北欧にとってクリスマスとは

ヨーロッパ北部の祭「ユール」

古代ヨーロッパのゲルマン民族、ヴァイキングの間で、冬至の頃に行われた祭りのこと。北欧諸国では現在でもクリスマスのことをユールと呼ぶ。

ユールでは、人々は貯蔵していた食べ物を料理し、お酒をあけ、「ユールログ」と呼ばれる 大きな薪(木の幹)を燃やす火を囲んで、「太陽の復活」を祝い、悪霊をなだめるための宴会が始まります。 「ユールログ」は、最低でも12時間、一般的には12日間燃やし続け、この期間がユールの祭です。

クリスマスマーケットやお店のショーウインドウの風景


クリスマスの季節になると、町並みは一気にクリスマスモードに変わります。
イルミネーションも華やかで綺麗✩

たくさんのライトに囲まれた街並みを歩くだけで幸せ♫

こちらはおもちゃ屋さんでしょうか。可愛らしいオーナメントや雑貨が沢山あります

クリスマスマーケットでは、食べ物や飲み物も買うことができ、楽しみの1つです。ホット赤ワインのグロッグ(スウェーデン)は身体のそこから温まります。

家ではこんな色鮮やかなデコレーションはできない分、「見て楽しむ」をモットーに♫
お家でほっこりクリスマスが北欧流
どの家もそれぞれの飾り付けがあり、毎年の楽しみにしています。

クリスマスリースやツリー、キャンドルの飾りは、シンプルだけどほっこり温まるデザインが北欧風です。

クリスマスのプレゼントはツリーや暖炉の前に。何が入っているのか、想像を膨らませる時間も楽しいですね。

クリスマスツリーやキャンドルやオーナメントなどの雑貨、おいしい料理でクリスマスを迎えます。

フィンランドの森の妖精たち「トントゥ」を着た子供^^
サンタは大人、子供はトントゥで仮装して過ごすのも北欧っぽくていいですね。
クリスマス雑貨で家をデコレーションしよう

サンタや、妖精、動物などの人形たちは、毎年少しずつ集めて飾ると楽しみが増えますね。

スノードームもクリスマスモチーフのものがたくさん!リアルなサンタさんが北欧らしくて愛らしい♪

優しいナチュラルな印象の木製ツリー。温かみのあるシンプルなツリーは、インテリアのアクセントにぴったりです。

クッキーでお家を作るご家庭も。お子さんと一緒にデコレーションする時間も楽しそうです。

北欧にこれは欠かせません!
クリスマスにはぜひ、お部屋がもちろん、ゲストをお迎えする玄関まわりにもキャンドルを灯してみて下さい。
種類も豊富ですし、間接照明で幻想的なクリスマスになります^^
北欧風クリスマスツリーを飾ろう

天井にまで届きそうなクリスマスツリー!大きなサイズのツリーがクリスマスのわくわくを物語っています。本物のもみの木を使うご家庭も多いそう。

オーナメントは、派手にたくさん飾ろうとしなくても、想いを込めて飾るだけでいいのです。好きな人形や手作りのオーナメントで自由に飾り付けましょう。
北欧のクリスマス料理でおもてなしをしよう


スウェーデンの伝統は、ビュッフェスタイルで楽しむ、スウェーデン流クリスマスのご馳走「ユールボード」です。今では北欧全体に広がっています。

ニシンやサーモンをつかったマリネなどの冷菜や、豚肉をつかったハムやミートボールなどのメイン料理、デザートには温かいお米のミルクがゆやジンジャークッキーなどが並びます。

クリスマスでは豚肉料理を食べるとされています。伝統的なクリスマスハム(ユールシンケ、ユールシンカ、ヨウルキンク)はメイン料理の定番!

ヨウルトルットゥというフィンランドのクリスマスパイです。
星型で中にジャムが入っているのが特徴です。

フィンランドのホットワイン「グロッギ」も食卓に並びます。ナッツやシナモンなどのスパイスをきかせた飲み物です。
ゆったりとした北欧のクリスマス、取り入れてみませんか?
時間をかけてじっくりとクリスマスを楽しみ、ツリーを飾ったり、お気に入りの人形やキャンドルを置いてみたり、手作りのお菓子やワインを飲んだり。そして最後は家族で粛々とクリスマスをお祝いします。
心も体も温まる、そんな北欧のクリスマスをあなたのお家も取り入れてみませんか?

今でも北欧のクリスマスは、古い文化の冬至祭(ユール)を受け継いでいます。