自分で、からだの調子を整える。優しく沁みる、動物性たんぱく質を使わないスープ

自分で、からだの調子を整える。優しく沁みる、動物性たんぱく質を使わないスープ

外出自粛や在宅勤務などでいつもより家にいる時間が増えた人も多いですよね。また、大変な状況下で働いている人もいます。今までに体験していないことが次々と起こっていると、大丈夫だと思っても実は心身ともに疲れている、なんてことも。限界が来てしまう前に、自分で調子を整えてみませんか。束の間、ほっと一息つける優しいスープのレシピがたくさん掲載されている『なんとなく不調をととのえるスープ』という本をご紹介します。2020年05月09日作成

カテゴリ:
グルメ
キーワード
レシピスープ・味噌汁おうち時間
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体の調子はどうですか?

自分で、からだの調子を整える。優しく沁みる、動物性たんぱく質を使わないスープ
緊急事態宣言が出されてから、ずいぶんと日が経ちました。
今、どんな風に過ごしていますか?
置かれた状況は人によってさまざまですが、ずっと気を張っていて疲れてしまった、という人も多いのではないでしょうか。
自分で、からだの調子を整える。優しく沁みる、動物性たんぱく質を使わないスープ
気づかないうちに疲れてしまった体や心の調子を整えるためには、あたたかく、栄養がたっぷり入ったスープがおすすめ。
自炊に疲れた、外食は出来ないけどいつもと違う味が食べたい…そんな今こそ参考にしたい本が、『なんとなく不調をととのえるスープ』です。

『なんとなく不調を整えるスープ』鈴木愛 著

この本では、肉や魚を使わず、季節の野菜を主役に使ったスープレシピを掲載。動物性のものを使わないことによって、胃腸への負担が軽くなります。なんとなく調子が出ない、今より少し元気になりたいときに野菜の滋味がじんわり体に沁みわたります。
発刊されたのは2019年11月ですが、家で料理をする機会が増えた今、あらためて注目されている本です。

この本では、肉や魚を使わず、季節の野菜を主役に使ったスープレシピを掲載。動物性のものを使わないことによって、胃腸への負担が軽くなります。なんとなく調子が出ない、今より少し元気になりたいときに野菜の滋味がじんわり体に沁みわたります。
発刊されたのは2019年11月ですが、家で料理をする機会が増えた今、あらためて注目されている本です。

楽天ブックス: なんとなく不調をととのえるスープ - 鈴木 愛

鈴木愛さんプロフィール

1980年生まれ・東京都出身。映画やCMなどの衣装の仕事を経て食の世界へ。2010年から安曇野に移住し、ホリスティックリトリート穂高養生園に勤務。自然に根ざした野菜の調理法を学び、季節をベースとした食と体の結びつきを深く意識する。食によって日々を心地よく過ごしてほしいという願いを込めて「冬草」の名で活動をはじめる。

1980年生まれ・東京都出身。映画やCMなどの衣装の仕事を経て食の世界へ。2010年から安曇野に移住し、ホリスティックリトリート穂高養生園に勤務。自然に根ざした野菜の調理法を学び、季節をベースとした食と体の結びつきを深く意識する。食によって日々を心地よく過ごしてほしいという願いを込めて「冬草」の名で活動をはじめる。

鈴木愛さんに、スープについて伺いました。

自分で、からだの調子を整える。優しく沁みる、動物性たんぱく質を使わないスープ

自宅にいる時間が長くなったキナリノ読者におすすめのスープは何でしょうか?

じゃがいもやキャベツが美味しい季節なのでそれらを使ったスープがおすすめです。
家でも常備しやすいお野菜なので、なかなか買い物に行くことが出来なくても作りやすいと思います。
中でもキャベツとレモンのポタージュがおすすめです。
レモンの酸味は免疫力を高めたり、疲労回復にも役立つ食材。イライラなどストレスも和らげてくれます。

5月におすすめの旬の野菜は何ですか?

グリーンピースやスナップエンドウ、そら豆、絹さやなど豆類が美味しい時期です。
老廃物や余分な水分排出や、消化を助けてくれる働きがあります。
スープやサラダ、和え物や炒め物など色々な食べ方で楽しめるのも良いと思います。

ご自身で最近よく作っているスープはありますか?

