きれいのヒミツは「腸腰筋(ちょうようきん)」にあり
「腸腰筋」ってどこにある筋肉?
もう少し専門的に言うと、背骨から脚の付け根を結んでいる「大腰筋」と骨盤から脚の付け根を結んでいる「腸骨筋」「小腰筋」の総称になります。
腸腰筋を鍛えることで期待できる効果とは?
骨盤の安定を導く
背骨の生理的湾曲である「S字ライン」をきれいに保つことができるので、女性らしいボディラインには欠かせないポイントにもなっています。
姿勢が整う
上半身と下半身を繋いでいる腸腰筋は、姿勢との関係も深いと言われています。背骨のS字ラインが安定すると、首と頭も正しい位置をキープできるので、首肩凝りの緩和が期待できます。さらに立ち姿勢や座り姿勢も楽に保つことができるので、日々の疲れも溜まりにくくなるでしょう。
ぽっこりお腹がスッキリする
骨盤や姿勢が安定すると、ぽっこりお腹を含め腰回り全体がスッキリとしてきます。また腸腰筋はインナーマッスルなので、内臓の下垂とも関係があると考えられます。
骨盤が不安定な時は腸腰筋も弱くなっているので、内臓も下垂しやすくなり、その結果ぽっこりお腹の原因に。腸腰筋が鍛えられれば、自然と引き締まったお腹になるはずですよ。
基礎代謝アップが期待できる
姿勢が良くなると全身のバランスが整いやすくなるので、体の使い方に無理がなくなり、筋肉への負担も軽減されると考えられます。
大きな筋肉のある下半身が上手く機能すれば、動作のパフォーマンスアップだけでなく血行改善も期待できるので基礎代謝アップを狙えます。
転倒防止になる
腸腰筋は股関節の動きにも関係があると言われています。腸腰筋が衰えると股関節の動きが悪くなり、下半身を上手く使うことができなくなることも。歩いているときに足が思っているよりも上がらず、平坦な道でもつまずく…なんてことになりかねません。
腸腰筋は30代頃から衰え始めるため、まだ大丈夫と油断してはいけません。最近よくつまずくという人は、腸腰筋が弱くなっていないか疑ってみてくださいね。
あなたの腸腰筋はどんな状態?セルフチェックしてみよう
その1 : 腸腰筋の硬さチェック
膝を抱えたときに、この伸ばしている足が浮いて床から離れていませんか?もし離れてしまう場合、腸腰筋が硬くなっている可能性が高いと言えます。
その2 : 腸腰筋の衰えチェック
この姿勢が辛いと感じる場合は、腸腰筋が上手く使えていなかったり弱っている可能性があります。
腸腰筋は腰椎から骨盤・股関節を繋いでいるので、ここが鍛えられることで骨盤がしっかりと安定すると言われています。