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温朝食とは?
温朝食とは、朝食に温かい食事を摂ることです。朝食は一日で最初に食べるごはん。身体を目覚めさせるのにとっても大切な食事です。ひとの体温は寝ている間に下がるので、朝は一番体温が低い状態にあります。空腹で血糖値も下がっているので、体にスムーズにエンジンをかけるには、冷えた体を温めながら栄養を摂れる温朝食がぴったりです。冷たいものよりも温かいものの方が消化にもよく、胃腸に負担もかかりません。温朝食だからこそ、一日を元気にスムーズにスタートさせることができるんですね。毎日続けるほどに、冷え性の改善につながったり、他にも体にうれしいことがたくさんあるんです。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
温朝食は体にうれしいことがいっぱい!
一日を元気にスタート
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温朝食をしっかり食べて、すっきり目覚めることで、一日の流れがスムーズに。
新発見!温かいスープで、脳の働きがスムーズに
温かいスープは、体温を上げるということが、これまでの研究で明らかになっています。今回は、温かいスープが脳機能に与える影響を、脳波を分析し検討しました。その結果、温かいスープを摂取すると、頭がスッキリし、脳が円滑に働く状態になるということがわかりました。
冬はもちろん夏も。冷え対策に◎
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冷えは寒い季節だけのものではありません。暑い夏から冷たいものなどの摂取やエアコンで体を冷やすことで、知らず知らずの間に体に蓄積していってしまうそう!
冷えとうまく付き合うための一つの方法として、「体の中から冷やさない」ことを心がけましょう。そのためには、朝食がポイントとなります。朝は1日の中で最も体温が低く、身体が冷え切っている“朝冷え”の状態です。そのままでいると、もともと抱えていた冷えの症状もより重くなる可能性があります。まずは朝食で身体を中から温めることが大切です。
布団から出るのもつらい冬の朝、寝起きの体温は、一日でいちばん低くなっています。でも、1杯のスープを飲めば、足の先まで温まるというデータがあります。寒い日の朝にぜひお試しいただきたい、新習慣です。
病気知らずの健康体を目指して
体温が高い人は免疫力も高いといわれます。その理由のひとつにあげられているのが、体温が低いと血流が悪くなり、人体最大の免疫器官・腸がうまく働かなくなってしまうということです。低体温を緩和するために、温かいものを継続的に摂取するようにしましょう。身体を温め、体温を上げることが免疫力を高めることになり、風邪やインフルエンザなどの感染症予防につながります。
温朝食にはどんなものがおすすめ?
おすすめはなんといってもスープ!
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具だくさんならスープだけでも十分ですし、いつもの朝食メニューにプラスしても◎。スープなら前日に作ってストック可能ですし、それなら忙しい朝は温めるだけでOKです。手作りなら栄養価もUPして更に体にうれしいですね♪
優先させたいのは、温かくて、サッと喉を通りやすく、消化の良い飲食物です。その意味で、温かいスープはおすすめといえます。より望ましいのは、色々な具材が入ったスープですが、食欲がない方の場合は、朝はお湯で溶いてサッと飲めるようなスープ1杯だけでも良いでしょう。特にコーンポタージュのようにとろみのあるスープは、炭水化物を含んでいるので、脳のエネルギー源であるブドウ糖も摂れます。同じ飲み物でも、コーヒーや緑茶は、逆に身体を冷やしますので、1日のウォーミングアップの役割は果たしにくいといえます。
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時間がないときや、食欲がないときは温かい飲み物だって立派な温朝食!ほっこり温まるホットココアやホットミルクなどはいかがですか?
ココアは他の飲料よりも、言わずと知れた、カカオポリフェノールを豊富に含んでいます。冷え性改善効果があると言われており、食物繊維以外にも鉄分やミネラル分が多く含まれるので、朝、貧血気味の人におすすめの飲み物です。
ココアにもカフェインが入っていますが、コーヒーや紅茶よりは少なめです。さらに疲労回復、動脈硬化・高血圧・血栓・便秘などの予防や改善などの効能があります。また、カカオに含まれるテオブロミンは、リラックス効果があるため、忙しくてなかなかゆっくり朝食を食べられない方も、ココアを入れて、お出かけすると良いです。
噛みごたえがある具材入りがベスト!できれば暖色系の食材で視覚的にも温かい雰囲気だと◎
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洋風なら野菜がごろごろたっぷり入ったベジタブルスープもいいですね♪
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時間がなかったり、食欲があまりない時はクルトンやビスケットなどを少しトッピングするだけでも噛みごたえがでます。
味と香りは個人の好みもあり、一概には言えませんが、暖色系の彩り豊かな食事は食欲を増し、心を温めるとされるので、スープも暖色系の具材をいろいろ入れると良いのではないでしょうか。また、「噛む」ことはストレスを軽減させるので、例えばコーンスープのクルトンのように、ある程度の噛み応えのあるものを入れるといいでしょう。
スープは熱すぎてもNG!適温は60-65℃
温かい汁物であれば、適温は60~65℃といわれています。多くのレストランが、スープを“65℃”くらいの温度で提供しています。なぜなら、この温度で運ばれたスープが、人の口に入るときには60℃くらいまでに下がるため、味わいながら飲むのにちょうどいい温度になるからです。
寒い朝に温かいスープ♪体がぽかぽかしてなんだか元気が出てきたみたい。