与えないかぎり、人生には意味がない。
前述のエーリッヒ・フロム氏は、人間が自分で意味を与えないかぎり、人生には意味がない。とも言っています。つまり、自分で「与えた」ならば、意味を持たせられるということですよね。
誰かのため、何かのため、あるいは自分のためなど。自分が生きていることを前向きに捉えられるような意味や目的が心の支えになるのであれば、自分で設定してみましょう。
意味など無くてもトライすべきことはたくさんあるから
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勉強や仕事や暮らしの細々としたことなど、忙しい時ほど「これってやる意味あるの?」と思いたくなることも。生きていることに対してさえ、「なんで生きてるんだろう、どんな意味があるの?」なんて思い悩むこともあるかもしれません。
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でも私たちはただ「生きている」のです。もし意味を探したくなったら、それは心身の疲れによる「休め」のサインかもしれません。「生きていることに意味がある」と思い出し、しっかり自分を労りましょう。