寒さがしみる秋冬の夜長。とろりと温まるチーズフォンデュが恋しくなる季節です。専用のコンロやチーズ鍋を揃えて、ビストロやレストランなどで出されるイメージのチーズフォンデュですが、実は、おうちにあるものだけでも簡単にできるんですよ。

チーズフォンデュ専用の器具も、「KINTO」の手にかかればこんなにシンプルでスタイリッシュ。取り外し可能な上皿は電子レンジにかけることもでき、食卓ではキャンドルで温めます。一回り小さなものはバーニャカウダポット。大小揃えて、メインとデザートフォンデュなどで使い分けても楽しそう。

家にあるものでフォンデュを楽しむなら、一人用の土鍋＋ガスコンロでもOK。厚みのある鍋のほうが熱を蓄えて冷めにくく、焦げ付きにくいのでオススメです。TOHJIKI TONYAの片手鍋は、直径15cmと小さめでチーズフォンデュにもおすすめのコンパクトサイズ。

IHコンロで使いたいなら、鋳鉄製の厚鍋をセレクト。直径12cmのストウブのココットならサイズや蓄熱性はもちろん、ころんとしたかわいいフォルムが食卓をおしゃれな雰囲気に。

パンだけを浸して食べることも多い「本場」のチーズフォンデュ。でもせっかくおうちで楽しむなら、いろいろな具材を揃えたいですよね。
フォンデュ鍋ではチーズを絡めるだけで、火は通りません。具材は生で食べられるもの以外は先に火を通して、そのまま食べられる状態にしておきましょう。一口大に切って蒸したり、レンジにかけるだけでOKですよ。

バゲットやカンパーニュなどは軽く焼いて、香ばしさとカリッと感を出しておくと、チーズと絡めたときの食感を楽しめます。くるみやレーズン入りのパンなども変化があっておいしいですよ。

じゃがいもやさつまいも、かぼちゃなど、ほっくりと甘みのある秋冬野菜はチーズフォンデュにおすすめ。そのほか、にんじんやれんこんなどの根菜、ズッキーニやパプリカなどもよく合います。

えび、かに、ほたて、牡蠣、サーモン切り身などの魚介類を添えると、ぐっと贅沢なチーズフォンデュになりますね。

エリンギやマッシュルーム、しいたけやまいたけなど、味や香りの豊かなきのこはチーズによく合います。ワインも進みそう♪

魚のうまみが凝縮したかまぼこやはんぺん、ちくわなどの「練り物」。「チーちく」や「チーズはんぺん」のおいしさを考えれば、チーズフォンデュにおすすめの具…というのも、納得！ですよね。

意外にハマるのが「甘いフルーツ」×「しょっぱいチーズ」の組み合わせ。バナナやりんご、いちごやベリー類など、お好みのフルーツで試してみましょう。

本格的なチーズフォンデュを楽しむなら、ナチュラルチーズをブレンドするところから始めませんか？

①グリュイエール、エメンタール、ゴーダなど、複数のナチュラルチーズを混ぜて使います。
②溶けやすいように刻んでから、コーンスターチ、または片栗粉、小麦粉などを軽くまぶします。
③フォンデュ鍋ににんにくを擦り付けて香りをつけます。
④白ワインを火にかけてアルコールを飛ばし、チーズを入れます。
⑤白ワインでのばしながらゆっくりと溶かしていけば出来上がり。

溶けやすく、塩気がきいているカマンベールチーズは、そのまま溶かすだけでフォンデュにできます。丸い形のまま使えるので、キャンプなどでも人気です。

白味噌と乳製品の相性は抜群。チーズに隠し味としてプラスすることで、あっさり感がありつつもコクを出すことができます。

味の変化をつけるには、トマトジュースやカレールーなどを加えて風味をプラスするのもおすすめです。