風邪をひかないか、いつも心配…
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
免疫力を上げるためにできること
①身体を整える【身体のケア×免疫力アップ】
睡眠
朝起きたら、日光を浴びる
朝に日光を浴びることで、体内時計が整い、夜には自然と眠りにつけるといわれています。朝日を浴びる時間は、10分から30分ぐらい。朝の歯磨きやメイクなどを、日光を浴びながら行うことで、習慣づけしやすいかもしれません。「朝一番に日光を浴びるのが苦手」という人は、手のひらを朝日にかざすだけでも効果があるそうなので、お試しくださいね。
満腹の状態で眠らない
帰宅時間が遅いと、「食事はささっと済ませて、すぐに眠ってしまいたい…」と思いますよね。でも、食事をとった後、すぐに就寝してしまうと、眠っている間にも胃腸が働き続けて、眠りが浅くなってしまうそう。疲れた身体を休めるためにも、食事は就寝2時間前には済ませたいもの。夕食が遅くなってしまう日は、消化に良い食べ物を選んだり、夕方頃におにぎりなどを軽く食べておくことで、夕食の量を抑えることができますよ。
トリプトファンが含まれる食材をとる
心の安定を保つ「セロトニン」は、睡眠ホルモンの材料にもなる重要なホルモンです。しかし、現代の多くの人々がセロトニン不足に陥り、不眠や心の不調に悩まされているといいます。セロトニンが作られるために必要な栄養素「トリプトファン」をとり、セロトニンの分泌を高めることで、心身の安定や、安眠効果が期待できるそう。トリプトファンが多く含まれるものの例として、カツオ・マグロ・乳製品・納豆・バナナなどが挙げられます。
入浴
免疫細胞は、血流にのって身体中を巡ります。そのため、血流を良くすることで、免疫細胞が身体を巡るスピードも上がり、いち早くウイルスを撃退しにいけるそうです。血流を良くするために、特に有効的なのは、入浴。「身体の芯から温まる入浴のアイデア」をご紹介します。
38℃~40℃のお風呂に20分ほど浸かる
42℃以上の高温のお風呂に浸かると、身体の表面しか温まらず、すぐに湯冷めしてしまうことがあるそう。ぬるめのお湯に20分ほど浸かると身体の芯から温まり、血の巡りもスムーズに。免疫力アップに繋がります。
足湯・手湯で血流を促進
足湯や手湯をする場合は、40℃~42℃ほどの、熱めのお湯を使うのがおすすめです。お湯が冷めてしまった時にさし湯ができるよう、ケトルなどにお湯を準備しておくといいかもしれません。足湯・手湯が終わったら、よく水気を拭きとり、手足を冷やさないように保温をしてくださいね。
水分は残さずふき取る
入浴後、身体に少しでも水気が残っていると、水分が蒸発する時に熱を奪ってしまい、湯冷めの原因に。お風呂から出たら、水気をしっかりとふき取り、早めに髪の毛を乾かしましょう。
②心を整える【心のケア×免疫力アップ】
観葉植物を置く
観葉植物は育てやすいため、お部屋に置いている人も多いはず。お部屋に観葉植物を置くことで、室内の湿度を快適に保ち、さまざまな有害物質を除去してくれるそう。また、空気中の二酸化炭素を代謝して酸素を出してくれるため、呼吸がしやすくなるメリットも。なにより、グリーンは、視覚的にもリラックス効果があるため、近くに置いておくだけで心が安らぐはず。今回は、おすすめの観葉植物を3つご紹介します。
ポトス
ポトスは、場所を選ばず元気に育ち、虫が付きにくく育て方も簡単なため、人気のある観葉植物です。空気清浄効果や、有害物質を除去する効果も期待できるといいます。お部屋に1つあるだけで、ツルが伸びて、おしゃれな空間になりますよ。
サンスベリア
マイナスイオンを放出し、空気清浄効果も高いといわれる「サンスベリア」。乾燥や日陰にも強く、さらに枯れにくいため人気があります。日当たりが悪い場所でも育つなど、場所を選ばないため、初めての人でも育てやすい観葉植物です。
ヘデラ
かわいらしい姿が魅力的な「ヘデラ」も、おすすめの観葉植物です。暑さや寒さに強く、栄養がない土でも育つなど、丈夫なのが特徴的。ツル性なのでハンキングを楽しんだり、支柱に巻き付けることで、インテリアに彩りを与えることができます。日陰でも育つため、出窓のある洗面所や、飾り棚に置くのもいいですね。
ストレス解消法を、いくつか持っておく
仕事や家事、人間関係などに苦しみ「悩みの種がつきない…」という人も多いはず。ストレスを抱えすぎてしまうと、自律神経のバランスが崩れ、免疫力の低下を招くそう。ストレスと無縁の生活をするのは難しいかもしれませんが、心をほぐす方法を知り、ストレスをため込まない生活を送ることで、身体の健康にも繋がるはずです。
映画鑑賞や読書で、笑う/涙を流す
「笑う」「泣く」などの、感情のアウトプットをすることは、ストレスの軽減につながります。映画鑑賞や読書など、自分好みの方法で、心のもやもやを洗い流してみてはいかがでしょうか。また、笑うことで、ストレスホルモンが減り、ウイルスが入り込んだ細胞を攻撃する"NK細胞"が増えるそう。
好きな画材で、絵を描く
