もし「毛穴の汚れもケアしているし、たるみも気になっていないのに、ふとしたときに毛穴が気になる…」という人はがいたら、それは毛穴の「影」なのかもしれません。凹凸のあるものに光が当たれば、影が生まれます。ほんの少し影が開き毛穴のように見えることもあるかもしれません。まずは肌の状態をよく確かめてみてくださいね。

毛穴とは、その名のとおり毛を取り巻く器官。そして皮脂腺という器官も供えているので、老廃物の排出にも使われます。顔の毛穴は、産毛の毛穴でありながら身体のほかの部分より大きな皮脂腺になっているせいで、角質も詰まりやすくなっているのだそう。メイクだけでなく、角質など老廃物をちゃんと落とせていないと、毛穴に詰まり、それは開き毛穴の原因になってしまいます。まずはメイク落としや洗顔をきちっと行いましょう。

洗顔は大事ですが、顔を洗うときに強く擦ったり、タオルでゴシゴシ顔を拭いたりする摩擦はご法度です。摩擦は炎症、色素沈着などさまざまな原因に。肌が炎症を起こせば、そのダメージは肌の老化にもつながり、もちろん毛穴にも影響してきます。肌にはやさしく触れることが鉄則です。

シミだけでなく毛穴やシワにも影響があると言われている紫外線。曇りの日や室内にいることが多い日も油断はできません。肌の真皮部分のコラーゲンを傷つけることもあるそうです。肌のハリや弾力を保つコラーゲンが壊れてしまったら、たるみも生まれてしまいます。シミやシワ予防のためでなく、開き毛穴対策のためにも、紫外線から守りましょう。

毛穴を隠そうと、ファンデーションを厚く塗ってしまうのはNG。頬などにファンデーションをつけたあと、ごく薄く延ばしてあげたほうが、時間が経っても化粧崩れがしにくく、毛穴も目立ちにくくなります。

パウダー、リキッドともに、ファンデーションを塗るときはブラシを使ってみてください。頬などを塗ったあと、ブラシに残ったファンデーションをのせるように小鼻や毛穴の目立つところに塗ります。ポイントはのせすぎないこと。のせすぎると毛穴にファンデーションが詰まり、余計に毛穴が目立ってしまうことがあるので要注意です。

ストレスや飲み会などで楽しくなってくるとやってしまう暴飲暴食。好きなものばかりを食べる偏食。反対に過度なダイエットのための絶食etc…。食生活が乱れると肌にも如実に表れてくるものです。とはいえ、無理に食生活を正そうとして、それがストレスとなってしまってはよくないこと。自分の中でルールを決めてあげるといいかもしれません。

暴飲暴食してしまった日は翌日のケアを徹底する（関連記事参照）。偏食気味なのであれば栄養バランスを考えて、野菜は最低2品目食べることから意識してみる。など、今のライフスタイルに負荷のない範囲から始めてみてくださいね。

夜更かしはよくないと分かってはいても、見たいドラマや趣味に没頭してしまってつい…なんて日もありますよね。一般的に、6～8時間の睡眠時間を確保するのが理想的と言われていますが、大切なのはその“質”です。

たとえば寝る前のスマホ。これも睡眠の質を落とす要因のひとつです。スマホ画面の強い光を至近距離で浴び続けていると、脳が昼間と錯覚してしまい覚醒してしまうのだそう。寝る前は照明を落とし、のんびりと過ごせるといいですね。

ちなみに…どうしても夜更かししてしまう人は、寝る時間を決めてアラームをセットしておくのもおすすめですよ。

いきなり毎朝のジョギングを習慣にしようとしたり、ジムに通うようなハードな運動をしなくても大丈夫。一気にエンジンをかけてしまうと、ショートするまでの時間も早いものです。

たとえばこれまでエスカレーターを使っていたところを階段に変えてみたり、晴れた日はひと駅歩いてみたり、テレビを見ながら、掃除をしながらスクワットをしてみたり…チャレンジしやすいところから始めてみましょう。

日々毛穴ケアをしていても、どうしても気になるという方は、皮膚科や美容皮膚科での治療を含めた相談をしてみましょう。対策として行われるのは主に、ピーリングやレーザー治療だそうです。効果はもちろん、金額や期間などよく考慮してみてください。