お味噌汁をよく作っています。発酵食品でもあるお味噌。
春は排出の季節なので、新陳代謝をよくして老廃物や毒素の分解・排出を助けてくれる発酵食品を積極的にとると良いです。免疫力を高めることにも繋がります。
いつものお味噌汁に、春ならではの香りを持つセリや三つ葉、苦味のある菜の花や山菜を取り入れながらバリエーションを楽しんでいます。

本の中から、レシピの一部をご紹介。

1つの野菜で出来るスープ

シンプルスープ:しいたけのスープ

しいたけは、動物性の脂や酸化した油を体中で中和してくれると言われているそう。
脂っぽいものを食べ過ぎてしまった…というときにおすすめです。
【材料】(2人分)
干ししいたけ 2~3個(10g)
梅干し 1~2個
水 400ml
醤油 少量(2~3滴)

【材料】(2人分)
干ししいたけ 2~3個(10g)
梅干し 1~2個
水 400ml
醤油 少量(2~3滴)

【作り方】
1.干ししいたけは軽く洗って分量の水とともに鍋に入れ、1~2時間かけてもどす。
2.1に梅干しを加え、弱めの中火にかける。ふつふつと沸いてきたら、ごく弱火にして30~40分煮る。
3.粗熱を取ってざるでこし、醤油を加える。

ゆっくりもどし、ゆっくり煮ることによってすっきりとした味わいに仕上がります。

毒素を出して巡りをよくする:丸ごと玉ねぎのスープ

外出自粛が続いていることで、イライラやストレスが溜まる人も多いと思います。そんな時におすすめなのが、 毒素を出して巡りをよくする働きがある苦味や香りのある春野菜。
ストレスを和らげてくれます。
【材料】(2人分)
小玉ねぎ 4~6個
昆布だし 400ml
ローリエ 1枚
塩ひとつまみ
塩麹 小さじ1/2

〈薬味とトッピング〉
オリーブ油 適量
黒こしょう 適量

【材料】(2人分)
小玉ねぎ 4~6個
昆布だし 400ml
ローリエ 1枚
塩ひとつまみ
塩麹 小さじ1/2

〈薬味とトッピング〉
オリーブ油 適量
黒こしょう 適量

【作り方】
1.鍋に小玉ねぎを入れて昆布だしをかぶるくらいに注ぎ、ローリエ、塩を加える。ふたをして弱火にかけ」、20~30分ゆっくり煮る。
2.玉ねぎに竹串がすーっと通ったら火を止め、粗熱が取れるまで冷ます。
3.再び火にかけて温め、塩麹を加える。器に盛ってオリーブ油をたらし、黒こしょうをふる。

塩麹を加えることによって、旨味が増して味が決まります。

旬の野菜の組み合わせで出来るスープ

湿を取って水分をためない体になる:焼きキャベツのクミンスープ

なんだか体が重い、むくみが気になる…。そんな時には、たまりがちな水分を排出するスープがおすすめ。
クミンのエスニックな香りで、気分もリフレッシュできます。
【材料】
春キャベツ 2~3枚
玉ねぎ 200g
長いも(皮つき)120g
塩 適量
昆布だし 200ml
豆乳 大さじ2
ローリエ 1枚
クミンシード 小さじ1/3
オリーブ油 大さじ1

〈薬味とトッピング〉
黒こしょう 適量

【材料】
春キャベツ 2~3枚
玉ねぎ 200g
長いも(皮つき)120g
塩 適量
昆布だし 200ml
豆乳 大さじ2
ローリエ 1枚
クミンシード 小さじ1/3
オリーブ油 大さじ1

〈薬味とトッピング〉
黒こしょう 適量

キャベツを焼き色が付くまで炒めて、歯触り良く。玉ねぎと長いものなめらかな食感との対比がおいしさのポイントです。
詳しい作り方は、書籍でぜひご覧ください。

スープに合うご飯

スープとご飯の組み合わせ次第で、満足感のある食事になります。
この本では、ビタミンとミネラルが豊富な玄米と胚芽米のおいしい炊き方や、アレンジご飯のレシピが紹介されています。

はと麦の薬味ご飯

【材料】(3合分)
玄米 2 1/2合
はと麦 1/2合
水 600ml
塩 小さじ1/2
新生姜 大1かけ
青じそ 10枚
みょうが 3個
梅干し 2~3個

【材料】(3合分)
玄米 2 1/2合
はと麦 1/2合
水 600ml
塩 小さじ1/2
新生姜 大1かけ
青じそ 10枚
みょうが 3個
梅干し 2~3個

はと麦は、夏のむくみ予防に良い食材。梅干し、青じそ、みょうがの薬味を混ぜると、さっぱりとおいしいご飯のできあがり。
美味しいご飯の炊き方は、ぜひ本を読んでみてください。

おうちにいる時間で、自分の体を養生しよう

自分で、からだの調子を整える。優しく沁みる、動物性たんぱく質を使わないスープ
朝・昼・晩の食事をきちんと作るのは大変ですが、体に良いものを食べたい…。そんな時にちょうど良いのがスープ。
なかなか外に出られない今だからこそ、自分の体をいたわってみてはいかがでしょうか。
『なんとなく不調をととのえるスープ』は、きっとあなたのおうち養生を助けてくれます。
これからも、なるべく健やかに生きていきましょう。
楽天ブックス: なんとなく不調をととのえるスープ- 鈴木 愛

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