アイスコーヒーの淹れ方はおもに3種類。それぞれの特徴と方法を学んで、おうちでおいしいアイスコーヒーを楽しみましょう。

基本の手順はホットコーヒーを淹れる過程と同じですが、使う豆の焙煎度や量、お湯の分量に注意しましょう。あとで氷を入れることを考えて、一杯分あたりのコーヒー豆の量は12～15g、注ぐお湯を合計140cc程度にして濃いめに抽出するとよいでしょう。

「ウォータードリップ」は、お湯の熱を加えない分、コーヒーの味が素直に出る淹れ方。じっくり一滴一滴、時間をかけて抽出する水出しコーヒー。「コールドブリュー(COLD BREW)」と呼ぶこともあるそうです。

ウォータードリッパーに杯数分のコーヒー粉を入れ、全体が湿るぐらいの水を入れてマドラーなどでかき混ぜ、まんべんなく湿らせます。コーヒーに含まれる油分が水がなじむのに時間がかかるので、全問にムラなくしっかり混ぜるのがポイント。あとは水タンクをセットし、杯数分の水を入れるだけ。セットした水が全て落ちきったら、抽出完了です。

作り方は、1リットルの水にコーヒーパックを一晩（約6～7時間）つけるだけ！麦茶を作る感覚で簡単においしいコーヒーが出来上がります。特別な器具を使う必要がないので、片付けが簡単なのはうれしいポイントですね。

2001年設立の、静岡市にあるコーヒーの直売所＆焙煎所「イフニ ロースティング＆コー」の水出しコーヒーは、「通常タイプ」と、カフェインが入っていない「デカフェ」の2種類があります。

「27 COFFEE ROASTERS」は、神奈川県の湘南エリアにあるスペシャルティコーヒーの専門店。「スペシャルティコーヒー」とは、国内で流通する上位1％未満の高品質のコーヒーのことを指します。

そんなコーヒーの質にこだわりぬいた「27 COFFEE ROASTERS」がプロデュースする水出しコーヒーは、えぐみや雑味のない、すっきりした後味が特徴です。作り方はとっても簡単、800mlの水にパックを入れ、冷蔵庫で12時間程度寝かせるだけ。お手軽に本格的なアイスコーヒーが楽しめます。

理化学用硝子器具の製造・販売メーカーとして1921年に創業し、国内工場で加工から組み立てまでひとつひとつ丁寧に耐熱ガラスの製品を作り上げている「HARIO（ハリオ）」。
便利なストレーナー付きの水出しコーヒー用のボトルはもちろん耐熱仕様。

キャップなどの上部は滑りにくく、熱くなりにくいシリコーン製。パーツは全てバラバラにして丸洗いができるから、お手入れも簡単。ストレーナーにコーヒー粉を入れてセットし、水をゆっくりと注いで冷蔵庫で約8時間ほど寝かせると、美味しい水出しコーヒーの完成です。