気になる冬のウエイトオーバー…。
今回は冬に食欲が増えやすい理由を探りつつ、食欲をコントロールする方法をご紹介します。
冬に食欲が増すのはなぜだろう?
日照時間が短くなり「セロトニン不足」になる
太陽の光は、食欲を抑える効果が期待できる「セロトニン」と呼ばれるホルモンの分泌を促すといわれています。外に出る機会が減ると、このセロトニンの分泌量が減少してしまうことに。セロトニンは、別名「幸せホルモン」ともいわれているので、この分泌量が減るとストレスが蓄積されやすくなり、食欲が増す原因につながることも。
寒さで基礎代謝がアップする
寒くなると、体を温めるために熱を作ろうとするため基礎代謝そのものが上がりやすくなるといわれています。でも基礎代謝が上がれば痩せやすくなるのでは?と疑問に思いますよね。
基礎代謝を上げると痩せやすくなるという考えは間違いではありませんが「代謝が良い」ということは「エネルギー」もそれだけ必要になります。エネルギーを補給しようとするため、食欲がアップする可能性が高くなるといわれています。
睡眠不足になっている
睡眠不足になると、食欲を抑制するといわている「レプチン」というホルモンが減少し、食欲がアップすると考えられています。
疲労やストレスなどでホルモンバランスが乱れると、さらに食欲が止まらない…なんてことにも。人によって最適な睡眠時間は変わってきますが、目安として睡眠時間が5時間を下回らないように気を付けましょう。
食欲をコントロールする3つのヒント
1. 食事で「セロトニン」を増やそう
気軽に取り組みやすい方法として、幸せホルモンであり食欲を抑える効果が期待できる「セロトニン」を食事から増やしましょう。セロトニンの元になると言われているのが「トリプトファン」です。これは豆腐や納豆などの大豆製品や、牛乳やチーズのような乳製品、その他にもバナナやゴマなどに多く含まれています。
これらを食べれば、すぐにセロトニンの増加が見込めるというわけではありませんが、日々の食事に積極的に取り入れるようにすることで効果が期待できるでしょう。
トリプトファンを多く含む食材のレシピをご紹介*
2. 日光を浴びながら軽く運動をしよう
食事で摂る以外にも、セロトニンを増やすために太陽の光を意識的に浴びることも大切です。ウォーキングで少し体を動かしながらであれば、運動不足も同時に解消できるのでおすすめです。カーテンを全開にして部屋の中で光を浴びるだけでもOK!冬は日が短いので、通勤時間も上手く使いながら太陽の光を毎日感じるようにしましょう。
3. 冷え対策をしよう
冷えからくる食欲には、やはり冷え予防が重要なポイントです。お風呂にゆっくり浸かったり、運動習慣を身に付けたり、生姜など体を温める食材を取り入れるのもいいでしょう。また呼吸法で体の内側から温める効果も期待できますよ。
冬になると夏に比べて日が落ちるのが早くなりますよね。また寒さから外に出る機会が減り、家で過ごす時間が増えてきます。そうすると太陽の光を浴びる時間が減ってしまい、それが食欲に大きな影響を与えると考えられています。