雨の日はなんだか調子が良くない…
その不調は気のせいではなく、実は雨によっておこる気圧変化のせいかもしれません。雨の日でも快適に過ごすために、頭痛や不調を和らげる方法をご紹介します。
雨の日にどうして頭痛になりやすくなるの?
気圧の変化に身体が対応できない
気圧の変化と頭痛には関係があるようです。気圧の上下によって起こる変化に、身体がうまく対応できないことが原因といわれています。
気圧の影響によって、血管は広がったり縮んだりします。その変化によって周囲にある神経に刺激が…。これは偏頭痛が起こる仕組みと同じ。よって、頭痛が引き起こされてしまうんだとか。
自律神経が乱れる
雨による気圧の変化は、自律神経にも影響が。耳(鼓膜)の奥にあるうずまき状の「内耳(ないじ)」という器官には、気圧の変化を感じ取る働きが。
この内耳が敏感な人はわずかな気圧の変化をも感じ取ってしまうため自律神経も乱れやすくなってしまい、頭痛や不調の原因に。乗り物酔いをしやすい人も内耳が敏感な人が多いようなので、注意が必要です。
気持ちの落ち込みも原因のひとつ
どんよりとした雨の日には、なんだか気分が落ち込みがちに…。気持ちも滅入ってしまい、どうしても元気を出すことができず、少なからず身体の不調の原因にもなっているようです。
雨の日の頭痛を和らげましょう
あたたかい飲み物を飲む
あたたかい飲み物を飲むことで、収縮してしまった血管がほぐれていきます。頭痛が気になるときには、スープやお茶など身体が温まる飲み物を飲んでみましょう。
小豆を食べる
柑橘系ですっきりリフレッシュ
柑橘系の香りは、落ち込んだ心を気分転換&リフレッシュさせてくれるので、アロマとして取り入れるのも◎
頭痛を和らげる漢方薬もあります
頭痛がすると鎮痛剤に頼ってしまいがちですが、頭痛を和らげる漢方薬も。効果にはその人の体質や症状など個人差がありますので、まずは漢方治療の専門家に相談することをおすすめします。
胃腸を温め「湿(しつ)」を取り除く漢方薬、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅっかんとう)などが役立つことがあります。
東洋医学では外界の過剰な湿気「湿邪(しつじゃ)」が人体に悪影響を及ぼすと考えます。特に普段から胃腸が弱く冷え症の人が湿邪に曝されると頭痛、めまい、立ちくらみ、吐き気、下痢などの不調が起きやすくなります。
すぐにできる、ツボ押しマッサージ
雨の日頭痛を感じたときには、その場ですぐにできるツボ押しやマッサージもおすすめです。頭痛が酷いときには無理に力を入れず、ゆっくりと呼吸しながら行ってください。
耳の周りをマッサージ
耳周辺の血の巡りを良くしてあげることで低気圧に敏感になった内耳のリンパ液の巡りも良くなり、頭痛も和らいでいきます。1日に3回を目安にマッサージしてみましょう。
1.耳を軽くつまみ、上・下・横に5秒ずつ引っ張る
2.そのまま軽く引っ張りながら、後ろに向かってゆっくり5回まわす
3.耳を包むように折り曲げ5秒間キープ
4.耳全体を掌で覆って、ゆっくり円を描くように後ろに向かって5回まわす
こめかみのツボ押し
雨の日だって楽しく過ごそう♪
雨の日に感じてしまう頭痛や身体の不調も日頃から気を付けてあげることで、ちょっとずつ和らいでいくはずです。頭痛や不調を和らげて、雨の日だって楽しく快適に過ごしましょう♪
雨が降るといつも頭痛がしたり、気分が落ち込んでしまったり…。普段のように元気に過ごせず、なんだか調子がよくないと感じていませんか?