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美味しいドリップコーヒーを淹れてみませんか?
出典:unsplash.com
今回ご紹介する「ハンドドリップ」は、自宅で用いられるスタンダードな抽出方法。既に自宅でコーヒーを抽出している方も、これからコーヒーのある生活を始めようとしている方も、美味しいドリップコーヒーを淹れるための手順をチェックしてみませんか。ちょっとしたポイントを押さえるだけで、コーヒーの味わいをより豊かに感じられます。
準備するもの
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コーヒーライフを始めようと思っても、必要なアイテムが分からないと困ってしまいますよね。美味しいドリップコーヒーを抽出するために必要なアイテムは、全部で7つ。順番に見ていきましょう。
①ドリッパー
ハンドドリップに欠かせないドリッパー。フィルターとコーヒーの粉をドリッパーにセットし、お湯を注ぐとコーヒーの成分を抽出できます。フィルターの種類は紙や布、金属などがあり、家庭でよく使用されているのは紙のフィルターです。
ドリッパーには様々な形があるため、形状に合ったフィルターを選ぶようにしましょう。ドリッパー選びに迷う方は、後からご紹介するおすすめドリッパー3選を参考にしてみてくださいね。
ドリッパーには様々な形があるため、形状に合ったフィルターを選ぶようにしましょう。ドリッパー選びに迷う方は、後からご紹介するおすすめドリッパー3選を参考にしてみてくださいね。
②サーバー
ドリッパーの下にセットし、数杯分のコーヒーを抽出するときに便利なサーバー。目盛り付きのものは抽出量の目安にもなります。サーバーを選ぶときは、大きさや形状がお持ちのドリッパーとマッチするか注意しましょう。同じメーカーのものを揃えると安心です。
③ケトル
コーヒーを自分好みの味わいに近づけるためには、お湯の調節は欠かせません。そこで細口ケトルを使うと、注ぐお湯の太さや量を調節しやすくなります。もしご自宅に細口ケトルがない場合は、抽出に慣れるまではご自宅にあるケトルややかんを用いて抽出を行い、抽出に慣れてきたら細口ケトルの購入を検討するのも良いでしょう。
④スケール
美味しいコーヒーへの近道は、コーヒー豆の量や抽出量、抽出時間を正確に測定すること。そのため、キッチンスケール+タイマーを用意するか、タイマー機能の付いたコーヒー用スケールを用意しましょう。
⑤タイマー
タイマー機能付きのスケールがあれば良いですが、ない場合はタイマーを用意しましょう。蒸らし時間やトータルの抽出時間を管理することで、「少しえぐみが出てしまったから、次はもう少し早めに注いでみよう」「味が物足りないから、次はゆっくり注いでみよう」といった調節ができるようになります。
⑥コーヒーミル(あれば)
コーヒー豆を粉の状態に粉砕する器具を「コーヒーミル」と呼びます。焙煎されたコーヒー豆は、時間とともに劣化していきます。表面積の大きな粉の状態であればなおさら、空気に触れる面積が増えて劣化が早まることに。コーヒーミルがあれば抽出の直前にコーヒー豆を挽けるため、より新鮮な状態で楽しむことができます。
⑦お好きなコーヒー豆
お好きなコーヒー豆がある場合は、そちらを用意しましょう。「コーヒー豆は何を選べば良いか分からない」という方は、中煎りで酸味や苦味のバランスがとれたコーヒー豆がおすすめです。
コーヒーショップなどでは酸味や苦味のレベルなどが提示されているものがあるので参考にしたり、店員さんに質問したりして、コーヒー豆を選んでみてくださいね。そしてコーヒーミルがご自宅にない場合は、お店で中挽き程度に挽いてもらいましょう。
コーヒーショップなどでは酸味や苦味のレベルなどが提示されているものがあるので参考にしたり、店員さんに質問したりして、コーヒー豆を選んでみてくださいね。そしてコーヒーミルがご自宅にない場合は、お店で中挽き程度に挽いてもらいましょう。
美味しいドリップコーヒーの淹れ方
準備が整ったところで、いよいよドリップコーヒーの抽出です。ここでは4つに分けて、ハンドドリップの抽出手順をご紹介します。
1.ドリッパーとサーバー、カップを温める
コーヒーの抽出に適したお湯の温度は、95度前後です。事前に器具を温めておくことで、器具によるお湯の温度低下を防ぐことができます。ドリッパーにフィルターをセットしたら、ドリッパーとサーバーにお湯を注いで温めましょう。フィルターを濡らすかは好みにもよりますが、事前にお湯を注ぐことでフィルターに吸着したニオイがコーヒーに移ることを防げます。また、このタイミングでカップも温めておくと、コーヒーを飲むときに冷めにくくなりますよ。
