“夏の疲れ”引きずっていませんか?
そこで今回は、夏の疲れを引きずらないために心がけたい、6つの健康習慣をご紹介します。どれも難しいことはありませんので、できることから取り入れて健やかな体と心を目指しましょう。
まずは、夏の疲れをセルフチェック!
「冷房による冷え」については、梅雨頃からエアコンが稼働しているところも多いので、夏前からの蓄積で体が冷えている可能性も。また、夏に限らず冷たい飲み物や食べ物をよく摂る人は、「内臓の冷え」が疑われます。
◇冷房による冷えの特徴
□外気との温度差が5度以上のエアコンがを効いた部屋に一日中いることが多い
□室内でも薄着でいることが多い
□むくみやすい
□首肩の凝りをいつも感じる
□下半身がダルい
□足腰の冷えを感じる
当てはまるものが多いほど「冷房による冷え」の可能性が高いと言えるでしょう。
◇内臓が冷えている人の特徴
□冷たい食べ物や飲み物をよく摂る
□運動不足気味
□デスクワークで座っていることが多い
□ストレスを感じやすい
□お風呂はシャワーだけで済ませる
□便秘もしくは下痢をしやすい
当てはまるものが多いほど、内臓が冷えている可能性が高いと言えるでしょう。
「脱水」が影響している可能性も
夏は汗をたくさんかくこともあり、意識的に水分補給をしていますが、秋になって涼しくなると油断しがちになります。でも秋は乾燥しやすい季節。気付かない間に体の水分が奪われて、水分不足になっていることがよくあります。そうすると疲れやすくなったり頭痛に悩まされたり、体のダルさや不調の原因になりかねません。「冷え」と同時に「乾燥」にも注意する必要があります。
夏の疲れ解消するために。心がけたい6つの健康習慣
【1】湯ぶねでリラックスタイムを
お風呂はシャワーですませるのではなく、湯ぶねに浸かる習慣をつけましょう。お湯の温度が高いと逆に交感神経を刺激することとなり、リラックスモードに切り替えることが難しくなってしまうため、38~40度程度のぬるま湯が理想です。
就寝の1時間半~2時間前までにお風呂から上がっておくと、良いタイミングで体温が下がり眠りにつきやすくなります。
忙しくて湯ぶねに入る時間がない!そんなときは…
目や首肩を温めるだけでも◎
平日は忙しくて、ゆっくりバスタイムを取れない!という人もいるかもしれません。そんなときは、アイマスクで目もとを温める方法も◎緊張が緩み、筋肉の強張りや血行不良の改善が期待できます。また首肩周辺も凝りで血流が滞りやすいパーツ。睡眠にも大きく影響を与える可能性があるので、ここもしっかりと温めて緩めることで、不調の軽減に繋がります。
小豆の温熱アイマスク
【2】秋の訪れと共に、上手にエアコン離れを
湿気が多い梅雨の時期からエアコンを使い始め、夏はもちろん、暑さが残る秋口もエアコンを使い続けている家は多いと思います。熱中症にならないためにも必要なことですが、室内外の温度差が5度以上の場は注意が必要です。温度差が大きくなるほど体に負担がかかりやすく、体温調整をしている自律神経も乱れやすくなってしまうので、扇風機を併用するなどして上手に室内の温度を調整しましょう。
また秋の暑さは日中だけのことも多いので、タイマーを使用したり風通しの良いパジャマを着るなどして、一日中つけっぱなしという日を減らすようにし、自然とエアコン離れできるように心がけると良いでしょう。
【3】たんぱく質やビタミン・食物繊維を積極的に摂る
涼しくなる秋は、食欲もわいてくる時期。栄養バランスの良い食事というのはもちろんですが、たんぱく質やビタミン類に加え、食物繊維が豊富な食品を積極的に摂るのがおすすめです。疲労回復をしながら弱った胃腸をサポートしてくれるものが秋の味覚にはたくさん揃っています。疲れたときに取り入れることで、翌日も元気に過ごせるはずですよ。
おすすめレシピ1「鶏肉とさつま芋の煮物」
おすすめレシピ2「鮭と椎茸の甘酢ねぎ炒め」
おすすめレシピ3「大和芋のおろし焼き」
【4】腹式呼吸で酸素を巡らせる
疲れていたりストレスが溜まっていたり、体が緊張状態だと呼吸は浅くなりがちです。そんなときは「腹式呼吸」をしてみましょう。体全体に酸素を巡らせることができ、リラックス効果も期待できます。
やり方はとてもシンプル。ゆっくりと鼻から息を吸い、お腹を膨らます。吸いきったら今度は鼻から細く長く息を吐き出しましょう。吐くときはお腹をぺったんこにするイメージで。寝転がってお腹の上に手を置くと、お腹の膨らみが分かりやすいですよ。慣れてきたら吸う息と吐く息の長さを一定にすることで、より落ち着きとリラックス効果を得ることができるでしょう。
【5】寝るための準備をしっかり行う
寝るための準備をしっかり行うことで、質の良い睡眠を取ることができます。最近ではスマホアプリで睡眠時間を計測できるものや、寝るまでにヒーリングソングを流せるものなどもあるので、うまく利用して睡眠の質を見直すのもおすすめです。好きなアロマをティッシュやコットンに含ませて、枕元に置く方法も心地良い眠りへと導いてくれるでしょう。
【6】軽いストレッチやヨガをする
今年の夏は例年に比べると家にいる時間が長く、汗をかくことが少なかったという人も多いかもしれません。体を動かす機会が減ってしまったことで、体温調整がうまくいかず老廃物が溜まりやすい状態になっている可能性も。涼しくなったらウォーキングなど、軽い運動をする習慣を身に付けるのがベストですが、急にたくさん動いてしまうと体がびっくりしてしまうこともあるので注意が必要です。
まずは自律神経のバランスを整えてリラックス効果が期待できる「ストレッチ」や「ヨガ」から始めてみましょう。寝る前に行えば気持ちよく眠りにつくことができ、翌朝もすっきりと目覚められるはずですよ。
なんとなく体がダルいとは思っていても、実はそれが夏の疲れの蓄積だと気づいている人は少ないと言います。そうするとケアが遅れてしまい、秋に持ち越して不調が大きくなってから気付く…なんてことになりかねません。
冷房による冷えや内臓の冷えなど、体の冷えが原因で血行不良を招き、それが不調に繋がっていることが多いと言われています。