クリスマスの本場・北欧。クリスマスに食べられる定番メニューは、実は日本とはかなり異なっています。そこで、北欧各国のクリスマスメニューを国ごとにご紹介します。ディナーのメインディッシュから付け合わせ、お菓子、朝食まで幅広くレシピを集めたので、興味が湧いたものや作りやすそうなものをクリスマスパーティーに取り入れてみてくださいね。2021年12月16日作成
サンタクロース村があるフィンランドをはじめ、クリスマスの本場となっている北欧。伝統的なクリスマスメニューも、北欧ならではのものがいくつもあります。日本でも手に入る材料で作れるメニューをおうちクリスマスに取り入れてみましょう。
フィンランドで、クリスマスの朝に食べられるミルク粥。豪華なディナーに備えて、朝は軽めで体が温まるものを食べるのだそうです。甘いお粥なので、子供たちにも人気のメニューなんだとか。
「クリスマスのタルト」という意味の伝統的な星型のパイ。星の形に折ったパイの中にプルーンジャムを入れて焼き上げます。プルーンジャムの代わりにお好みでストロベリージャムやブルーベリージャムを使ってもOK!
フィンランドのクリスマスには欠かせない、ジンジャークッキー。ジンジャー以外にクローブやシナモンなどのスパイスも使用。これらのスパイスの香りが、フィンランドではクリスマスを象徴する香りになっています。
フィンランドだけでなく他の北欧の国々でも「glogg(グロッグ)」と呼ばれて親しまれているホットワイン。アルコール入りのものとノンアルコールのものとがあります。ジンジャー、クローブ、スターアニス(八角)などのスパイスを入れるので、体が中からポカポカ温まりますよ。
スウェーデンではクリスマスディナーのことを「JULBOAD(ユールボード)」と言います。そのユールボードの定番が「ユールフィンカ」というクリスマスハム。フィンランドでも「joulu kinkku (ヨウルキンク)」と呼ばれて、ディナーのメインになっています。日本ではクリスマスというとチキンや七面鳥のイメージですが、北欧では豚を幸運の印と考えているため、豚をメインにするのだそう。
スウェーデンで普段から家庭で食べられているのがミートボール。クリスマスにも欠かせません。コケモモジャムを添えるのがお決まりで、日本でも「リンゴンベリージャム」として売られています。
クリスマス時期に伝統的に食べられている「聖ルシアの猫」という意味のパン。聖ルシアはキリスト教の聖人で、スウェーデンでは12月13日に聖ルシアのお祭りが行われます。サフランを入れるため黄色っぽい色をしているのですが、これは太陽を表しているのだそう。長く暗い冬が続くスウェーデンで、光を切望する気持ちが表れています。
フィンランドでは「piparkakku(ピパルカック)」と呼ばれているジンジャークッキー。スウェーデンでは「pepparkaka(ペッパルカーカまたはペッパーカーカ)」と言います。子供がいる家庭はもちろん、大人だけの家庭でもみんなでペッパルカーカのデコレーションをするのが定番なのだとか。
「mjuk(ミューク)」とはスウェーデン語で「柔らかい」という意味。つまり、クッキーであるペッパルカーカを柔らかいケーキにしたもの、ということです。ペッパルカーカと同じく、ジンジャーやシナモンなどたっぷりスパイスが使われています。生地にはコケモモジャム(リンゴンベリージャム)を練り込み、デコレーションにも使ったり切り分けた時に添えたりするのが一般的です。
皮付きの豚バラ肉をオーブンで蒸し焼きに。味付けは塩・コショウのみでシンプル!皮はカリカリでお肉はジューシーに仕上がります。ノルウェーでは、クリスマスの時期にはribbe用に皮の部分に既に賽の目状に切れ込みを入れた塊肉がお店に並ぶのだそうですよ。