2.注ぎ始めに蒸らしのひと手間を加える
ドリッパーやサーバーが温まったら、中挽きにしたコーヒーの粉をフィルターに入れましょう。分量はコーヒーの粉(g):お湯の量(ml)=8:100を目安に、お好みの濃さに調節してください。粉を入れたら、トントンとドリッパーを叩いて粉を平らにならします。
そしてドリッパーとサーバーをスケールの上に置き、目盛りを0にしましょう。粉の中心から円を描くように、全体が湿る程度までお湯を注ぎ、30秒ほど蒸らします。蒸らしの工程を入れることで粉に含まれていた二酸化炭素が排出され、コーヒーの成分がより抽出されやすくなるためです。
そしてドリッパーとサーバーをスケールの上に置き、目盛りを0にしましょう。粉の中心から円を描くように、全体が湿る程度までお湯を注ぎ、30秒ほど蒸らします。蒸らしの工程を入れることで粉に含まれていた二酸化炭素が排出され、コーヒーの成分がより抽出されやすくなるためです。
3.3~4回に分けてお湯を注ぐ
蒸らしが終わったら、3~4回に分けてお湯を注いでいきます。フィルターには触れないよう、粉全体にお湯が行き渡るように注ぐことがポイントです。蒸らしの時間を含めて、2~3分程で抽出を完了させましょう。例えば16gのコーヒーの粉を使用した場合、お湯の量は200ml(=g)です。この場合、3~4回に分けながら、スケールが200gを指すまでお湯を注いでくださいね。
4.お湯が落ちたら完成
ドリッパーからお湯が落ちたら、ドリップコーヒーの完成です。落ち切る間際の抽出液は雑味がある場合もあるので、少しでも雑味を避けたい方は、落ち切る前にサーバーから外してくださいね。温めておいたカップにコーヒーを注いで、まずは香りから楽しんでみましょう。
はじめての方におすすめのドリッパー3選
ハンドドリップをするためのコーヒーツールや手順をご紹介しました。ここからは、筆者おすすめのドリッパーを3つご紹介します。(以下3つ、筆者私物・撮影)
メリタ アロマフィルター
メリタ Melitta コーヒー ドリッパー アロマフィルターシリーズ AF-M1×2
395円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
ハリオ V60
ハリオ V60はクリアな味わいが楽しめる円錐形のドリッパーです。ドリッパー内部にある溝がスパイラル状をしているため湯どおりが速く、すっきりとした味わいに。一方で湯の注ぎ方によってはしっかりとした味わいにも抽出できるため、変化を付けたいときに役立ちます。
HARIO (ハリオ) V60 透過 コーヒードリッパー 02 クリア コーヒードリップ 1~4杯用 VD-02T
275円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
カリタ 3つ穴
カリタの3つ穴のドリッパーは、メリタのアロマフィルターと同じ台形のドリッパーです。アロマフィルターに比べるとお湯の通りは早いですが、こちらも比較的しっかりとした味わいになります。ハリオV60よりは味に変化をつけにくいですが、味がブレにくく、コーヒー初心者の方は1つ持っておくと便利です。
カリタ Kalita コーヒー ドリッパー プラスチック製 1~2人用 101-D #04001
220円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
あなただけの、充実したコーヒーライフを
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ドリップコーヒーの抽出は難しいというイメージがあるかもしれません。しかしコツを押さえて美味しく淹れられたときは、準備から抽出過程を含めて至福の時間となるでしょう。おうちでドリップコーヒーを淹れてみようと考えている方は、ぜひこだわりのアイテムを揃えてコーヒーライフを始めてみませんか?
画像をお貸しいただきありがとうございました*
メリタのアロマフィルターは、コツいらずで安定した味わいのドリップコーヒーを抽出できます。アロマフィルターの抽出方法は特徴的で、杯数に合わせた目盛まで一気にお湯を注ぐだけ。高い位置に設置された1つ穴から、じっくりとコーヒーが抽出されます。