絵を描くことで、ストレスが減るといわれています。「絵を描くのが上手ではないから…」と思う人もいるかもしれませんが、"ただ好きなように描くだけ"でも、ストレス解消効果があるそう。絵を描くことだけに集中することで、現実から少し離れられて、心のノイズも小さくなるかもしれません。水彩絵の具、油絵の具、アクリル絵の具、コピック、ボールペン、色鉛筆など、さまざまな絵の手法があるので、自分好みの画材で絵を描いてみてくださいね。
生活に香りを取り入れる
「香りを嗅いだ瞬間に、気持ちが安らいだ」という人も多いのではないでしょうか。香りはダイレクトに脳に届くため、即効性があるといわれています。自律神経やホルモンを整える効果も期待できるそうなので、マッサージや入浴タイムなどに、好きな香りを取り入れてみてはいかがでしょうか。
③食事を考え直す【風邪予防をしたい時に選びたい栄養素・食材】
栄養素を気にして食材を選ぶ
身体を温める食材
身体を温める食材と、身体を冷やす食材があるのは、多くの人がご存じだと思います。免疫力を上げるためには、身体を温める食材を積極的にとるのがおすすめです。寒い国で育ったもの、土の中で育ったもの、冬が旬のもの、辛み成分を含むものなどが、身体を温める食材だといわれています。例えば、レンコン・ゴボウ・ニンジンなどの根菜や、生姜・ネギ・キムチなどの辛味成分を含むもの、りんご・ぶどうなどの果物、紅茶・ジャスミン茶などの飲み物もおすすめです。
タンパク質
免疫細胞が活躍するために、まず必要といわれているのが「タンパク質」。タンパク質が不足すると、免疫細胞が上手につくれなくなったり、免疫力を上げるために必要な「ビタミン・ミネラル」が作用しづらくなるそう。タンパク質が豊富に含まれる、豆類、卵、肉類、魚類、乳製品などを、バランスよくとることが大切です。
亜鉛
亜鉛は、免疫に関わる細胞が機能するために必要な栄養素。しっかりとることで、免疫力を維持するほか、タンパク質と一緒にとることで新陳代謝を高める効果を発揮します。また、ビタミンAを体内にとどめてくれる役割も。牡蠣・チーズ・高野豆腐・レバー・アーモンドなどに多く含まれています。
ビタミンA
ビタミンAは、鼻や喉の粘膜を保護・強化してくれるため、積極的にとりたい栄養素の1つです。ビタミンAが多く含まれるのは、ウナギ・レバー・銀ダラ・にんじん・ニラ・ほうれん草など。脂質にとけやすいため、野菜類は油で炒めたり、オイルドレッシングをかけて食べるのもおすすめです。ビタミンAとビタミンCは、一緒にとることでさらに効果を高めることができます。
ビタミンC
ビタミンCは、風邪ウイルスの活動を抑えたり、抵抗力を高めてくれる栄養素です。ビタミンCが多く含まれるのは、レモン・キウイ・イチゴ・赤ピーマン・じゃがいもなど。熱に弱いため、野菜や果物は生の状態で食べるのがおすすめ。また、2~3時間の間に体外に排出されてしまうので、できるだけ毎食とりたい栄養素です。
マヌカハニー
樹木からとられたハチミツ「マヌカハニー」は、強力な殺菌・消毒力を持っているため、健康促進食品として注目を集めています。ほのかな苦みがあるため、トーストに塗ったり、ヨーグルトや飲み物に混ぜたりして食べるといいかもしれません。
熱いものを食べる時は、汗をかきすぎないように
食べ物が熱すぎたり、暑い場所で温かい食事をとると、冷えを招いてしまう恐れが。その理由は「体温が上がってきた」と身体が感知すると、血管を広げたり、汗をかかせたりして、熱を下げようとするからです。熱いものを食べる時には、「適温に冷まして食べる」「室内をほどよく涼しくする」などの工夫をして、汗をかきすぎないよう調節することが大切です。
④習慣を考え直す【毎日の習慣にしたいこと】
緑茶でうがいする
緑茶は殺菌力が高いといわれ、飲むだけでも効果を期待できますが、さらに効果を高めるために「緑茶でうがいする」ことが注目されているそう。お湯で淹れて冷ましたものが一番良いといわれていますが、市販のペットボトルの緑茶でも代用可能です。煎茶・濃い目の緑茶などを選ぶのがおすすめ。
室内の湿度は50%~60%に保つ
適度に換気をする
換気が不十分な場所では、ウイルスが増えてしまうといわれています。窓が2か所以上あるお部屋ならば、対角線上にある窓を同時に2つ開けて、窓が1か所しかないお部屋ならば、ドアも開けて空気の通り道を作りましょう。1時間に10分換気するより、1時間に5分×2回換気をする方が効果が高いそう。ご自身が負担を感じない頻度で、空気の入れ替えをしてみてくださいね。
タオル・コップは共有で使わない
手洗い・入浴後のタオルを、共有して使っている人もいるかもしれません。しかし、タオルを共有することで、湿ったタオルで増えた細菌が手につき、手洗いも逆効果になってしまうそう。コップなども同じように、共有するのは避けましょう。
睡眠時間が7時間未満の人は、睡眠時間が8時間以上の人と比べて3倍以上風邪をひきやすいといわれています。また、免疫力は、眠っている間に強化するため、睡眠不足になると免疫力がガクンと下がってしまうそう。眠りにお悩みの人は、朝や寝る前の習慣を少し変えてみるだけで、眠りの質が上がるかもしれません。