ノルウェーでクリスマスのお菓子として親しまれているのが、アーモンドパウダーと砂糖を使って作られた焼き菓子「マジパン」。スーパーでも、クリスマス時期には豚の形をしたものをはじめ様々な形のものが売られます。
北欧の他ドイツでも伝統的に作られている、バターをたっぷり使ったクリスマスクッキー。クッキープレスというクッキー生地を絞り出す器具を使って形を作ります。シンプルな材料で作れて、日本人にも親しみやすい味です。
デンマークでも、やはりメインは豚。「flæskesteg(フレスケスタイ)」はローストポークという意味で、オーブンで皮付きの豚の塊肉を焼き上げます。ノルウェーのリッベとの違いは、リッベはバラ肉を使うのに対し、フレスケスタイはロース肉を使うことが多いのだそう。
フレスケスタイの付け合わせとしてよく食べられているのが、紫キャベツの蒸し煮。甘酸っぱくさっぱりした味わいで肉料理によく合うため、ドイツでもソーセージの付け合わせに食べられています。
リュドコールと並んで、クリスマスのメインの付け合わせとして好まれるのがキャラメルポテト(ブラウンポテト)。茹でたじゃがいもに、加熱して溶けたバターと砂糖を絡めて作る、優しい甘みのポテトです。
コロンとした形がかわいいパンケーキ。伝統的なレシピではリンゴが中に入れられるそうですが、現代ではリンゴではなくジャムを使うことが多いのだとか。デンマークでは専用の焼き器を使いますが、日本でもたこ焼き器で代用することができます。
クリスマス菓子として古くから親しまれ、デンマーク以外の北欧の国でもクリスマスシーズンに食べられている揚げ菓子。生地の甘みは控えめなので、粉糖を振って仕上げます。小さめに作るとクッキーのようなサクサクした食感に、大きめに作ると中が柔らかくドーナツのような食感になります。
各国ごとに少しずつ異なる北欧のクリスマス料理。日本ではあまりなじみのないメニューかもしれませんが、日本人でも食べやすいものも多いので、ぜひ作ってみてくださいね。
北欧の年末のイベントといえば、なんといってもクリスマス!クリスマスの4週間前からは待降節(アドベント)が始まり、子供も大人もクリスマスツリーや窓辺を飾ったり、クリスマスマーケットを巡ったりして楽しみます。北欧ではクリスマス当日は家族や仲の良いお友達を招いておうちで過ごすことをとても大切にしています。今年のクリスマスは、オーナメントやアドベントカレンダーを手作りしたり、北欧料理を作ってみたり、北欧式クリスマスを楽しんでみませんか?
12月になると、本場北欧ではクリスマスの準備が始まります。街並みもクリスマスのディスプレイに変わり、マーケットが開かれ、すっかり気分はクリスマスモードに(^^♪ どんな飾りつけをしようか、どんな料理を作ろうか、毎年のイベントですが、なんでこんなに気持ちがワクワクするのでしょう^^ 本場北欧のクリスマス風景を参考に、今年は北欧流のクリスマスでお祝いしてみましょう!
サンタクロースの国フィンランドでは、11月末になると街が少しずつクリスマスムードに移ろいます。ライトアップされたツリーやキャンドルに囲まれて家族と過ごすひとときは、誰もが待ちわびるホリデーシーズン。今年のクリスマスはそんなフィンランドに倣って、幻想的な雰囲気の中ゆったりと流れる時間を楽しみませんか?今回は、フィンランドで古くから受け継がれる伝統をはじめ、定番の食事やお菓子をまとめました。
アプリ限定!12星座占い、天気予報と気温に合わせたコーデをお楽しみいただけます
お買いものもキナリノアプリで◎
キナリノアプリ
「これが好き」、「これが心地よい」と感じてもらえるお買いもの体験と情報を。自分らしい暮らしがかなう、お買いものメディア
サンタクロース村があるフィンランドをはじめ、クリスマスの本場となっている北欧。伝統的なクリスマスメニューも、北欧ならではのものがいくつもあります。日本でも手に入る材料で作れるメニューをおうちクリスマスに取り入れてみましょう。